山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

おばあちゃんみたいなバラの開花~ディスタントドラムス

 

GWを迎えても、私の過ごし方はいつもの週末と何ら変わりません。

変わること、それは洗濯機を回す回数が増えるのと、翌日の心配もなくのんびり庭にいられる時間が長くなることだけ。太陽の動きに合わせて表情を変えてゆく庭を見られるのは休日だけですので、家でゆっくり過ごすのも、私にとっては貴重なのです。

 



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チューリップが終わり、落ち着いた姿の庭に、待ちに待ったバラ ディスタントドラムスが開花しました。連休初日に咲くとは縁起がいい。

 


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高さ40cm位の位置に、蕾がぼんぼんと上がっています。光っていて判りにくいですが、中心部はベージュピンクで外側に向かって花弁が濃い色に。このグラデーションを楽しみにしていたのです!

香りはティー香+ミルラ香となっていますが、山田ガーデンはミルラ香がよく解っておりませんので、うまく表現することができません(笑) 

 


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f:id:y-garden:20180429082419j:image巻き巻き。

蕾が濃い赤なのに咲くと異なる色、という点も山田ガーデンの好みです。蕾と開花した花が混ざりあっている時、まるで2種類が混栽しているようでリッチな気分になるから。意味解りませんよね (汗)

 


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花弁1枚1枚にも色のグラデーションが。 

これが "おばあちゃんの家に咲いているみたいなバラ" と私が呼ぶ所以。

 

 

 



 

 

何度見ても巻き付く姿に感心しちゃうのだ~クレマチス

 


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今年はクレマチスのつるを何としても伸び散らかさないようにしよう!と決めてから、毎朝必ず確認しています。

放っておくと上に上にどんどん伸びてゆき、高い位置に花が咲いてしまいます。トレリスやオベリスクに咲かせたくて設置したのに、細いつるが折れてしまいそうで、怖くて曲げることが出来なかったのです。

いつまでも怖がってもいられません。どこまでなら曲げられるのか、経験して学ばなきゃ。

因みに写真の原種チューリップ ステラータは、今はもう咲き終わっています。このクレマの記事は下書きでちょっと温めてしまったのでね。

 


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やってみると解ります。つるが柔らかい今ならば結構いけます。

山田ガーデンがクレマチスを育てて1番驚いたのは、その巻き付き方。


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つるが支柱に巻き付くのではなく、葉の部分が上手いこと巻きつくのです。まるで触手のよう!しっかりと巻き付いた後に葉を広げて、その場所へ落ち着きます。

これは赤紫色に金色のシベのマダム ジュリア コレボン。今年はつるが何本もあってたくさん咲きそうです。

 


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こちらはテッセン。作り直したトレリスが少し太かったけれど、なんとか巻き付いてくれています。 いや違う、ぐるぐると巻き付かせています(笑)

 

 

スーパーで買い物したついでに、趣味の園芸5月号を立ち読みしてきました。5月号は毎年バラとクレマチスの特集ですね。毎号チェックしている身としては、また今年も同じか…と。嫌いじゃないのですよ、ちょっとマンネリ気味だとは思ってますが。スミマセン。 

 

 

 

 

 

 

 

夕暮れオダマキ

 


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仕事から帰り、庭へ出ました。

朝は開いていなかったオダマキ。洗濯日和だった日中に開いたようです。

 


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小さくて心許なかったので、ミニアイアンフェンスで目印をつけていたのですが、それでも誰かに踏まれてしまったらしく、アイアンフェンスが折れ曲がっていました… (間違いなく父の仕業でしょう)

朝、地面にひれ伏していた花茎を、曲げて直したアイアンフェンスで支えての開花だったので、ホッとしました。「良かった、咲いたんだね」思わず呟いていました。

 


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そしてもう1株。青いオダマキ

この2つのオダマキ、 間違いなく2016年に山田ガーデンに咲いていたものです。

 

 

こぼれ種が発芽するのは夏の頃なので、それから冬を越しての翌春には、まだ小さくて咲けるような株には成長しません。そこから更に丸1年かかってやっと開花できる株になります。

 

オダマキの記事を書いた2016年の春はブログを始めたばかりでした。毎日1桁しかPV数はありませんでしたが、それでも読んで下さる方が日本のどこかにいるのだと思うと、嬉しくてね。発信することが楽しくて、辛いと感じたことはなかったのですよ。

2年越しのオダマキは、そんな思い出まで連れてきてくれました。 

 


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強い雨に打たれて、チューリップも終わりの頃。それでもまだ、充分美しいのです。


 

 

 

 

 

メダカと睡蓮

 

玄関前のスペースにある大きな鉢で、父がメダカを飼っています。冬の間に水を替えなかったため、残念ながら全滅してしまいました。

ここ最近、同居している両親の体力の衰えを感じます。

以前はやっていたことを億劫がってやらなくなったり、例えば可燃ゴミの分別なども、プラスチック類とその他可燃に分別しなくてはならないのですが、父は面倒だと言って全て一緒にしてしまう。私が分けても、結局同じ日に全て出してしまうので、無駄骨になってしまいます。そんな面倒なこと、一々やってられるか!と近所の方とケンカになったことも…ゴミ収集日が幾つもあることが、気持ちの負担になるのでしょう。

