山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

4月2週目のバラと愚痴

 

朝から雨です。荒れ模様になる恐れありですが、こちらは静か。風もなく、弱い雨です。

娘の部活の練習試合は中止になるのかなぁ。送迎がなくなったらのんびりしたいのに、庭には出られません。

撮り溜めていた写真で、久しぶりのバラ記事でも。

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これは初めてブログに登場します、ディスタント ドラムスです。

嬉しい蕾を数えてみたら9個ありました。既にウドン粉気味ですけれど(汗) 原因は冬の間に繁らせたままだった新芽から広がったのです。どうすりゃ良かったのでしょう?葉だけカットしておけば良かったかもね。

 


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アブラハム ダービーにも蕾を発見しました。今年は2~3個といったところですが、コガネムシの幼虫にほとんど根を食べられてしまっていたのだから、これで充分です。

この新しい葉の色、赤から抹茶色に変わる今が好きです。

 


f:id:y-garden:20180413140205j:image大好きなカフェもとても元気


f:id:y-garden:20180413215245j:image今年も開花第1号はチャイナローズのルイ14世になりそう
 

今年はやけにアブラムシが多い気がします。つるバラ新雪にもかなり見かけるので、見つけたら指で潰しています。1度薬剤を吹いてはいるのですが、無差別に虫を殺したくもないし、手の届かない枝は黙認しています。 

 

南向きの場所にあるモミジには、黒いアブラムシがびっしり!(写真自粛) 見かねた父がホースのノズルをジェット噴射にして、水をかけまくっていました。

本人はアブラムシがいなくなった、と満足げでしたが、当然水で吹き飛ばしたくらいじゃあ、アブラムシは死にません。下草には落ちたアブラムシがびっしり!傍に置いていた私のフェンネルの寄せ植えにも…(涙) あぁ、なんてこと!

 

それから、山田ガーデンの勝手口付近に、赤いエキナセアの株を植えていたのですが、先日の朝に庭を見回っていたら、いないのですよ、そのエキナセアが!

土が小さな山になっている状態。はて、私が何処かへ移植したんだっけ?と庭を探したけれど、いない。まさか、勝手口から誰かが侵入してエキナセアを持ち去ったか?と色々考えたけれど、そんな可能性はほぼない。

恐る恐る父に聞いたら、「グレコマを抜いていた時に、一緒に抜いて捨てたかも」

 

はぁ⁉ なにやらかしてくれてんのよ!手を出さないでって言ってるでしょうが!!!

────なんて、言えない。居候の身ですから…

 

あぁ、愚痴の字数の方が多くなってしまった。全ての植物に名前プレート立てなきゃ… 

 

 

 

 

 

 



スマート!~原種チューリップ ステラータ

 


f:id:y-garden:20180412203646j:image4月12日

週末に咲くのでは、との予想は見事にハズレ。逆に嬉しいハズレとなりました。庭に出ると、スマートな花弁が広がっていました。原種チューリップのステラータです。

花弁がカーブしていないので皿状に目一杯開きます。山田ガーデンに初めて咲いた品種です。 

 
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色の付いた花弁が外側のもので、真っ白な花弁が内側。開けば色付き・色なしが交互になるというわけです。

原種チューリップも種類が幾つもありますが、レディージェーンもクルシアナもこのステラータも、みんなそっくり過ぎて違いが判りません!(笑)

 


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ミックス売りだったラ・ベルエポックとアップスターも間もなく!チューリップ第2陣が開花の準備中。



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アップスターの幾つかは開いてきています。

花弁の数が多いので、たっぷりした感じがたまりません!素敵!

