山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

ギボウシの季節

 

大好きなギボウシが花を咲かせる頃。 


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植え付け3年目のパトリオットに、初めての花芽が上がってきました。

角度によってはハート型に見える、濃い目のグリーンと縁の白のコントラストが爽やかな品種です。

500円で購入した小さかった株も、花を咲かせることができるくらい大きくなりました。3年かかっていますが、少しずつ大きくなってゆく喜びが味わえます。

時間がゆっくりと庭を作ってくれるんですね。

 


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ワイドブリム 

ギボウシの花は、品種が違ってもどれも同じような薄紫色の花。微妙に花の形や、蕾の付き方が違います。

 

 

おぉ、読み返してみると、ワイドブリムは昨年より開花が1週間ほど遅いですね。 

 

午後は完全な日陰になってしまう山田ガーデンは、太陽が好きな植物を育てるスペースは限られていますが、それを緑鮮やかにカバーしてくれているのがギボウシ達。

ちょっと地味だな~と思うこともあるけれど、やっぱりギボウシ、大好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

スマホカメラは試行錯誤


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先日、ブログ写真の美しいガーデナーさんから、最近の写真を褒めていただけました。

幾つになっても褒められるのは嬉しいものです。

写真に対する意識が変わってきたのは、春先に咲いたスイセン タリアの影響なのです。

 

真っ白なスイセン タリアは、ガーデナーさんのブログ写真に一目惚れして植え付けたもの。

さて開花したから写真に撮ろう!と思った時に気がついた。「美しい花です」と文章に書いても、美しい写真でなければ美しく見えない。視覚がすべてだよなぁ、と思ったのです。

 

この山田ガーデンブログはスマートフォンで写真を撮っているので、出来ないこと・無理なこともたくさんあります。

ぼかすには限度があるし、丸ボケなんて夢のまた夢。構図がありきたりになってしまうのは自身の問題ですが(汗)

そこで、クリップタイプのレンズを使って、出来ないことは違う方法で撮ってみることに方向転換しました。スマートフォンのカメラでも、できることを少しずつ増やしながら、植物の美しさを伝えられるようになりたいと思っています。

 

 

今日の写真は、昨日の雨の中で咲いていたルイ14世

"太陽王"も太陽に当たるとすぐに花弁がチリチリになってしまいます。

光量が少ないことで、逆に重厚な雰囲気に撮ることができました。

 

 

 

 

 

 

もう初夏ですよ~ムクゲ

 

今日は娘の部活の練習試合の予定があり、配車当番にもなっていたのですが、雨降りなのに、なかなか中止の連絡が来なくてヤキモキしていました。

風も出てきて、荒れた天気の1日になりそうです。


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今年もムクゲが咲き出しました。

この木が花をつけると、夏が来るんだなぁと感慨深くなります。

花はすぐに萎んでポロリと落ちるので、掃除も忙しくなるなぁ…とか(笑)

もう1年も半分が過ぎようとしています。早い、早すぎるよ。

12月~2月はガーデニングのオフシーズンだから、実際には春・夏・秋しか活動できないことを考えると、早いと感じるのも仕方のないことかも知れません。

本当はガーデニングにオフシーズンなんてない!と言いたいくらい、山田ガーデンは冬もちょこちょこ作業していますけれど。

 
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最近、カマキリの赤ちゃんがたくさん庭にいることに気づきました。庭のどこかで孵化したのでしょう。

バラに薬剤を撒くときは、良く見てからにしよう。カマキリは結構好きな昆虫のひとつ。カッコいいもんね。

 

 
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2週間前の雷雨で、ひどく雹が降った時は、然程被害がなかったと思っていましたが、大きな葉を広げているものは、やっぱり傷んでいたみたい。

ギボウシもそのひとつ。


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ゴールデンティアラは雹が葉に当たり、切れてしまっています。 

ほとんどのギボウシはこんな状態です。

左側にドクダミが写っていますが、山田ガーデンでは他の植物と同居させています。あの白い花は結構いいもので、増えすぎないように抜き取りながら調整しています。

最近は"五色ドクダミ"なんていう種類もありますし、隠れドクダミファンの方も多いんじゃないかしら。

 

 

 

 

 

 

 

a change of heart

 


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おやおや、ちょっと見ない間にお気に入りのバラ カフェの葉に穴が開いている。

