山田ガーデン

庭から、学ぼう。

ホトトギスの蕾たち

 

嫌な夢を見ました。

庭のミレット パープルマジェスティの穂が、ボロボロに食い荒らされているという夢。

いい夢はあまり見ません。例えばイングリッシュローズアブラハム ダービーがびっくりするくらい蕾を付けている、なんて夢が見てみたいものです。

いやいや、逆に現実とのギャップがありすぎて、ショックから立ち直れなくなる可能性が大きいか。

 


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英名 : toad lily : ホトトギス

 

カーポート脇の花壇の台湾ホトトギスが咲き出しました。

決して美しいとは言い難くても、この花には不思議な魅力があると思えてなりません。

それは、優しいおばあちゃんのようなかわいらしさに似ていて。

今年も会えて嬉しい。

 

1年前に聞いていた、懐かしい鳥の鳴き声が聞こえてきます。モズだ、もう縄張り争いの時期。 

もう1年が過ぎるのが、本当に早くて。

 


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メインの山田ガーデンのホトトギスも、たくさんの蕾が膨らんできました。

こちらは赤みが強い種類なので、蕾も黒っぽい。

年を重ねる毎にどんどん株が大きくなってきています。肥料は全くあげていません。水遣りもしていません。さすが和の植物、本当に強い。

 
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1輪開いている。もう少し早く開くと思っていた読みはハズレましたね。 


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葉は何者かに食べられている…コガネムシではなさそう。夜の見回り、再開しなきゃ。 

 
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かわいい蕾たち。細かい毛が光を浴びて。

久しぶりに楽しみな開花にワクワクする気持ち。

 

 

 

 

成長願望

 

早朝から、バラとダリア、それからワレモコウにサプロールを吹く作業。ウドン粉病・黒点病に効く薬です。薬が流れ落ちないよう着薬剤ダインも入れます。

大きなつるバラ 新雪以外の14種に散布して1,000mlの霧吹きが空になりました。

様々なメーカーが出している殺菌殺虫剤、1本約1,000円。これを月に2本、2週間に一度買って散布したら、きっと美しい葉を保てるのでしょうが、年間24,000円。とてつもない金額になります。もちろん山田ガーデンはそんなにマメに散布していません。していたらもっと美しいはずだわ。

山田ガーデン父が原液の薬剤を持っていたので、今回から希釈して散布する方法に切り替えます。お財布に優しいし、やってみたらさほど面倒でもありませんでした。

 

昨年と同じじゃダメだ。成長できない。

昨年とは違うことに挑戦していかなければ変われない。

 

 
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先日列島を横断していった台風前に剪定をした柚の木。

悪意のありそうな刺に悪戦苦闘していた主人(イヒヒ…)すっきりとした姿になって、陽も入るようになりました。

昨年豊作だったからか、それとも実を収穫するため枝ごと落としたからか、今年の実は3つのみ! 

 

 

すっきりと澄んだ青空が嬉しいです。

明日からの退屈な日々、今日だけは考えないようにしよう。

 

 

 

 

 

植えちゃった!オーナメンタルグラスの王様

 

朝から娘の部活の練習試合用にお弁当を作っていましたが、雨降りで中止になりました。やっぱりね。

中止になりそうだと思いながら作るのは無駄な労力なのだけれど、半分気を抜いて作っているからか、何故か嫌ではない。

作ってしまったお弁当の行方は、のんきな息子のおなかの中。

 

 

今年はたくさんの植物を庭に植えました。

1、2、3…と数えてみたら約25種類。種蒔きした一年草も含めて。

逆にダメになってしまったものは5種類。ここにはご近所さんの庭から移植したオリーブも含みます。木立性のクレマチスも、春に芽吹くことがなかったものが1本。名前が昨日から思い出せません(笑)意地でも調べずに思い出してやる!