 

ところで、山田ガーデンはスマホでブログ記事を書いたり閲覧したりしていますが、数日前からはてなブロググループのトップ画面が変更になったようで、スマートフォン用の画面のレイアウトに変わりました。

これが慣れなくて…以前はスクロールしなくても新着記事が一覧で見られて便利だったのに、元に戻して欲しい!何でもかんでもスクロールすりゃ見やすいわけではないのですよぅ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロシアンオリーブのお母さん

 

ぶっちゃけ聞きたい。ロシアンオリーブって人気のある木なのでしょうか?気付いたらロシアンオリーブ関連記事が、山田ガーデンブログの注目記事欄に長いこと鎮座しています。

いつも言っていますが、ロシアンオリーブはあのオリーブの木とは全く関係ない木です。何となく雰囲気がオリーブの木みたいだからそんな名前が付いただけで、本当はホソバグミの木なのですよ。


f:id:y-garden:20180412203006j:image蕾がいっぱい!間もなく開花です
 

  

先日、榧の実さん(id:kigoya)のブログで興味深い植物が紹介されていました。榧の実さん、初めまして。山田ガーデンです。記事の言及失礼いたします。

私、この写真に釘付けになりました。初めて見るグミの木、グミの花です。これぞロシアンオリーブのお母さん!なんて立派な花でしょう!

 




f:id:y-garden:20180411231738j:image2017年4月29日

ロシアンオリーブは、グミの花のミニチュア版といったところでしょうか。花形は全く一緒なのですね。下向きにぶら下がるように咲くのも、葉の付き方も同じです。グミの花はどんな香りがするのでしょう…

 

団塊の世代が子供だった頃、ざっと半世紀前には、実のなる木があちらこちらに植えられていたといいます。柿やざくろアケビ、イチジク、ビワなど、食料として収穫できるので、好んで植えられていたのでしょう。甘酸っぱい実のなるグミもまた、その実を摘んで食べた思い出のある方もいらっしゃると思います。

真っ赤に輝く楕円形の実が揺れる木。私もいつか食べてみたいなぁ。

 

 

 

2代目 ツバキ ナイトライダー

 


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椿ってもう少し早く、2月くらいに咲くものだと思っていたけれど、それは山茶花のイメージがあるからなのでしょうか。

"さざんか  さざんか  咲いた道  たき火だ  たき火だ  落ち葉焚き~♪" の歌の影響も大きいかも。

 

 

ええと、ツバキ ナイトライダーの花です。

あれ?なんだか以前と枝振りが違うんじゃない?…はい、実は…ええと、その、枯れちゃったんです。

小さいね、鉢に植えていたでしょう?それで、冬の間に家の中に入れておけば良かったのに、そのまま外で管理していて、水やりが…うまくいかなくて…つまり水切れで枯らしてしまったのです。

蕾もたくさん付けていたのに、咲く直前で枯らしてしまうなんてショックでした。自分にがっかりしました。あんなに「冬場の水やりは難しい」って、寒いから大丈夫だと油断していてはダメだと解っていたのに…

 

桜が満開だった4月の頭に、花木センターで偶然ナイトライダーを見つけました。見ることが出来なかった黒い花が咲いています。

迷わずポットを手に取りました。もう絶対同じことはしない、と心の中で詫びながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

球根が蓄えているものは

 
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揃って色付きました、チューリップ マンゴーチャームです。素敵ね…美味しそうでうっとりします(笑)

 


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美味しそうな色の秘密は、ピンクと黄色が絶妙な配分で混ざっているから。これから徐々に黄色が抜けてゆきます。

同じチューリップばかり記事にしていますが(汗) 毎日見ていると小さな変化があるのです。

 


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原種チューリップのステラータは、今週末にはハッキリした色が出そうです。球根って栄養だけでなく、楽しみもぎゅっと蓄えている。

3年かかってようやく球根植物の素晴らしさが理解できた気がします。

 


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スイセン スプリングビートとタリアは3月末に蕾を緩め始め、現在もまだ咲いています。午後は完全に日陰になる庭なので、長持ちしているのかも知れません。

スプリングビートの花は直径5~6cm。よく見るスイセンよりは若干小振りではありますが、香りが素晴らしくて、植えて良かったとつくづく思います。柑橘の香りとほんのりと甘いスイセンの香りがミックスされたようで、純白のタリアとは全く異なる香りです。

ベージュピンクがかった柔らかで優しい黄色も、眺めているとほっとします。

山田ガーデンが自信を持ってオススメしたい球根です。来年の春に是非いかがですか?