まったく気分が乗らないのに…と思いながら、葉の裏の幼虫を潰しにかかる。

スルッと真上に伸びてきた、つるバラ バレリーナのベーサルシュートはアブラムシだらけで薬剤を噴射。

水遣りだけをするつもりが、こうしてまた庭に引き戻されてゆく。

 

昨日は水遣りだけしていたジョウロに液肥を投入するまでに気持ちが回復してきました。

知らぬ間にラティビダ レッドミジェット メキシカンハットが枯れ込んで、もう回復不能な状態に。きっと根がうまく張れないまま、花が咲いてしまっていたのね。気に入っていたのでショックだけど、いいよ、また植えるよ。

 

The 1975 / A Change Of Heart

カーラジオから流れてきて一目惚れならぬ一耳惚れしてしまったUKロックバンド。

私も女の子達と一緒に"A Change Of Heart"合唱したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静かな庭

山田ガーデンはひっそりと静まり返っています。

スズメの雛の鳴き声も聞こえなくなりました。最初に聞こえてから約2週間経っているし、無事に巣立ったのかと思っていたら、またしても悲しい姿を見つけてしまいました。

まだ柚の木の周りにはスズメが行ったり来たりを繰り返しています。ジュクジュク…と怒っているような警戒している声。

よく見かけるスズメでも、成鳥になれるのはほんの一握り。

自然の厳しさを昨年はアゲハ蝶から教えられ、今年はスズメから────。

 


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小さなガーデンダリアもギボウシの花も、ゼラニウムも、庭で咲いている花にハサミを入れ、愛犬の亡骸と一緒に埋めました。

手入れをして咲かせた花でも勿体ない気持ちは全くなく、逆にもっと切ってしまいたい気持ちにすらなりました。でも時間がなくて。咲いているもの全てを切るつもりでしたが、叶わなかった。

 

温かいコメントをお寄せくださりありがとうございました。返信ができなくてごめんなさい。 

あれからなんとなく、庭に出たいと思えなくなっています。

なんでしょう、急に庭に対する熱が冷めたような感じです。

気分を変えようとクローゼットの洋服を処分して、新しい洋服を買いに出掛けたりもしました。人混みが大嫌いな私には驚くべきことなのですよ。

庭には最低限の水遣りだけをしている日々です。ゆっくりと、また庭に気持ちが向くのを待ちます。

 

真っ先に開いたエキナセアは、偶然にもオレンジ色でした。 

今とっても大好きな色なのに、眩しすぎます。

 

 

 

 

 

 

 

愛犬の死

 


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この年にもなると、死に立ち会うことが増えてきます。案外私は、昔から慶事より身近だったようにも思えます。

我が家の愛犬が夜中に息を引き取りました。

6月ちょっと前から体調が悪化していましたが、敢えて記事には書いていませんでした。

体調が悪いことを事細かに書いたり、具合の悪い様子を写真に撮り、アップしたりすることには、ちょっと嫌悪感を持っています。

 

14年前。あの当時は黒いパグは珍しくて、よく犬種を訊ねられることが多かったなぁ。

鬱の母に笑顔が戻るように、と我が家に迎えた犬でした。

私の子供が成長してゆくにつれて自分の立場を主張するようになり、私が頻繁に叱っていたので、いつの間にか私との信頼関係はなくなっていました。

私に指1本触れられることすら、歯を剥き出しにして拒みましたから、相当なものです。

 

そんな犬でも、小さな体でありながら大きな存在だったのだなぁと改めて思います。

フローリングの床を歩く、ちょっと爪がカツカツと当たる音。それが聞こえてこないことが、こんなにも寂しいものだとは…

 

亡骸は庭の土佐水木の根元に埋葬します。 

黒パグを見かけたら、振り返ってしまう日々が、暫くは続きそう。

 

 

 

 

 

 

雨粒

 

文字どおり1日中雨降りだったおとといから一転、今朝も朝日が輝いています。

涼しくて気持ちのよい朝。しっとりと濡れた庭を写真に収めました。

 

 
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ユーフォルビア アミグダロイデス プルプレア

このこぼれ種は、なかなかの発芽率。

昨年は花がら("花"というには不思議過ぎる)をどこで切ったらいいものか悩みましたが、今年は迷いなく、バッサリ根元からいきました。

 


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ブラッシュ ノアゼット 

新芽が賑やか。

 


