台風の過ぎた午後。
庭は雨風に負けることなく、いつも通りの穏やかさです。
東北の皆様は大丈夫かしら…
よく晴れた空を見上げていたら、ウメモドキの実がもう赤く色付き始めていて、慌てて写真を。
この赤い実は、鳥たちにとって寒い季節の大切な食糧になります。なんだか色付くのが今年は早い気がします。
例年こんなものだったかな…
実は山田ガーデン、野鳥が大好きです。
野鳥を呼ぶために、わざわざ以前の庭からこの木を移植しました。
野鳥といっても珍しい種類ではなく、平地に住むヒヨドリやセキレイ、シジュウカラが主なお客様です。
スズメも常連です。庭の虫をついばんでくれるので大歓迎。春には親子の姿もありました。鳴き声が幼いので子供だとわかります。
鳥の親も人間と一緒で、懸命に子育てをしていて、微笑ましい。
子が好き勝手にあちこちに飛んでいってしまうので、親が慌てて追いかけて行く、なんて人間とまるっきり同じですもの(笑)
私も頑張っていこう、と思わされます。
ウメモドキの実を食べる鳥ではありませんが…
日本野鳥の会では、毎年ツバメに関する調査を行っています。
http://www.wbsj.org/nature/research/tsubame/
ツバメは寒い時期をフィリピンなどの南国で暮らし、子育てをするため春先に、長い旅をして日本へ戻ってきます。
今年もツバメはやってきましたか?
それはいつ頃でしたか?というアンケートを集計し、日本全国のツバメの分布を調べているのです。
予想通りツバメの分布は狭まり、数が減っています。田んぼが少なくなっているので、この理由は納得です。
もうひとつの理由。それは「人間がツバメを嫌う」ということ。
家を新築された方、いかがでしょう?やっぱり外壁を汚されるのは嫌でしょうか?
ツバメは空き家には巣を作りません。人間の側で暮らすことで、安全を得ているのです。
山田家はいつもウェルカムなのに、残念ながら一向に来てくれませんね(笑)
そんなわけで、お庭には野鳥を呼ぶとより楽しみが増えますよ、というお話でした。