 

 

 

 

 

 

 

いろんなこと、始まる

 



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雨上がりの朝が好きです。

水を含み、しっとりとした土の色。植物たちは青々と輝いて見えます。 週末の嵐の後の庭です。


f:id:y-garden:20180408113546j:imageクランベリー

株の半分が枝枯れしてしまいましたが、残る枝からは新芽が伸び出して、ひと安心です。強く主張することなく、少し花を咲かせて少し実を付けて、細々と生きている感じかな。



f:id:y-garden:20180408152230j:image日に日に色付いてゆく、チューリップ マンゴーチャーム

余りにもみんな生き生きとしているものだから、特に作業もなく、キラキラ輝く庭を眺めているだけ。目についた雑草を抜いて、バラの葉のアブラムシを潰したくらいです。それとブラインドの枝をカットしたかな。クリーピングタイムも蔓延るのでカット。結構やってる?

 


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フェンスに誘引したマスカットの芽が動き出しました。

 

今日は息子の入学式です。いよいよ中学校生活が始まります。

昨晩は体操着やら上履きの名前書きでバタバタしてしまいました。まだ時間があると思うと先延ばしにしてしまうのは、私のいつもの悪いクセ。

色々と難しい思春期ですが、心穏やかに3年間を過ごして欲しい。私も気持ち穏やかでありたい。

ただそれだけを願って。

 

 

 



 

 

みんな大好き~チューリップ

 

道を挟んだ向かいの家から、元気な男の子の声が聞こえます。

「ママ!チューリップが咲いたよ~!」 「赤いのが咲いたよ!あ、むらさきも!」

昨年、山田ガーデンをメタメタに踏み倒して去っていったひよこクンの声です。



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それから1週間後。山田ガーデンのチューリップたちも、頑張る。開花までのカウントダウンが始まっています!

今が1年で1番、山田ガーデンに花が多い時かも知れません。秋にたくさんの球根を植え付けた努力が、ようやく実ったよ。

 


f:id:y-garden:20180407084812j:image3月17日

とろけるようなピンク色が美しいマンゴーチャームにすっかり心奪われ、昨年に引き続き球根を植え付けました。



f:id:y-garden:20180407092516j:image4月4日


f:id:y-garden:20180407092543j:image4月6日


f:id:y-garden:20180407085145j:image4月7日

黄色とピンクが混ざる、美味しそうなシャーベットカラー。この美しい色が脳裏に焼き付いて、また秋になると植えたくなってしまいます。

子供も大人も、みんな大好きなチューリップ。童謡を歌いながら育つんだものね、大好きになっちゃうよね。






 

 

 

暑さリセット

 


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春とは思えぬ暑さも、一旦は嵐でリセットです。冷たい雨が降り続き、昨日はストーブを点けました。

勿忘草の花があっさりと終わりに向かい、入れ違いでラークスパーの花茎が上へ上へと昇り始めています。

あんなに使えていなかった無駄なスペースが嘘のように、今年は植物が生き生きと成長する場所へと生まれ変わりました。ちょっとレンガを並べただけで植栽が進むようになるのです。

 


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日陰スペースには、ふわふわの朝霧草。園芸店で見かけたら、そっと撫でてあげてください。こんなに柔らかな葉は他にないと思っています。

ほら、手触りの良い、綿少な目のくたくた~っとしたぬいぐるみがあるでしょう?まさにアレですよ。

 


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昨年植え付けたミズヒキも出てきましたよ。

 

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なんとかこのオベリスクで花を咲かせて欲しくて、クレマチス マダムジュリアコレボンのつるを、毎日そっと指で導きます。

毎年伸ばしっぱなしでロシアンオリーブの枝の上で花を咲かせてしまっているので、ロシアンオリーブの花だと思われちゃうもの。

 


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3月下旬に蒔いたハーブ ボリジの芽。向日葵のような大きな双葉です。こういう非常に分かりやすい芽って好きだなぁ。あまりにも好き過ぎて、たくさん咲かせたくて、今年は種を買っておきました。

 
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こっちはちょっと早めに試し蒔きしたもの。そろそろ定植してもいい頃でしょうか。

 

 

