山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

春の訪れ? 寒波到来

 


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英名 spike winter hazel "土佐水木"  

 

たくさんついている土佐水木の花芽の中に、少しほころんでいるものを見つけました。

昨年の開花は3月末。この蕾だけフライングで咲いてしまうかも知れません。

寒波が来ているし、そんなにうまくはいかないか。 

 

 

こんな残念な話も。 

昨年11月に寄せ植えしたガーデンシクラメンは、ずっと屋外に飾っていましたが、寒さには勝てませんでした。

 

葉が白っぽく変色し、カリカリになってしまいました。

だめになった葉をかなりの数切り取りました。


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シルバーレースも同様。もしかしたら寒さを乗り切れるかも、と淡い期待を持っていた私が浅はかだった…


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ということは、どちらも0℃くらいまでしか耐寒性はない。地植えにしなくて正解でした。

寒波に備え、昨晩から窓辺へ引っ越しです。

 

皆様も急な寒さに体調を崩さぬよう、お気をつけくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

冬の窓辺は満員

 

杉板にサンダー掛け。両面、計12本。

昨日午前中のうちに作業出来て良かったです。夜を待たずに雨が振り出しました。

夜になると冷たい強い風がゴーゴーと吹き荒れ、なかなか寝つけませんでした。

板の着色は部屋でも出来るので、まとまった時間は取れないながらも、そこそこ作業を進めることができます。

これらは何に変身するかと言いますと~家の外壁沿いに立てるフェンスをDIYしたいのです。

どうも壁がのっぺりとしていて気になって仕方がない。気にしているのは、地球上で私ひとりですけれどね(笑)

 

 

今年の仕事始めと同時に、窓辺のゼラニウムが咲き出しました。

花弁の細い、少し華奢な雰囲気の花でした。

 
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英名 geranium "ゼラニウム"

 


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英名 cymbidium "シンビジューム"

こちらは父のもの。確か白い花はこの株だけなのですが、コロンとした形がバラのERジュード ジ オブスキュアを思わせます。

蘭は花茎のあちらこちらから樹液を出します。この蜜が甘くておいしい。さらに、品種によって味が違うのです!お試しあれ。

放っておくと床に垂れてベタベタすることもあるので、ちょっと困りものです。

 

冬の間しばらくは、窓辺は満員御礼状態です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスローズの反抗

 

庭づくりをするようになって、たくさんの方が言っていらっしゃいますが、山田ガーデンも天候や季節にとても敏感になりました。

皆様、お気づきですか?日没が少し遅くなってきていることを。

山田ガーデンの住む北関東は、夕方5時でも西の空に夕焼けが少し残るようになってきました。

4時半に真っ暗になってしまっていた頃には、「早く帰って夕飯の支度をしなきゃ」という気持ちで焦っていましたが、日が延びたということは、春が近づきつつあるということ。

寒さはこれからいっそう厳しくなります。

でも、植物に対して猫可愛がりはしません。この寒さに勝てるだけの生命力があるかどうか。山田ガーデンはそれだけを見守ります。

 

 

今朝のNHK趣味の園芸」はクリスマスローズ特集でした。

2~3時間陽の当たる場所ならどこでも育つ、強い植物。今すぐ植えてください!とのお言葉に、妙に納得してしまいました。

 

クリスマスローズ、と聞くと思い出す出来事があります。

クリスマスローズブームが起きた頃、隣のお宅の庭にきれいに咲いたらしいよ、と家族で何気ない話をしていた時のこと。

母は冷たく言い放ちました。

 

「わたし、あの花大嫌い。下向きで咲くから気が滅入る。」

 

強いあの一言が今でも忘れられません。

 

 

"負の連鎖"という言葉があるように、身近な人間にそのように冷たく対応され続けると、知らずと自分も、同じような態度をとるようになってしまう。

母は言葉どおり、そうなってしまいました。

 

私は。

私はそれでもクリスマスローズを買い求めました。

負の連鎖になんて負けてなるものか。

母の顔色を伺いながら、母の言葉に怯えながらなんて生きていくものか。

あの強い拒絶の一言は、ずっと心に残っているけれど、私は母と同じ人間になる必要はないから───。

 

 
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私は永遠の反抗期。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナエマのナマエ

 

昨日は一昨日よりも北風が冷たく、お正月休みの最終日だったのに無駄な過ごし方をしてしまいました。

屋外でしかできない杉板のヤスリ掛けも、粉が舞うのでダメ。

油性ニス塗りももちろんダメ。

何となくホームセンターへ出掛けたものの、人もまばら。だって寒くて屋外にいられないくらいなんですもの…

それでもバラの苗だけは一通りチェックしてきました。

オールドローズの長尺苗は見ていて楽しかったです。たくさんのオールドローズを見る機会はなかなかありませんから。

 

