山田ガーデン

庭から、学ぼう。

カジュアルなイチゴ~ワイルドストロベリー

 

イチゴ農園の奥さんは植物が好きな人。少し前には多肉植物にはまっていたらしく、作業場の入り口にはたくさんの多肉の鉢…だったと思われる残骸がカラカラに干からびて…そうです、好きだからどんどん手に入れるけれど、お世話を全くしない人なのです。この間もアジサイの鉢植えを買ってきたのですが、たくさん花が咲いている割には鉢が小さかったのですね。水切れしてしまい、たった2日で花はぐにゃりと下を向き、水をあげても首を上げることはありませんでした。

見るに見かねて、サイズの大きな鉢に植え替えした方がいいのでは…と私も言ったのですが、どうにもやる気が起きない様子。手に入れた時点で満足してしまって、その後農園の忙しさにすっかり存在をも忘れてしまう。そんな風に感じました。

 

手を掛け過ぎて、例えば水遣りし過ぎてしまう、なんてのも困るけれど、水遣りもせず枯らしてしまう方が重罪な気がします。こういう方には鉢ではなく、メンテナンスの時間を減らすことのできる地植えがお勧めです。

 

 

そんなイチゴ農園の作業場の周りでも、唯一元気にはびこる植物があります。先日、その植物から伸びたランナーを少し分けてもらってきました。

 


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ワイルドストロベリーです。

とちおとめの株と比べてみましょう。

 


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まず葉色が明るくていいですね。農作物な雰囲気は全くありません(笑)。カジュアルなイチゴって感じ。ランナーも細くて、まるで釣糸のよう。ポキリと折れてしまうこともなさそうです。このイチゴは鉢植えにしたら見映えがしてオシャレでしょうね。

実の香りがとても強い、というか強すぎるくらいだそうです。イチゴの芳香剤があるとしたら、きっとこんな香りなんだろうね、と奥さん。確かめるにはもう少し時間がかかりそうです。

 

 

 

 

 

 

夏が好きな植物たち

 

夏が好きな植物たちが、ぐんぐん成長を続けています。人間は毎日振り回されている夕立ですら味方につけているようです。とにかく今週はよく降りました。これが栃木県の夏です。

 


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昨年植え付けたピンクのエキナセア。数年前に植えたルドベキア ルビールビーは全て駄目になってしまいましたが、エキナセアは元気。私の中ではエキナセアルドベキアはライバル的存在だと勝手に考えていて、それぞれに個性があるのにどことなく似ているから、よく判らない人には区別がつかないでしょう。私もそのひとりでした。

 


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朝顔の苗を購入したのは生まれて初めて。1ポット200円もする高級朝顔です(笑)。全部で3種類植えて、朝顔だけでは飽きたらず夕顔の苗まで植えてみました。

 


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セダム (ベンケイソウ) も2種類植えてあります。新芽の先に糸を張るイモ虫に毎年悩まされています。成長点を食べられてしまうから花が咲かなくなってしまうことも多くて。多肉植物のひとつですから、水分たっぷりでシャクシャクとした歯触りがして美味しいんでしょうね、こっちは困るけれど。

 


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ガウラも咲き出し、夏がすぐそこなんだなぁと感じずにはいられません。

 

 

先日応募したパートの仕事は、採用して戴けることになりました。ガーデンエクステリアデザイン会社で、寄せ植え教室の先生のアシスタントや販売している植物のメンテナンス、植栽などいろいろとやらせてもらえるみたいで、本当に嬉しいです。これからはイチゴ農園とのダブルワーク。食べていくのは大変ですが、生きている感はものすごくあります。

 

 



雷雨が全てを流してくれる

 

私はカフェイン中毒で、飲み物といえば常にコーヒーを飲んでいます。いつも通り朝からコーヒーをマグカップに淹れると、見覚えのないヒビが目に入りました。カップ外側を見ると、なんとコーヒーが漏れている。

不吉な予感は的中。その後些細なことで主人と大喧嘩になり、母とも言い争いが勃発。泣いて怒って午前中が終わってしまいました。

 


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素晴らしい庭を持つ近所のご夫婦から昨年の冬に戴いた、挿し木のノヴァーリス。薄紫の綺麗なバラ。強いティーの香り。

たくさんの蕾のうち、2つだけ咲かせてみました。ここのところ気温が高いので花持ちは期待できそうもありません。今のこの瞬間を楽しみました。

 


