山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

大きくなったら

 

園芸店を開くために、貯金をしながら、園芸本を読み、種を蒔き、苗を植え付ける…

今の山田ガーデンには、まだこれしか出来ません。

経営資金は助成金の助けもありますが、そんなものをあてにして始められるほど、開業するということは楽じゃないことくらいは解ります。

それにもっと植物のことを勉強しなくては。

 

息子が小さかった頃、こんなことを聞かれました。

「ねぇねぇ、ママは大きくなったらなにになるの?」 

 

ハッ、としました。

ママはもうずいぶん大きくなったんだけど(笑)そうか、これから何を始めてもいいんだね、幾つになっても夢を叶えていいんだ、と思ったものです。

病気になった時のために保険に入ったり、お財布にいっぱいポイントカードを持ち歩いたり、そういったことがバカらしくなる。

そんなものは純粋に将来を夢見る子供達にとって、どうでもいい話。

ただ真っ直ぐに、今と未来だけしか見ていないのだから。

 

日本テレビで放送していた「おおかみこどもの雨と雪」は大好きな映画なのですが、昨夜の私にはちょっと重かったなぁ。

2人が我が家の子供達と重なるからです。

この映画を観ると苦しくなります。 観る度に苦しさが増しているように感じます。

 

 

種蒔きをしたいと思いつつ、なぜか気分が乗らなくて足踏みしています。

3月も終わるというのに、冷たい風。

 

 
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ムスカリが咲き出しました

青のグラデーションがキレイです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エビ天~土佐水木

 

8分咲きといったところになった土佐水木の花。

昨年と同じ時期に満開となりそうです。

 
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黄色いエビ天みたい

ウチの息子の新雪くんはエビアレルギー。あ、関係ないか。


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3月18日の様子
1週間前は、ようやくほころんできた!という感じでしたが、ゆっくりとここまで咲き進みました。 

 

 

ブログを始めて1番最初に書いたのは、この土佐水木の記事でした。 

桜より早く春を告げ、ギザギザポテトチップスのような厚みのある葉が、夏は道路から丸見えの居間を目隠ししてくれる。 

いい木だと思います。

植えつけた3年前から樹形は崩れることなく、円錐形を保っています。

対して、そっくりな花をつける日向(ひゅうが)水木は、近畿地方に自生している木のよう。

日向水木は細い枝を放射状に伸ばすので、大木にはならず、お庭向けの木なんですって。

(じゃあ土佐水木は庭向けじゃないってことかしらね?) 

 

 

 



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この木の根元に植えつけたクロッカス ジャンヌダルクにも蕾が見えてきました。

共演できるかも知れませんね。

 

 

土佐水木は四国の高知県に自生している木。

街路樹として街のあちこちに植えてあったりするんでしょうか?

 

あ?もしかして高知県にお住まいのガーデナーさんに笑われてる?私…(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

お気に入りの軒下スペース

 

昨日は久しぶりに雨が降ってくれて、水遣りの心配がなくなりました。

地植えのクリスマスローズも花がたくさん咲いているからか、水切れでだらりと下を向いてしまうことが多くて。

しばらくは安心していられます。

 


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リンリン…と鈴の音が聞こえてきそう

 

軒下のスペースがとても好きになりました。

モコモコでかわいいけれど幅をとるコキアのためと、鉢物置き場だったこのスペースを片付け、植物を植え付けたのは秋のことです。

 


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移植したマーガレットも元気よく芽を出しています。

陽の当たる暖かい場所ならば、-6℃になる北関東でも冬越し可能だということが解りました。 

 

 

挿し木していたものも、室内で無事に冬を越しましたよ。

 

その他チューリップもフロックスも元気に育っていますが、ベージュピンク色のガーデンダリア(プチダリア)が芽を出すのか、それだけが気がかり。

 