笑えたのは、その時一緒にいた娘の一言。 

「へぇ~"ナマエ"って名前のバラがあるんだぁ」

いやいや、ナエマだから(苦笑)

お約束の読み違えでした。

でもね、これで彼女の脳のどこかに、"ナマエだかナエマだか言うバラがある"ってことがインプットされたら嬉しい。

ただ、それだけでいいのよ。

 

 

 


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山田ガーデンには、クリスマスプレゼントのバレリーナの苗だけが、まだ手付かずのままになっています。

場所がいまいち決まらなくて(泣)

それにしても、寒い朝… 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スッポンフックなるもの

 

仕事始めまで、日が迫ってきました。

庭作業をしない日がこんなに長く続いたらもったいない。だって、過ぎた時間はもう戻って来ないから、何かしら意味のある1日にしなければ、と思ってしまいます。

お年寄りみたいな考えだけれど、仕事が始まると本当に時間が取れないので…

 

 

つるバラ 新雪の誘引準備でもしようかな、と取り出したのはこれ。


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────というフック。

 

家の外壁にバラの枝を固定するためのワイヤーを、きっちり引き直すため購入しておいたものです。

硬いステンレスのワイヤーをピンと張るには、こういったフックが所々に必要なのだと昨年身をもって実感しました。

父の許可が出たので、思いきって外壁に取り付けることに!

樹脂を火で溶かして接着するので、2度と後戻りは出来ない、失敗は許されないというフックです。

 

あれこれと位置を見ながら、そしてあーだこーだと考えながら作業を始めたはよかったのですが…

風が強くて、ライターの火がつかない…3個取り付けてギブアップ。

昨日はあんなに穏やかに晴れていたのに悔しい~!!!

 

 


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消化不良気味なので、夕飯後に木材の着色など。

 

 

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【2020年5月 追記】

  

あれからスッポンフックは使っていません。外壁に接着したものの、残念ながら大きなつるバラには使い物にならないことがわかりました。

ラージクライミングローズと呼ばれる大型のつるバラは、伸びたつるにかなりの重さがあります。スッポンフックがその重さに耐えきれず、接着が外れてしまうのです。結局、取り付けたフックのほとんどが外れてしまうという結果に。つるの細い品種になら充分使えるとは思います。

 

 

 


 

 

 

ツンツン兄弟

 

山田ガーデンのライフスタイルは庭づくりが中心の柱になっていて、子育てと仕事がその両脇にある。イメージではそんな3本柱。

あまりにも庭づくりの事ばかり考えているからか、キラキラ光るナメ◯ジの卵が溢れ出てきてパニックになるという初夢をみました…

よりによって大嫌いなナメ◯ジ…

今年を暗示するかのような不吉すぎる夢でした(笑)

 


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英名 melinis "メリニス"

英名 carex / sedge grass "カレックス ブロンズカール"

 

 

手前に植えてある植物が、色といい、まるで作り物のようで命を感じられないカレックスです(笑)ポキポキと折れそう…生きているのかどうかも怪しいですな(ウソ)。

株が充実してくると花も咲くようです。

細い葉先がゆるくカールしているの、わかります?

 

メリニスはすっかり色褪せて、元日にいがぐり頭にカットしました。
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なんだか、かわいくなりました~

寒さには強くないようですが、あちこち土手に生えているツンツン植物の一種だと思えば、たぶん大丈夫。過保護にはしません。

 

 

 

春まで、あと60日。頑張って。

 

 

 

 

 

ゼラニウムの蕾

 

今年はとても暖かなお正月。

買ったばかりのアラジンストーブのおかげだけではないみたい。

親戚の集まる新年会の準備、古い家では足先が冷えて冷えて、毎年辛い思いをしていたのだけれど、今年は楽に動くことができました。

 


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geranium "ゼラニウム"

 

暖かい窓辺ですくすくと成長中の斑入りゼラニウムです。

葉の数が爆発的に増え、蕾が上がってきました。 

この頭をもたげた蕾の姿が好きです。ワクワクします。

確か、売り場では濃いピンク色の花をつけていましたっけ。

 


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父が喜んで水をあげてくれるのですが、毎日はやり過ぎでしょう…

やんわりと母から頻度を減らすよう話しておいてもらいました。私じゃあカドの立つ物言いになること間違いなしだから。

結果、3~4日毎になってくれたようです。ホッ。

寒い時期は水分があまり蒸発しないので、水やりに悩むこともありますよね。

必ず土に触れてみて、内部が湿っているようならやらない。乾いていたらたっぷりと与える。

メリハリをつければ、根腐れすることはありません。

 

 


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チラリズム(笑)

ピンクが見えますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

元日の庭からご挨拶

 

年明けの一番最初に何の曲を聴くか。

いつからそう考えるようになったか解らないけれど、その1曲が、これから始まる1年を引っ張ってくれる。そんな重要な1曲になるような気がして、あれこれと厳選し、深呼吸をしてから誰にも邪魔されずにフルで楽しむ。

そんな新年の些細なルーティンワークをずっと守ってきています。

 

新しい始まりには、やっぱり前向きに頑張る力をくれる、そんなアップテンポな曲が選考対象になる傾向があります。

 

今年初の1曲は、これにしました!

