山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

お隣さんとの植物問題~ガラニチカ、境界線を越える

 

窓を開けて車を走らせるとキンモクセイの香りを感じる今日この頃。山田ガーデン、元気にやっています。

 


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忙しくて手付かずだった庭の手入れをせっせと行っています。昨日はカーポート脇の花壇からお隣の敷地へと伸びまくったサルビアラニチカを剪定しまくりました。2mにもなる大柄なガラニチカが陽当たりのよいお隣へと伸びてしまうのは自然なことですが、本当に申し訳ないくらい伸びていました。

 


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お隣さん、優しいので何も言わずにいてくれるのですよ。でもね、気付いてしまったのです。パパさんの車が、若干ガラニチカを避けるように塀から離れて停めてあることに。まずい。迷惑を掛けてしまっている。花がらもたくさん落ちるので、お留守の間にサッパリさせました。そして掃き掃除も。皆さんはお隣さんとの植物問題、抱えていませんか?

 

 

その後、白イチゴの挿し苗は何度やってもうまく行かず、ぐにゃりと葉がしおれてしまいました。少し涼しいくらいの気温が好きなようで、ちょっとでも陽が当たると途端に下を向いてしまいます。

親株からのランナーを切らずに、ビニルポットの土へ誘導させてあげる方法がベストなんだろうな、と思いつつ、ランナーの赤ちゃん苗を切り取り続ける山田ガーデン。もう意地です。

 


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土に挿して根が出ないなら、と、水挿しで半強制的に根を出してみました。これをビニルポットに植え付けたところ、どうやらうまくいったみたい!最初からこうすればよかった(笑)。

 

ほんの少しだけ採れたビオラの種も蒔いてみました。熱心に花がら摘みをしてしまうと種ができないので、花の終盤はほったらかしにして種を作らせます。ただ、油断していると鞘が開いて種が落ちてしまうから、なかなか採種も難しいですね。

うまく行けば、この薄いブルーのビオラに再会できるかも。楽しみにしています。

 


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庭には毎年こぼれ種で芽を出すトレニアが咲き出しています。園芸店では夏にお目見えしますが、本来は夏に芽を出し、この時期に花を咲かせます。

ビオラの種もかなり小さいですが、トレニアはそれ以上。あんパンの上に乗っているケシの実より小さい種から花を咲かせるのですから、本当にスゴいよね。

 

 

近所のおばちゃん (スタンダード仕立てのピエール ド ロンサールをくださった伝説のおばちゃん) は、道路をはさんだ向かいの畑からコスモスの種やコキアの種が飛んできて困っているの、と言っていました。種ができる前に少しでも早く片付けてくれれば…と。

当人はどんなに素敵だと思って咲かせている花でも、住宅地では誰かに迷惑を掛けている可能性があるものです。ピリピリしながら植物を育てるなんて、なんだかおかしな事ではありますが、普段から少し気を配って、ご近所さんとはいつまでも仲良くしたいものですね。