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2016年11月の様子

春に芽を出すそうですが、3月なのか4月なのかいまいちはっきりわかりません。

現在芽を出す気配なしなのです。

ダリアは球根植物なので、球根がダメになってしまえばもうおしまい。

寒い地域では、秋に球根を掘り上げておく必要があります。

山田ガーデンでは秋に初めて植えたので、冬越しも初めて。球根を掘り上げるという作業は手間になるので、腐葉土で寒さよけのマルチングをして植えっぱなし。

植えっぱなしで花が咲けないのなら、ウチでは育てられないなぁ… 

暖かくなると勝手に芽が出てくるような、ワイルドで強い植物が、山田ガーデンは好きなのです。

 

この一重咲きの小さなダリアは、豪華さこそはないものの、素朴なかわいらしさがあって気に入ったもの。

芽が出なくても、きっとまた秋には植えたくなるに違いありません。

今度は面倒がらずに、きちんと最後まで手をかけることにしよう。

 

 




 

 


 

 

庭を離れて〜美術館のかわいいふきのとう

 

 

休日に出掛けた美術館のガラス窓から、何気なく外に目をやると、こんなかわいらしい子たちが並んでいました。


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枯れたグラスもとても素敵。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

植えてもいいよね⁉ ~セリンセなど

 

明日はフェンスを完成させるための作業日なので、今日のうちに苗を植え付け。

今後1カ月の気温を調べてみると、1週間後にまた寒気がやって来る予想が出ているようですが、もういいよね?植えてもいいですよね⁉

もう雪が降るほど寒くならないよね⁉

土に触れることが本当に嬉しいです。スコップとハサミを持ち、いつまでも庭をウロウロしてしまいます。

 

 
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セリンセは摘芯をしたら脇芽がこれでもかと伸びてきました。

寒さに弱いとか強いとか、ネット上では様々な意見があり、どれが確かなのか判らない。

霜が降りなければ大丈夫そうですが、自分でやってみて確かめるしかありません。

 

 

 
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おぎはら植物園から購入したオリエンタルポピー ロイヤルウェディング

増え過ぎた玉竜を整理して植え込みました。

シャキーンと葉が立っています。元気いっぱい。

花には内側の芯の部分に黒い模様が入ります。

初めて育てる憧れだった花。絶対にこの黒い模様が入るポピーを植えたいと思っていたのに、地元の園芸店では見つけられなかったのです。

ポピー自体人気がないのでしょうね、たぶん。

私はどんな成長をするのか、とっても楽しみです。

 

ちなみに、手前に写ったひょろひょろの枝は、テマリシモツケ サマーワイン。

フェンスを立てるために移植しました。

 

 


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オキシペタラム ブルースター

名前通り青い星のような花を咲かせます。

ただ青い、を通り越して不思議な水色。

水に当たると、花弁に染みができるというのも摩訶不思議な花。 南米原産です。

ただ、耐寒性がないので冬越しを考えなければいけませんね。

葉が起毛していて、ずっと触っていたくなります。

 

 


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シミシフーガ ブルネット

宅急便で届いた時はポチッと土から芽が出ているだけでしたが、葉が展開してきました。

これはカッコいい黒葉のグラス。

猫のしっぽのようなしゅるんとした花穂がつきます。

涼しい日陰になる場所へ植えましょう。 

 

 

こんなに1度にまとめて苗を植え付けたのは初めてです。

今までは、苗をちょっとずつ買ってきては植えて、とのんびりやっていましたが、作りたい庭がはっきり見えてきたので、思い切ってまとめて植えてみました。

昨年より賑やかになりそうな山田ガーデン。

春の終わりから夏にかけて、バラが咲き終わってからも花が絶えないように、まずはそこまでを目標にしてゆこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こぼれ種、万歳!

 

やっぱり寒さが戻って来ました。

雪にならないだけ良かった。今、湿った重い雪に降られると芽が折れたりとダメージを受けるものも多いです。

 


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チューリップ "レムズ フェイバリット"

伸びてまいりました。

昨秋は球根選びにえらい時間をかけたので、期待大。

日に日に伸びる芽が、それはもう可愛くて仕方ありません。

 


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バラ ブラックティーの株元には、小さなビオラの花。

種が飛んでいたのですね。

間違いなく昨年のビオラです。

 
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ほらね。

 

