大阪の国華園さんより、注文していた春蒔き種が届きました。
こちらでは、大量に仕入れた種を小袋に詰めているのでしょう。袋に品種の写真はありません。
だから安く販売できるのですね。
ところで、袋をよく見ると、何やら記号が。
F1。
そういえば、ビオラF1って苗を見たことがあったのを思い出しました。F1とは何のこと?調べました。
◎ 交配種(F1)
現在、一般に市販されているのが、この"交配種(F1)"というものです。異品種の交配から生まれるので、"雑種"(英語ではハイブリッド)と呼ばれます。
違う品種の株を二つ掛け合わせると、子は雑種1代となります。1代は、両親の性質のうち優性のほうが現れ、劣性の性質は現れません。両親のどちらよりも丈夫でよく成長し、品質もよくそろい、収量も多くなります。この現象を「雑種強勢」といいます。
しかし、親の優れた特性が子に出るのは1代かぎり。そこから種を採っても、親と同じようには育たず、形や性質が不揃いになってしまうため、種苗会社は雑種強勢を利用して毎年同じように交配させた雑種1代を作らなければなりません。そして農家は毎年その種を買うことになります。昭和40年を境にこの交配種が主流となりました。
種のことを知ろうhttps://nijinotanetori.jimdo.com
メンデルの法則の優性遺伝だよ、ということですね。カタログ通りの花が咲きますよ、の印。
特に新種には表記されるようです。
実は、抜粋させていただいた上記の記事には続きがあります。
書いてあることが真実なのだとしたら…ちょっと怖くなる、考えさせられる内容が。
正直「園芸業界ってなんなのだ?」と思いました。
軽々しく"園芸店をやりたい"と口にした私は、あまりにも種のことを知らなさすぎでした。
楽しんでガーデニングをされたい方は読まないでください。知らないほうが幸せです。
私も知りたくなかった。
F1という記号に疑問を持つことが、こんなにも重いことだなんて───。
忘れるべきか、忘れざるべきか。
届いた種の袋を眺めながら、複雑な気持ちになってしまいました。
私は、それを生業としてやっていきたいと思っているからこそ、裏側を知らなくてはいけない。
それを人に伝える必要があるのかどうかまでは解らないけれど。