久しぶりのアブラハムダービー
小さな小さな花です。
先日お線香をあげに、叔父の家へお邪魔してきました。
「あの子は不器用でとても心配だ」と私のことを言ってくれていた叔母が亡くなって、ずいぶん経ちました。
奇しくも叔母の趣味はガーデニングでした。
庭にある朽ちたパーゴラやウッドデッキ。
作って欲しいと叔母に頼まれ、全て叔父が手作りしたものだと初めて知りました。
「全部壊してきれいにしなきゃならないから大変なんだよ」
叔父は笑ってそう言っていました。
形ある思い出を壊すって、どんな気持ちなんだろうか。
私は今回、思いました。
叔母が今の私に、この道を引いてくれたのではないか、と。
(私は物事を重く考えてしまうふしがあるのでね。)
朝起きると、王様が開花していました。
蕾を摘もうか悩んでいたのに。
花弁が少ないからか、あっという間に開花します。全体的に何もかもが早い印象です。
亡くなった人を想う、想いすぎる程に想う。
歳を重ねる毎に、それは強くなっている気がします。