やっぱりこぼれ種はスゴい。

どこから芽が出るか予想がつかない以外は、パーフェクト!私が種蒔きするより、ずっと丈夫でたくましく育つもの。

弱いものは淘汰され、強いものが育ってゆくのも自然の原理。

自分で種蒔きをすると、ひとつでも多く育って欲しくて要らぬ世話をしてしまったりするけれど、もうそんな余計なお世話は、自然界ではどうでもいいわけで。

 


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こぼれ種と言えば、ノースポール。蕾をつけ始めました。

毎年あちこちにたくさん芽を出します。 

園芸店でポット苗を買い、1度だけ植え付けてからは、種が勝手にこぼれ、買わなくてもこの時期に必ず芽を出しています。

これからもっと大きくなって、5月にはウドン粉病になって終了というパターンが多いので、今年は刈り込もう。

 

ただね、困ったことに臭いのです(笑)

こぼれ種ノースポールは、ハエがとまるほど臭い。実際にハエがとまっているのを、この目で見たことがあります(笑)

花は春らしく、とってもかわいらしいだけにホント残念。

 

さぁ、臭いノースポールの花を楽しみに待とうじゃないか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして農地は宅地になる

 

我が家の南側にある広い畑。ご近所の農家さんが手放したそうです。

山田家がこの場所へ移動してきてから、野菜を作っているのを見たことはありませんでした。

昔からの農家さんの持ち物ですが、年を取り作業もできなくなってしまったのでしょう。税金を払うのが大変だから、という理由だそうです。

それでも、定期的に土をかき回し、雑草が生い茂らないように手は入れてくれていました。

何も作らないのなら、少し場所を借りて野菜を作りたいな~、と考えていたところだっただけに、話を聞いてかなりショックを受けています。

 

どうせまた、全部宅地になっちゃうんだ。

もう、うんざりだよ。

 

山田ガーデンの住むこの地域は、本当に田畑がなくなってしまいました。

もう農協が機能しなくなるのではないかと思うくらい。

手放された畑は、一般農地ではなく、市街化区域農地なのだと思われます。農地ならば、農作物を作るための大切な土地なので税金は優遇されているはず。

逆に市街化区域農地は、宅地とほぼ同じくらいの税金がかかるようです。

なぜなら土地の評価が上がるから。

 

 

これ以上宅地を増やさない方法はないのか、県や市で何とかできないのかと考えたけれど、個人の資産だからどうにもできるはずがない。私はそう思っていましたが、どうやら違うみたい。

というより、役所が「町を大きくしよう」と考えたら、その渦中にある農地は瞬く間に税率が変わり、その結果、手放されてしまうということ。

実は山田ガーデン家の隣り合わせの土地も、最近売り地になりました。

年配のご夫婦が宅地を菜園にして野菜作りをしていましたが、こちらも税金の支払いが大変との理由…仕事をリタイアしたらのんびり菜園を、という夢も、今は難しい時代のようです。

 

"土地の上に建物があるから、税金が安くなる"

調べてみたところ、宅地を更地にすると固定資産税が3~4倍に跳ね上がるそう。

だから空き家をひどい状態で放置している人が多いのでしょう。もちろん解体にもプラスの費用がかかりますものね。

 

なぜこんなにも世の中お金、お金なの?

高い税金を払って家庭菜園。本当に好きでなければやってられない!そんな気持ちも解ります。

 

わが愛車は、ボロいフォード製で、新車登録から17年経っています。

もちろん税金は「古い」という理由で増額されています。それでもガンガン払い続けるつもり。

塗装が傷んできたので、業者に頼むか自分でやるか、そんな話まで上がっています。

捨てる気、ゼロ。

 

土地の税金とはケタの違う話ですが、そんな人もここにいますよということで。

 


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フェンスをDIY~中編

 

2月下旬に、家の東側壁面に飾りフェンスを作りましたが、思っていたより板が短く(壁面が広く?) 、イメージとかけ離れた状態で、中途半端な形で終了となっていたDIY

この続きの作業をしました。

フェンスに這わせるつるバラ バレリーナがぐんと伸び出してしまうと、もう作業ができなくなるので、早く完成させないと。

 


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前回苦労して立てたフェンスですが、支柱から引き抜き、60cm左へ移動させました。