ちょうど1年前の記事に、ボリジの衝撃写真がありました。これですよ、これ!そのうちこの姿になります。蕾が気持ち悪いでしょう?虫の卵にしか見えないのは、やっぱり私だけでしょうね(笑)

それにしても、この記事の書き出しに驚きました…昨年は目まぐるしいほど仕事が忙しかったんだっけ(笑) 

 

 

 

 

 

 

 

白い花と白いバラ

 


f:id:y-garden:20180502232510j:image4月4日

宿根イベリスが賑わい始めました。スイートアリッサムよりイベリスの方が好きです。乙女チックな小花は、あまり好みではないのです。

1日中陽の当たるバラのアーチの足元にも植えてありますが、半日陰のこの株の方が元気です。

それにしても白い花って爽やかでいいですね! 

 

 

山田ガーデンにはつるバラが2種類ありまして、そのうちのひとつが、"新雪" という大型の白いつるバラです。白いバラなら、オシャレとは言い難い外観の家にも合うから。それが白い色を選んだ理由。

誘引をやっと先週末に終わらせました。もう新芽が出ちゃって遅すぎるんだけど、何度かに分けて枝をゆっくりと曲げながらでないと難しいほど、つるが固く太いのです。

そして遂に家の2階まで届く高さになってしまったので、背の低い私ではどうにも出来ないことが増え、主人の手を借りないと作業が進まない状態になっています。

 

 
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刺がこれまた大きく、作業中も洋服のあちこちに引っ掛かるので、主人も嫌そうな顔をします。

「1人で作業が出来ないなら植えなきゃいいのに。切り倒したくなるわ。」

「鉢で育てるくらいがいーんじゃないの?バラは。」

とうとうモラハラとも取れるような、こんなことを言われてしまいました…

 

大きくなるバラだとは充分判っていたし、例え大きくなっても家の壁面を使って誘引すれば大丈夫だと思っていました。

とてつもなく太いシュートが出るたび、勿体なくて切れなかった私が、今の状況を作ってしまっただけ。新雪は何の悪気もないのです。 

でもアイスバーグを植えようとは思わなかった…日本のバラを植えたかった。もし、あの時アイスバーグを選んでいたら、 私たちも仲良く笑顔でバラを愛でていられたのかもね。

 

花が終わったら考えます。いろんなこと。

 

 

 

 

 

 

 

ヒューケラ キャラメルの株分け

 

山田ガーデンがヒューケラの存在を知ったのは、5~6年前のことでした。日陰でも育つ美しいカラーリーフ、寂しい冬でも葉が残る、という。名前もなんだか不思議な響き。そして "キャラメル" という、これまたユニークな名前の付いた品種。

"ヒューケラ キャラメル" ──── このフレーズが頭に刷り込まれました。しかし、なかなか出会いがなく、見つけてもお値段が高めで手が出ない。もどかしい思いをしたのを覚えています。

ある日、真冬の園芸店の隅に、寒さで葉の傷んだキャラメルを見つけました。名札はありません。恐る恐るお店の方に尋ねると、「半額でいいですよ」と。

春になると赤く柔らかい美しい葉が現れ、名前通りのキャラメル色に。それから株分けをして4株に増やし、引越しを期にあちこちへ地植えにしました。

 


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再び大きく成長したヒューケラ。ちょっと窮屈そうになので、株分けしました。本当は昨年やりたかったんだけれど、伸び伸びになっちゃいました。

 


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掘り出すとこんな風。ひとつの根茎から、幾つも脇芽が出ていました。感じとしてはワサビのような塊ですね。

 


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丁寧に枯れたものを取り除き、適度に分けます。細い根がなくても、ワサビ根があれば大丈夫。ちゃんと根付いてくれます。

 


f:id:y-garden:20180402181948j:image元の場所には、スッキリと3株だけに。

その他に植え付けたものは、追々記事でご紹介しますね。

 

それにしてもヒューケラは未だに人気があり、小さなポット苗でも結構なお値段です。ライトグリーン色の "ライムリッキー" で日陰を明るくしたい、とずっと考えているのですが、思い切れなくて…

ランチを1食だけお弁当持参にすれば、手が届くハズなんですけど (汗)