母は長年の闘病で家事は一切出来なくなりました。自治会の集まりにも出ないと言うので、山田ガーデンが今年から参加しています。

山田家は居候の身ではありますが、私達がいなかったら、今頃父母は生活できていたんだろうかと考えてしまいます。いなきゃいないで何とかするのでしょうが。

 

そんな調子ですので、父はメダカの住む鉢も「炭を入れておけば綺麗を保てる」くらいにしか考えていなかったようです。水に浮かべていたホテイ草もこれでもかと増やし、メダカがいるとは思えない状態になっていたし。

待っていても父はメダカを買いに行きそうもないので、週末に主人と睡蓮鉢専門店へメダカを買いに出掛けてきました。

 

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「鉢の中に微生物がいないと、メダカのフンを分解できないから、水が濁る。炭ではダメよ。今朝株分けした睡蓮があるから、それを沈めておきなさい。」

以前、熱帯スイレンのティナという品種を育てたことがあります。小振りな青紫の花が咲く、素敵なスイレンでした。赤玉土を潰して水で練ったもので植え付けました。本にそう書いてあったから。

しかしお店のおばさま曰く、「赤玉土鹿沼土も微生物がいないからダメ」 だと。田んぼの土が1番良いそうです。

睡蓮の根が落ち着いたら、鉢から抜き、直接大鉢に土を入れて植え付けるように、とアドバイスをいただきました。

 

睡蓮の間を超高速で泳ぐメダカは、いつまで見ていても飽きません。水生植物の良さとは、時間が止まったかのようなゆったりとした静寂を生み出すことなんじゃないかな。

静の睡蓮と弾丸のようなスピードで泳ぎ回るメダカ。まるで母親がそっと子どもを見守っているみたい。この鉢の中にしっかりと生態系を作り出したい。

 

 

 

 

 

 

 

バラの様子~今年1番に咲いたのは

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北関東もいよいよバラの開花シーズンが始まろうとしています。例年はゴールデンウィーク頃に早いものは咲き出し、5月中旬から賑やかになりますが、今年は早いですね。ゴールデンウィーク中に楽しむことができそうです。

クレマチスの記事を書いているところでしたが、山田ガーデンのバラの成長が著しいので、慌ててバラ記事を書き出しました。

 


f:id:y-garden:20180423081558j:imageディスタント ドラムス

大人っぽい雰囲気のある赤い蕾です。もしかして1番に咲きだすかも、と思っていましたが、予想は外れました。

はい、別のバラが咲き出したのです!

 


f:id:y-garden:20180423082306j:imageアブラハム ダービー

飴玉みたいに真ん丸の蕾です。少ない蕾ですが、大切に大切に見守っています。

 


f:id:y-garden:20180423082356j:imageセンチメンタル

平咲きで花弁の数が少ないので、蕾が頼りないくらい小さいサイズ。ダービーとは大違いです。

この葉はとても薄く、裏側には細かい毛が生えています。だからといって病気に強いわけではありませんけれど(笑)

 


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そして1輪咲き出したのは、チャイナローズのルイ14世。やっぱり王は常に1番。



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日中少し陽が差すと、花弁が開き、レモンの香りが漂います。そうそう、この香り。待ちわびていた懐かしい香りです。

 

 







必需品!シルバーリーフ


f:id:y-garden:20180421080826j:image英名 : lavender : ラベンダー

今年も蕾をつけてくれました。俗に言うフレンチラベンダーです。乾燥する軒下、雨が当たるか当たらないかという場所で育てています。土なんて、いつもパサパサですよ(笑)

 
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これから、ぷっくりとした部分に小さな黒い花を咲かせます。 ますますイモムシっぽくなってくるので、今が1番素敵な時かも知れません。

 

 

余りにも爽やかな良い天気なので、冬の寄せ植えを崩して、庭に植え直しました。


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宿根草のシルバーリーフは銅葉のペンステモンの傍に植え、暗くなりがちな部分を明るく演出。日陰にもいいですね。再び大活躍してくれそうです。


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一応これもシルバーリーフですね、のカルドン (左奥)

 


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ラムズイヤーは古い株を整理したので、また1から育て直しです。

 


f:id:y-garden:20180422074443j:imageセラスチューム

線の細いなでしこ、といったところでしょうか。


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日陰が多い山田ガーデンには、シルバーリーフは欠かせない植物です。

 

 

 

 

山田ガーデンの果樹たち

 
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花が咲いたばかりだと思ったら、もう房スグリの実が膨らみ出しています。春から夏へ、季節の変わりを感じる青い実。

 

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赤い実のなる姿が可愛い!と、ホームセンターで買ってから約20年。長い年月が経ちましたが、それでも背丈は100cm弱というところ。