右側に出来たスペースに、同じようなフェンスをもう一体立てます。

 

追加の杉板は、ホームセンターで調達。

長さ300cmが5本1束で¥1,600ナリ。

長過ぎて車に積めないので、工作室の電動丸ノコを借りて半分に切ってきました。

さすがにいい木です。もらい物の貫板とは雲泥の差。

バリも少なく、サンダー掛けも短時間で済みました。

サンダー掛けをしていると、主人が不吉なことを言い出します。

「前回使った貫板とは厚みが全然違うし、幅も違ってるよ、コレ。なんで買う時に気付かないの?」

あら、そう。これしか売ってなかったのよ。(ケンカになるのでスルーしました)

 

塗装すると、木目の美しいこと!

こりゃ、右側のフェンスだけプロが作ったみたいになっちゃうな~(笑)

 

 

───と、ここまでは先週土曜日の話。

 

 

昨日はいよいよもう一体の組み立てにかかりました。 

敢えて端を揃えずに、ランダムに固定した横板に、今回買い足した板を繋げようとすると…繋がらない。

だって板の幅が違うのだから当たり前。1cmも違っている。

 

いいの、いいの。別にきっちり作るつもりはないし。

呆れ顔の主人は放っておいて、サッと完成させましょう。 


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ところが。

完成間近でまたもや板が足りなくなりました(笑)

おかしいなぁ、足りると思っていたのに。あと4本か…買い足せばいいさ。

車を走らせたのに、バラ売りの杉板ってないのですよ!

ホームセンターを駆けずり回ること3軒。どこもバラ売りしていない。

300cmが2本だけあれば事足りるのに…もうダメです。意気消沈。

おまけに、主人にフェンス下のクリスマスローズを踏まれ(事故)、ヒメコブシの花芽は折れ(これも事故)…

窮屈な体勢で頑張ってくれているから何も言えず仕舞い。

 

はぁぁ、また来週に続きます…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大震災を忘れない

 

あの日、震源地は宮城県であろうと確信していました。

webの気象庁天気予報には、日本中の地震情報が時系列で確認できるページがあり、それを職場でチェックしていた私は、1週間くらい前から宮城県で頻繁に揺れが発生していたことを知っていたのです。

ちょっと大きな揺れになりそうだったので、職場のスチール机の下に潜り込みました。

窮屈な体勢で目をやった窓の外に、鳥の群れがバーッと飛んで行くのが見えました。これはまずい、と直感的に感じました。

 

大きな揺れが、止まらない。

 

スチール机の下で上下左右に体が振られる。

社内には悲鳴が響きました。

頭上にあった神棚が台ごと、目の前に落ちてきました。

 

数分経ってもまた揺れが来ます。大きな地震は1度では揺れが収まらない。初めて余震というものを知りました。

家に帰りたくても、車に乗り込むと余震で大きく車体が揺れ、怖くてエンジンが掛けられない。

やっとの思いで車を発進させると、道路の信号が消えている。停電してしまっていたのです。

 

その時驚いたのは、そんな中でも道を譲り合うドライバー達。大きな交差点では、片側が5分ほど走ると、待っているもう片側が少しずつ前に出る。それを察知して、流れていた側の車が停止し、反対側が走り出す。

みんな気持ちは一緒。安全に、大切な人が待つ場所へ帰りたい。

不思議と一体感のようなものを感じました。

 

それでも停車している間も揺れは続き、車が横倒しになるのではないかと生きた心地がしませんでした。

いつもの通い慣れた通勤路は、ことごとく家の塀が崩れ落ち、歩道を塞いでいます。

「○○小学校、生徒全員帰宅させています。△△小学校、全員無事です…」

ラジオからは学校の安否情報が流れてきます。

子供達は怖い思いをして身を寄せあっているのだろうな…不安で泣き出しそうになりながら、ハンドルを握っていました。

 

当時小学1年生だった娘は、いつも下校前に教室を出るのは最後の方なのだけれど、あの日あの時間には、なぜか真っ先に教室を出て校庭で遊んでいたそうです。

不思議なことがあるものです。

余震が収まるまで校舎の中で待機する子供達に、先生は言ってくれたそうです。

「先生は死んでもあなた達を守ります」と。

 

