山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

終の住処、親のこと


先日、中古住宅を買うことに決めました。売買契約書を交わすまでにはまだ時間があるので、日々一所懸命働いています。
ただ漠然と内覧していた最初の頃。いくつも物件を見て、譲れないものが徐々にハッキリしてきて。それは…
「家は小さくていいから、広い敷地」
最終的にはこのこだわりが残ったのでした。


私の趣味はガーデニング。好きすぎて仕事にまでしてしまった植物バカだ。現在居候している実家は庭が狭くて、あれこれと植物を植えていたら、木を埋め込んで作った通路以外は足を踏み入れられなくなってしまった。
しかも植物は成長する。どんどん株が大きくなり、背も高くなる。それでもまだ飽き足らず植えたい植物は山のようにあるから、どうしても広い庭が欲しかったんです。


見せる庭を作ろうと考えています。今のような雑多な感じではなく、整えた庭。
通路は砂利とレンガ、敷石を使って、植栽スペースとの線引をはっきりさせる。


#pinterestより




木とクルミの殻の通路は植栽を邪魔しないナチュラルカラー。もう少し、ここは通路!っていう主張が欲しくなったから、間をあけずにきっちりと石を並べて道を作る。でも遊び心は忘れない。そして真っ直ぐにはしない。



前庭から階段で下りると駐車スペース。高くなった雑木をどこまで整えられるかは未知の世界。昔はここで家庭菜園をしていたそう。30年前くらい前の話かな。
ある程度太陽の光が入るまで、枝を切らなきゃならない。真ん中に並ぶドウダンは撤去予定。大きなサザンカ(またはツバキ)が気になる。花が咲くのを暫し待つ。どちらなのか判明するのは12月頃かな。



汚いから早く抜いてしまいたいオルラヤ。種が熟すまで待っているところ。



フロックス ミスティックグリーン。背丈が高く、初夏に咲く。軽く切り戻すと、秋にも咲く。最近真っ白の種類も追加して、3種類になった。移植が楽しみな花のひとつ。



緑から赤へ、黒くなったら食べ頃。あと2週間くらいかな。
昨日もお客様が「家族で収穫を楽しめる果樹を」と探していらっしゃったので、ブラックベリーの苗木をお勧めしました。甘くて美味しいですよ〜の言葉にぐっときたようです。


実家の居間にあるエアコンの調子が悪くなったらしく、「ホームセンターで取り付け工事をお願いしてきて欲しい」と母。我が家から5分の位置に家電量販店があるのに、だ。
金は用意するからやってくれ、はうちの両親の常套手段。これを聞くたびにウンザリさせられる。
人にものを頼むということは、頼まれた側の時間を奪うことだと思っている。私の両親はそういった考えもなく、自分達が億劫だからと人になんでも投げてくる。何もかも人任せ。自分の家なんだから自分で好きに決めてくればいいのに。
私は住まわせてもらっている立場だから、断れない。やりたくもないことを仕方なくやらなくてはならない。やりたくないと言えない。
ずっとずっと我慢してきた。こんな生活とはもうおさらば。