虫は付かない、病気にもならない。1株だけで実をつけます。春先、誰よりも真っ先に芽を出し、秋には誰よりも早く眠りにつく。なんて優等生なのでしょう。透き通った赤い実の美しさも一見の価値アリ!実のなる果樹を探している方にお勧めです。

 


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昨年、職場の配布会で戴いてきたブルーベリーには、もう花が!咲くのは来年だと思っていたのに、さすが噂通りの強さだわ。

しかし音叉のような二股の樹形ときたら…なんとかしなきゃ。

 


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フェンスに誘引してあるマスカットも葉を広げ始めました。フェンスのすぐ向こうはアスファルトなので、情緒も何もありません(汗)

だから散歩している方には驚かれたことがあります。「食べられるブドウがなるんですか !?」って。アスファルトの照り返しを受けている実が食用だとは思えませんよね (笑)

今年は薬品を使って、種無しになるようにするつもりです。

 

 

 

 

 

 

メーデーにはスズランを

 


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今日は初夏の陽気になるらしいわよ、奥さん。もう5月も近いものね~。

あらやだ、私ったらジニアの種を蒔き忘れてるわぁ。 早くしないと夏が来ちゃう。



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少しずつ増えて来ているスズランは、以前住んでいた所の庭に咲いていたもの。未だにまとまりのない、北側の完全日陰です。ぎゅっと密集してくれなくて、離れた所に芽を出してきます。柔らかな葉はあっという間に固く、濃いグリーンへ変わってゆきます。

子供の頃から「スズランには毒があるから摘まないように」と言われてきたので、かわいいのに怖い植物なんだ…と今でも思っています。

 

フランスでは5月1日のメーデーにスズランを贈り合う習慣があります。スズランは幸せのシンボルなんですって。スズランのブーケを篭に入れ、小さなかわいい子供たちが売り歩く姿が見られるそうです。 この日だけは、お花屋さんでなくても、誰でもスズランを売ることができるそうです。

 


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山田ガーデンから皆様へ、ちょっと時期は早いけれどスズランを。

いつも訪れてくださり、また励ましのコメント、本当にありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

不登校な彼の将来

 

忙しくて、気持ちがざわざわ。余裕がなくて書く気力が失せています。皆様のブログにもお邪魔できずにごめんなさい。

窓から庭を見たら、タリアがチリチリになって、いつの間にか終わっていました。

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神様は、乗り越えられない試練は与えないと言いますが、本当かな。しばらく頑張ってきたけれど、あと何年試練は続くんだろう…

いつになったら息子は学校に戻るのかな。そのために私は何をしたらいいんだろうか。そもそも学校には行かなければならないのかな。大人数が苦手っていうのも解らないでもないし。

 


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仕事から帰って庭に出ると、柔らかな優しい香りが漂っていました。そうだ、ロシアンオリーブがそろそろ咲きそうだったんだっけ。雨の中で咲いていたんだね。ごめんなさい、塞ぎ込んでいて忘れていたよ。

 

 
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雨上がりの庭に、じいちゃんとアブラムシの駆除剤を撒いてくれたんだってね。ありがとう。どの植物にかけてくれたのかは問い詰めないでおくよ。 雨上がりの植物に水滴が残っていたかどうかも。

 

もし、植物に興味を持って、もっと知りたい気持ちが湧いてきたら、キューガーデンに勉強に行こうよ。

現実からかけ離れた、バカみたいな話かも知れないけれど、そんな人生もいいかも知れない。

 



 

 

チューリップの魅力

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チューリップって、写真に撮りたくなる魅力を持っている。それは縦写真を撮るようになって気づいたことです。

葉がまるで、ドレスのスカートのようで、ドレスを着た貴婦人が並んでいるみたいに見えるのです。山田ガーデンは日陰だということもあり、影が逆にクラシカルな、大人っぽい雰囲気にしてくれるように思えます。

陽を浴びて鮮やかに輝く、元気印のチューリップとは印象がまた違うでしょう?

 

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だから美しいスカートまでちゃんと撮ってあげなきゃね。

 


f:id:y-garden:20180501124043j:imageラ・ベルエポック

ブラウン色のチューリップということで、咲くのを楽しみにしていました。

私の子供の頃には想像もしなかった色の植物がどんどんどんどん生まれて、本当にすごい時代になりました。 

チューリップの根元には、丸鉢いっぱいに芽を出したボリジを息子に手伝ってもらい、一緒に移植しました。穴を掘ったところに私が苗を置いていき、息子が土を足して根元を軽く押さえて。最後に水やりもやってもらいました。

息子の中学校生活は…書くと長くなるので後日別記事でお話ししますね。

 


f:id:y-garden:20180416222559j:imageすっかり黄色が抜けて、ピンク色になったマンゴーチャーム

 


f:id:y-garden:20180416222853j:image終盤のスラワ

さぁこれからはモリモリ肥料をあげて、来年も咲けるような大きな球根になってもらわなきゃ。