片道1時間の職場から倍の時間をかけて家にたどり着きました。

娘は無事に帰宅しており、保育園にいた息子も主人が迎えを済ませてくれていました。

そして、大きな津波が起こっていることを知りました。

 

電力不足からの計画停電

蝋燭の明かりでの晩御飯。

外へ出ると、街灯も家々も光ひとつ点いていない。こんなに真っ暗な夜は2度と見ることはないだろうなと思うくらいの闇。

空にはライトを光らせながら、バタバタと音を響かせ、自衛隊の輸送ヘリが次々に北へ向かって飛んで行く。

静まり返った私の町の上を、どんな想いで飛んでいるんだろう。

この空のずっと北では、想像もできない風景が広がっている。

輸送ヘリを見送ったあの何とも言えない気持ちは、今も忘れることができません。

 


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県内の風評被害、そして実際に放射性物質で汚染された腐葉土が販売されてしまった事実。

山菜採りも魚釣りも自粛要請が出ていました。

 

 

私に起きた出来事、東北で起きたこと。

忘れようとは思っていません。

 

"語り継ぐ義務"とかそんな大層なことではなく、起こった現実の中に、あの時私はいたということ。

東北の悲しみと、原発に怯える日本と世界中からの励まし。その時私はそこに存在していた。

 

それを、私は忘れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アブラムシとの戦いが始まる

 

暖かくなってくると、害虫の中で真っ先にアブラムシが元気に活動を始めます。

息子の看病の合間に庭へ出ると、鉢植えのパンジーに褐色のアブラムシがたくさんくっついていました。

 

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ちょっと離れた場所の白いクリスマスローズにまでついている。

寒い冬になる、と言われていたけれど、年が明けるまで随分暖かかったし、3月も今のところ気温は高め。

アブラムシの活動も昨年より早いです。

 

それにしてもこのアブラムシ、どこから来るのかしらね。

何気なく目をやったロシアンオリーブ。

あぁ、芽吹いてきたわ。

ん?何だか新芽が黒っぽい気がする…?

 


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アブラムシ、びっしり。

ロシアンオリーブに越冬したアブラムシがいたのか、卵が産み付けられていたのでしょう。

すべてはこの木が原因でした。

手のかかる木だよ…まったく。

 

ガーデニングを始めて、まず最初に出会うのが、きっとこの害虫であるアブラムシ。

放っておくととんでもなく増えますよ…

 

胎生♀(胎生雌虫,単性世代の♀)

交尾をせずに幼虫を産み続ける単性の世代です。主に春から晩夏にかけて見られ、大きなコロニーを形成します。胎生♀から生まれる幼虫は皆、親と同一の遺伝子を持つクローンです。

 

♂(雄虫,有翅型♂,有性世代の♂)
有性世代で、翅があり卵生♀と交尾することができます。単性世代に比べ、腹部や胸部が角質化している場合が多く、同じ有翅型でも別種のように異なる場合があります。
主に秋に出現します。

 

卵生♀(卵生雌虫,有性世代の♀)
有性世代で、翅がなく♂と交尾し卵を産みます。主に秋に出現します。
♂同様、体表が角質化する傾向があります。
ただし、アブラムシの分布域は南下するに従って単為生殖のみになる傾向が強く、南西諸島では有性世代は見られません。

 

引用:mushinavi.com

 

羽のあるアブラムシと羽のないアブラムシ、メスのみで増えるアブラムシ、交尾するアブラムシ、卵を産むために秋に出現するアブラムシ…。

アブラムシって、なんかスゴイ。

ロシアンオリーブにいるアブラムシは羽が生えた黒っぽいもの。これはオスなんだね。

もちろん羽がないものもいます。

ということは、秋に出現したアブラムシということか。

冬になる前、または暖かくなる前にも消毒をしておくと効果的なのでしょうね。

 

上記、とてもためになるサイトですが、虫嫌いの方は閲覧にご注意を。

(山田ガーデン、途中でギブアップしました)