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HT ディスタント ドラムス。この強い陽射しでは、すぐにチリチリになってしまいそう。奥に咲くのは同じくHTのブラックティーです。かなり開いてしまっていますが、こんなにたくさん咲いたのは初めてなので、散るまではまだ切りませんよ。秋にもまたたくさん咲く姿が見られると嬉しいな、と思っています。秋の色は春とは違った趣らしいので…そうです、まだ秋のブラックティーは未体験です。

 


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1番花を咲かせることができなかった枝に、再び蕾を付けたシャンテ ロゼ ミサト。このバラもノヴァーリスを下さったご夫婦から戴きました。

マルシェルブもER アブラハム ダービーも2番花の蕾を付けていて、今年は庭のバラの生育がすこぶる良いです。

 

 

私の母は何十年も鬱病を患っていて、太陽の下に出ない生活を送っています。完璧主義者でこうと決めたら絶対に曲げない人。柔軟に、とか適当に、といった言葉をきっと知らないのでしょう。母は私を嫌っていて、さも「私が背負ってきた苦労をあなたも味わいなさい」と言わんばかりの態度をとるので、私も母を反面教師に生きています。母娘の関係は、もう随分前に破綻しています。

 

昨晩も雷雨がありました。ここ数日連続してやって来ています。大粒の雨がザーッと嫌なことまでを流してくれているよう。雷雨の後は本当に涼しくなるのです。

 

 

 

 

 

 

集合花~ニンジンの花

 

花が見てみたくて、ニンジンの種を蒔いたのは昨年の春のことでした。日本人園芸家の庭の写真を本で見て、一年草や宿根の植物と同じようにニンジンの花を咲かせていることに驚かされ、私もやってみたくなったのでした。

 


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背丈は高く、1mはありそうです。ニンジンの花がこんなに大きくなるとは知りませんでした。それでもうるさくなり過ぎないのは、太くてもしなやかな茎とレース葉、繊細な雰囲気を持つ花のおかげでしょう。オレンジ色のいわゆる "ニンジンの部分" が、冬に凍ってダメになるんじゃないかと心配でしたが大丈夫でした。

 


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小さな小さな花が集まって、それが更に集まってひとつの花を作り上げている集合花ですね。満開になりドーム状に丸みが出てきました。

 


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アキレア テラコッタ (ヤロウ・西洋ノコギリソウ) も伸びやかに成長しています。寒い冬を越すと、宿根草はぐっと力強さを増しますね。とても立派です。

 


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これもまた集合花です。小さな花が集まって、ひとつの花の形を作るものが集合花。集合花の蕾はちょっと恐くて、見ていて平気なものと生理的に受け付けがたいものがあります。ボリジの蕾は未だに苦手です(笑)。

 


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挿し芽で増やしたガザニアも無事に開花しました。もう地植えにしても大丈夫みたい。このオレンジブラウンの八重咲きの品種が大好きです。ちなみにこの花も集合花。良く似ているタンポポも、実は細長い花が何百と集まってひとつの形をしている集合花なんです。

集合花とは真逆の花が合弁花。何だかテストに出そうなワードですね(笑)。合弁花についてはまた近いうちに。

 

 

 

 

 

 

収穫日和~房スグリとつるなしインゲン

 

昨日早朝は雨が降っていましたが、急に晴れ間が出ました。一昨日の気温は16℃、昨日は30℃。陽射しが眩しかったです。絶好の庭仕事日和だったのは間違いありません。

 


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良い頃合いの房スグリを収穫したかったのです。毎年恒例の甘酸っぱいジャムにします。

 


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プランターに植え替えたつるなしインゲンも初収穫。倒れないように、房スグリの枯れ枝を支柱にしています。4株しかないのでたくさんは採れません。種豆が残っているのでまた蒔きましょうか。

 


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庭からの恵み。幸せ。

 

 

スグリは1粒ずつのイクラ状にしてから、ゴミを何度か洗い流し、砂糖と一緒に弱火で煮るだけ。煮るといっても水を加えてはいけませんよ。ペクチンが多く含まれているのでしょうね、レモン汁を入れなくてもトロリと固まります。


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イチゴとは違った深みのある赤色と酸味。年に一度しか作れない、幻のジャムです。

 

 

 

 

 

 

蒸らさない、徒長させない作業

 