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ロータス ブリムストーンは細かい毛で覆われているため、水滴がコロコロと美しい。

 


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ギボウシ ブルーカデットは無事に移植できたようで、蕾が開きだしました。

水滴の中に映る、別の世界。

スマホカメラでもここまで撮れると嬉しいですね。

クリップタイプのマクロレンズを使用しました。

 


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ルドベキア ルビールビーが開花しました。

昨年購入した時よりずっと背が高くなりました。きっと背を抑える薬が効いていたのでしょう。

これが本来の姿。

 

 

 

 

 

 

ガーデンフォトコンテスト 結果発表

 

昨日は、行きつけの園芸店で行われていたガーデンフォトコンテストの結果発表日でした。

何だかもう遠い昔のことのような気がして、応募したことすら半分忘れておりました(笑)自分の中では整理つけちゃったもので。 

 


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エキナセア 

花弁が少しずつ伸びてきました。初めての開花は本当に楽しみ。

黄色の花が咲くのかしら?それともこれから赤くなるのか?根だけの状態で、真冬に購入しているので、全く判らない…

 

 

結果は、入賞することはできませんでした。

解っていました。解っていたけれど、現実を再び突きつけられたショックは大きいです。

 

気にするな、たかが1園芸店のイベントじゃないか。

どんなスタイルの庭が好きかなんて十人十色、それに順位をつけるのはナンセンスだ。

どれだけ世間に通用すると思っていたのか。

と、言い聞かせてみたりする。

ひとつ腑に落ちないのは、咲き誇る豪華なバラでないと入賞出来ないのか?ということ。

やっぱり花の女王はバラであって、その他は引き立て役でしかないのか、という解決しそうもないわだかまりが残りました。

 





 

 

 

季節外れのガーデンシクラメン

 


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鉢植えのガーデンシクラメンが、元気過ぎます。

少しでも涼めるように木陰に置いています。こんなに長く咲くものなのか?

長く咲いていていいものなのか?

シクラメンはしばらくぶりに育てているので、こっちが心配になってしまいます。

 

山田ガーデンを作り始めた頃は、「ありきたりの植物はつまらない!植えたくない!」という意識が強くて、ちょっとトガっていました。

しかし、巷には万人受けする植物が溢れているわけで。だったらよくある植物もうまく取り入れた庭を作ろうと方向転換したのは、ごく最近のこと。

色合いに気をつければ大人の庭が作れる、ということに気付いたのです。

そんな頃に買い求めたガーデンシクラメン、色はどんな植物にも合う白を選びました。だから暑くなってきた現在も、違和感なく山田ガーデンに溶け込んでいます。

 

いよいよ本格的な梅雨空がやってくるようで、晴れ間も本日までの予報です。

雨が当たらない場所へ、そっとお引越しさせましょう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最悪のオリーブ移植作業

 

とうとうこの日がやってきました。

話があってからこの日までが早かった…頭をフル回転して、庭のことばかり考えていました。いつものことだけど。

ある意味幸せな、濃い数日間だったと思います。


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植える場所は山田ガーデンの北側。

その外側は売り地になっており、何もないので、勢いよく風が庭を吹き抜けて困っていました。

 


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朝から掘りました。

掘っても掘っても砂利。おまけに向かいに住んでいる子供たちが邪魔をする…カレンジュラ、踏みつけられる。言ってもきかない。山田ガーデン父が一喝。

もう頼むから自分の家の庭を掘って遊んでくれ。

しかも、オリーブを掘り出す作業を仕切ったのも父。

記事の文面から、嫌な雰囲気が漂っていることでしょう。

そう、結果はお解りですね。最悪なことに太い根が切れてしまったのです。そして写真のように枝を切り落とさなくてはならなくなりました。

ジューンベリーは植える場所がないため、遠慮させてもらいました。

 

想像とはかけ離れた移植作業となってしまいました。

こんなに刈り込んだオリーブなんて欲しくなかったし。私にさせてくれた作業なんてなにひとつなかったもの。

もっと丁寧にやれば、こんなことにはならなかったでしょう。

これじゃあ根付くかどうかもわからないわ…

 

 

時間が経つに連れて、モヤモヤした気持ちが晴れてきました。

力仕事だから大変だろうと、父は率先して作業してくれたのだから、悪くは言えません。

それに、父は執念で根付かせる!と言っています。

私は、根付かなかったら執念でお金を出して、また植えます!(笑)