 

BUMP OF CHICKEN - "GO"

歌詞のとおりに、"怖がりながらも選んだ未来は、とても素晴らしい日になる" に違いない。

きっと、素晴らしい1年になるよ。そんな願いを込めて。

 

 


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英名 aquilegia "オダマキ"

 

元日、殺風景になった庭で頑張る小さな青い芽。

昔から日本にある種は強いですね。

山田ガーデンのあちこちに散らばっている落ち葉は、株の防寒になるのでそのままにしてあります。本当はゴミ袋に詰めてスッキリさせたいところですが、春まではじっと我慢、我慢。

 


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こんな雑多な感じも嫌いじゃない

 

 

2017年も、日本中のガーデナーさんが穏やかに庭づくりを楽しめる1年になりますように。 

 

 

 

 




 

 

ガーデナーの皆様、どうぞ良いお年を


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1年の締めくくりにふさわしい、眩しいほどの真っ白なとちおとめの花!

 

2016年3月からブログを始めて9カ月。初めての年の瀬を迎えます。

本日までお読み頂いた皆様、本当にありがとうございました。なんて、今日で終わる訳ではありませんよ(笑)

時期柄、今年1年の総括なんぞをさせていただこうかと。どうぞお付き合い下さい。

 

 

はっきりと書いたことはなかった、山田ガーデンがブログを始めたきっかけ。

それはいつか園芸店を開業したいという夢を形にするためです。

欲しい植物が手に入らない、生き物に対しての愛情が感じられない、そんな残念な店を目の当たりにして、

「私ならもっとこうするのに、なぜ工夫しないのか?」

という疑問と、心から植物が好きで、真剣に庭と向き合う一消費者の日常作業を発信したくなったことからでした。

予想はしていましたが、自分の文章力の無さに伝えたいことが表現出来ず、情けなくて落ち込んだりもしました(笑)。自分でも思うもの。「文章が固い、ネガティブブログだなぁ」って(笑)

でも書くことが楽しくて楽しくて仕方なかった、そんな2016年でした。

 

 

同じように植物を愛するブロガーの皆様からも、たくさんのことを学ばせて頂きました。

日本のどこかに自分と同じように植物を愛している人がいる。コメントで交流できたことは、私の宝です。

読んでくださる、コメントをくださる皆様に支えられてとても幸せ。本当にありがとうございます。

 

皆様、どうぞ良い新年をお迎えくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

ブラッシュ ノアゼットの誘引で、年内締め作業

 

昨夜の関東地方の地震には驚きました。

震源地は東日本大震災と同じくらいの揺れだったのでしょうね。

こちらは揺れは強くはなかったけれど、テレビとスマホからの警報音に体が凍りつきました。

年末だというのに、もちろん自然は私達の都合など考えてくれる訳もなく…

どうか皆様の不安が1日も早く取り除かれますように。

 

 

 

年内の仕事も終わり、やっと休みに入りました。

1年間本当によく働きました…いや、今までもずっと働いてきたけれど、今年は転職し環境が変わったりして、落ち着かない時期があって辛かった。けれど辞めずになんとか続けることが出来ました。偉いぞ、頑張った。

家の中のことはほどほどに、ゆっくりやれば良し。少しの間、自分の時間を楽しもうではないか!

 

というわけで、大好きなオールドローズのブラッシュ  ノアゼットの誘引を、今年最後の庭作業にしたいと思います。

 


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紅葉がキレイです

あまり考えたことがありませんでしたが、バラも紅葉するのですよね。今年の大きな気付きです。

 

咲いていない時がないくらい良く咲き、山田ガーデンブログの登場回数ベスト3に入るバラです(たぶん)。

植えて8カ月、長いつるは2mを超えました。素直に真っ直ぐ伸びる細い枝は、作業をする側としてもストレスフリー。

伸びたらその都度、麻紐でアーチに固定してきたので、そんなにやることはないのですが、全体を剪定して様々な高さに花がつくようにしてあげます。

葉は敢えて自然にさせておこうという方向で、今は青いものはそのまま残します。 

そのうち枯れて落ちるでしょう。その方が根にやさしいのだそうですよ。

 


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棘は結構あるので、痛い作業です

こんな風に麻紐で縛ってゆきます。


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こんな技まで使ってみました

 

 

痛いのに、嬉しい作業。私って何者?(笑)