梅雨の晴れ間が2日続いたので、いつもより少しだけ、真剣な作業をしました。


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柚の木の下、陽当たりの良い一等地。こぼれ種から恐ろしいほど増え過ぎたエリゲロンや、種でも地下茎でも増える食用にするには恐過ぎる黒ミツバと、斑入りミツバのアエゴポディウムを抜き取り、地下茎で広がるヒペリカム ゴールドフォームも、広がり過ぎた分を切り戻したら、こんなにスペースが現れました。

植物も年々大きくなるので、隣同士がきつきつになって風通しが悪くなったり、植物同士の影ができたりすると、不調になったり徒長したりします。山田ガーデンは半日陰なので、うどん粉病が広がりやすく、また徒長もしやすい環境。こぼれ種で芽を出したものも、可愛いから、とそのままにしていると収拾がつかない事態になります。

ちなみに、昨年はここにパイナップルセージを植えていましたが、春先に駄目になりました。きっと周りが茂って充分に陽が当たらなくなったから。丈夫なはずの植物が駄目になるって、やっぱり凹みます。

混みあった所は抜く、切る。これは梅雨時期から夏に向けての大切な作業です。

 


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大好きで植えたミズヒキも、小さな種がこぼれて、それはもうあちらこちらから芽を出します。もったいない気持ちを封印して、無心で抜きまくります(笑)。

ミズヒキは葉こそ大きめですが存在感が弱めな植物なので、庭のあちこちに広がってもうるさい感じはしませんが、メリハリのある庭をキープしたいのであれば、きちんと植栽スペースを区切って、こぼれ種をむやみに広げない方が良いです。これはどんな植物にも言えること。

 


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一等地のスペースには、鶏ふんをすき込んで朝顔の苗を植えました。朝顔を育てるのは久しぶりです。ここに越して来て初めて。うだる夏の楽しみになります。

 

 

 

 

 

 

私の庭はアゲハ蝶繁殖地

 

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家の軒下にアゲハ蝶を見つけました。羽がとても綺麗なので羽化したばかりだと想像しました。この日は風が強かったので飛べなかったのでしょう。翌朝には姿はありませんでした。

 


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別の場所には羽化したばかりのアゲハ。羽根がまだ開ききっていませんね。

 


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庭のサナギの色も緑一色から随分変わってきました。中の羽根が透けて見えています。それにしても今年は庭にいる時間が長いからか、いろんな所で蝶を見ます。こんなに蝶が来ていたんだなぁ。

大して花も咲いていないのに、何故山田ガーデンに蝶が来るのか。それは大きな柚の木があるからです。

 

 

イチゴ農園の作業場に鉢植えのレモンの木があります。柑橘類に産卵するアゲハ蝶がここにもやって来ますが、ご夫婦はそれをとても嫌っていて、幼虫を見つけると葉ごと摘み取ってしまいます。「木が育たなくなる」というのが理由ですが、見つけるその度に葉をむしり取るのも木が育たない原因なのでは…言いませんが、幼虫は喜んで私が持ち帰りますね~とは伝えておきました。薄々感じてはいましたが、農家さんは生き物に対してかなりシビアな考えを持っています。

 

 

引越し時に柚を窓から見える場所に移植したことで、楽しみが格段に増えました。今年もサナギは羽化するまで、静かに見守ることにしましょう。

 

 

 

 

 

 

梅雨寒

 

ここ数日は衣替えをした学生たちには可哀想なくらい肌寒くて、娘は制服のブラウスの上に学校のジャージを着て行っています。

私も庭にコリウス、早々と植えてしまったのですが、ここ数日の気温低下で葉が落ちてきてしまいました。真夏日から一転して梅雨に入ってしまったので、急激な変化に身も心もついていけません。

 

 

早々にダブルワークの面接日が決まりました。働きたい気持ちがあっても、マッチングが上手くゆくかどうか…私も今まで幾つもの会社で働いてきましたので、面接も何度となく受けてきました。採用されるかどうかは能力のあるなしだけではないと感じています。

例えば、その人が持つ雰囲気は職場に溶け込むのか、爽やかな風を連れてくるか、はたまた合わないか。年齢も、一緒に働く方々が気を遣ってしまうようではいけないし。不採用にも仕方のない理由というものがあって、努力云々でどうにかなることとは違った部分があると思うのです。この歳にもなると解ります。だから、まぁ、自然体でお喋りしてきます(笑)。

