山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

秋の花が咲く


最近園芸店での仕事は、10歳年下の女の子と一緒にシフトが組まれています。水遣りのタイミングや手を抜くタイミング(笑)、かわいい、素敵だと思うモノが合うので、忙しくても穏やかに仕事ができています。「忙しいけど、がんばろね」って言える相手がいるのはとてもいいものです。
先日放送されたNHKの "ドキュメント72hours" は園芸専門店(練馬区のオザキさん)が舞台でした。72時間とある場所でカメラを回し続け、そこにやって来る人々にインタビューをするというだけの番組なのですが、これがおもしろい。ひとりで来ている方、ご夫婦、親子で園芸店にやってくるお客さんひとりひとりにドラマがあって、植物を求める…なんだか感動してしまいました。どんなきっかけでも植物を求めてやって来る人々が集まる園芸店。やっぱりなくてはならない場所です。
土曜日は台風の影響で雨がかなり降っていたので、こちらはお客さんはほとんどありませんでした。珍しくのんびりした1日でした。


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夏の間ひっそりとしていたジャーマンダーセージが咲いていました。山田ガーデンは黒土が多く入っているからか、乾いた土が好きなサルビアがうまく育ったためしがありません。ラスティセージ、アガスターシェ、サルビア ネモローサ…みんな枯らしてきました。これはダメもとで植えてみたもの。少しでもまた咲いてくれて良かった。こんなにきれいな青にはなかなか出会えませんから。


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山田ガーデンの秋明菊は、花弁の大きさにバラつきがあります。所々にものすごく小さな花弁があって、花全体の形がいびつなのです。ちょっと気になっていたのですが、異常ではなくこういう品種なんだそう。


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秋にはお馴染みの山野草ホトトギス。毛の生えたトンガリ蕾もまたシックな秋色です。


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こちらも山野草シモバシラ。蕾が膨らみ出した部分があります。紫蘇の花に似ていますね。



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先日の記事にブックマークコメントをありがとうございました。


イチゴ栽培は、種を撒いて大きくなるのを待つ野菜とは違って手が掛かりますね。人間だけでなく、みつばちマーヤの手も借りなくてはなりません(笑)。農協を通しての出荷となると、イチゴの大きさや色などによっても細かく選別する必要もあるので、パック詰めにも相当な手間が掛かるようです。
私もイチゴ農園で働き出してから、売り場に並んだイチゴをチェックするようになりました。ここの農園のパック詰めは上手だなぁ、とか、もっとピンッとフィルムを張った方がいいんじゃないか?とか。職業病ですね(笑)。食べる時にそんなことを思い出していただけたら、イチゴタイムがちょっと楽しくなるはずです。ホントかいな?

クレマチスの剪定したつるがあまりにもたくさん出て、処分するのが忍びない、と思ったのが水挿しのきっかけです。私も初めて挑戦したわけですが、根が出るまでの時間はかなりかかります。なかなか気難しいところがある植物ではありますが、挿し木がうまくできたら次のステージに上がれるような気がしますね。