 


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挿し木を戴いたノヴァーリスは元気いっぱいなので、少しだけ咲かせてみることにしました。株の負担を減らすために、小さな脇蕾は咲かせず摘み取ります。割れたガクから覗く花弁は紫色ではないのですが…まさかノヴァーリスじゃあなかったりして(笑)。

 


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生命力を感じる写真。この写真を見て、私もこうありたいと思いました。恐ろしいほど絶好調なマルシェルブは、みずみずしいベーサルシュートをガンガン伸ばしているので、下回りの葉切りをし、混みあった部分をすっきりさせました。

 


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2番花の蕾も付いています。とにかく元気です!


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こちらも元気なブラックティー。ベーサルシュートの蕾が開花しています。雨続きでしたが気温が低いので花持ちが良く、長く楽しめています。

 

少し陽が差してきました。花がらゴミ、出してこよう。

 

 

 

 

 

 

もっとやらなきゃ

 

昨年秋に鬱々とした気持ちから抜け出したくて、会社を辞めました。窓から光も入らない、雑談もない暗い職場が、本当に辛かった。陽を浴びて大好きな植物に関わる仕事がしたいな。そこで選んだのがイチゴ農園の仕事でした。少し前に今シーズンの収穫が終了し、今は来シーズン用の苗を大切に育てているところです。しかし収穫やパック詰めほどの人員はいらないので、あんなに忙しかったことが嘘のように自宅待機が多くなっています。困りました。これじゃあ食べていけないもの。もうひとつ並行して他の仕事もすることに決めました。

 


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梅雨空にはアジサイ。車を走らせると、あちらこちらでアジサイが咲いているのを見掛けるようになりました。山田ガーデンでは西洋アジサイ アナベルの開花が始まりました。ここからあの綿菓子のようにまんまる姿になるのでしょうか?日本のアジサイに比べて葉が小さく柔らかで、色も明るいライムグリーンなので軽やかな印象です。

 


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アナベルといえば丸い花弁が特徴ですが、咲き始めは尖っているのですね。

 


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足元にはリシマキア ミッドナイト サン。 

 


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かわいいドクダミの花も、抜かずに咲かせています。増え過ぎたら抜けばいいだけのこと。

 

 

仕事がないのだから収入もないのは仕方がない。もっと頑張らなければ。どれだけ頑張っても、私には足りない。いつまでも、もっともっとやらなきゃ、って思い続ける人生は辛い。家族全員を背負っているのだから。

梅雨の曇り空が、気持ちまで鬱々と落ち込ませる。また庭に出るとするか。

 

 

 

 



鮮やか!ガイラルディアとサニーレタス

 

今年、地味な山田ガーデンを変えてくれているのは、青いラークスパーと赤黄のガイラルディア。この2つが半日陰でリーフだらけの庭に彩りを与えてくれています。

 

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英名 : gaillardia , blanket flower : ガイラルディア

特に植えて良かったと思っているのが、ガイラルディア (オオテンニンギク)。僅かな陽当たりスペースを選んで植え付けました。黄色とオレンジレッドのツートーンが鮮やかです。写真では赤がキツめに出ていますが、柔らかな赤色です。

 


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咲き始めは黄色とオレンジレッドの割合は半々。時間が経つにつれて全体が赤く染まってゆきます。私は数日経った赤い花に、ちょっと黄色が残った感じが好き。昭和っぽい雰囲気も、なんだかかわいい。思っていたより線が細いので、派手なチョコレート コスモスみたいな感じで、風に揺らぐ姿もまた良いものです。

暑くなると、強い色より爽やかで涼しい寒色系の花色を選ぶ方も多いと思いますが、ぱあっと明るい色はいつ見ても元気になれます。

 


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雨の中これまた赤いのは、サニーレタスのキッズ苗。種をばら蒔きした大きなポットから少しずつサラダに使ったり、大きくしたいものはビニルポットに植え替えたりしています。

結局、使いたくなかったプラスチックプランターで育てることにしました。DIYするには時間もお金もなくて。作るより買った方が安い時代っておかしいですね。 

 

どうやら今日の雨から関東甲信越は梅雨入りとなりそうです。暑い日が続いていたから、ほっと一息。バラの消毒が出来ないまま、今年も梅雨入りか…