 


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植えて3~4年になるラムズイヤーの株が、古くなって根元がブカブカになってきています。

株分けした別の場所のものは元気に育っているから、世代交代ですね。こればかりは仕方がありません。掘り起こして根を整理して再植えしなければ。

 

秋も深まるこれからは、庭に植えてあるものの手入れに注力したい。移植もしたいし。新しい植物は迎え入れないつもりでいます。

だから、これが最後の仲間入り。

 

 
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花木センターでピンクの穂の株を手にするオジサンを目で追っていた主人。私はそれを知っていた。 パンパスグラス、気に入っていたのね。

ちょうど北側に例のデッドスペースがあるから、そこに。夏にこのスペースを埋めるべくカンナを植えたものの、思いがけないミニサイズでびっくりしちゃったことが懐かしいです(笑)

写真にも、株元にこじんまりといるでしょう?

穂は終わりかけているけれど、来年以降どんな姿になってゆくのか見ものです。矮性でも本当に1mで収まり続けられるのか、そして慌てふためく山田ガーデン…

楽しみだわ…何故か半分他人事のように面白がっている自分が恐いわ。

 

 

 

 

もうひと頑張り


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今が、頑張り時。

 

"春のバラは、誰にでも綺麗に咲かせることができる。難しいのは、秋のバラを綺麗に咲かせること"

という言葉をふと思い出します。



 
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黄変した葉、たくさんの虫食いの跡。

風情があっていい、と都合良く考えてしまうけれど。

 

この秋が過ぎたら、手入れをしたくても出来ない冬がやって来てしまうから。

 


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今年のラストチャンスかも知れないし。

 

 

気を抜かないで、真正面から向き合おう。

 

 

 

 

日本車はドリンクホルダーが標準装備です(笑)

 

7月から随分と長く、主人と話し合いを進めていたことがありまして。

それが、ちょっと前に記事に書いた、私の愛車のこと。

庭の話は今回お休みし、庭作りをする以前にのめり込んでいた、車について書こうと思います。 

 

私は気に入ったモノを長く使い続けるタイプで、長く使って傷んできてやっと代替えを探す気になる、そんな人間です。 

自動車も廃ゴミを出さないよう、1台を長く乗ることが環境にとっては良いことなんだ、と今でもそう考えています。

 


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現在の車は2000年式の小さなマニュアル車

納車当時2歳だった息子も、ずいぶんと背が伸びました。2ドアのため、運転席のシートを倒して身を屈めて後部座席に乗り込むのは、もう難しくなってきました。

車酔いしてしまう娘は、窓を開けたくても後部座席の窓は開かないので、それも叶わず。

そして同時に車体にもあちこち傷みが目立つようになりました。

シートの皮もヨレヨレ、中のウレタンは劣化でポロポロ崩れてしまっています。ルーフの塗装は、長年の日光を浴びて焼けてしまい、塗装下地が出ている始末。

全体的にガタピシしており、あれこれ手を入れたいところが一気に押し寄せてきてしまったのです。

現在では、メーカーも販売不振で日本から撤退してしまっており、もう潮時かな、と思い始めました。

17年落ちですもの。悔いなし。故障も数えるほどしかなく、本当によく走ってくれました。

 

 

乗り替えに関して譲れない条件は、ワゴン車であることと、テールゲートが跳ね上げ式ではないフレンチドア(観音開き) であること。

今のワゴン車はエンジンがダウンサイジングされているものが多くなり、小さな排気量で充分なパワーが出るので、毎年春に支払う自動車税も安く済むことが嬉しい。やっと、私でもワゴンを選べる時代になった!

テールゲートが観音開きの車種はとても少ないため、条件に合う車はすぐに2車種に絞られました。

が、その先が進まない。決められない。どちらにもいいところが沢山あるんだもの。


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全てにおいて最低限のものがあればいいのか。

それとも、驚く機能が盛りだくさんあったほうがいいか。気持ちは毎日変わります。

決心できなくて、全てが面倒になって「じゃんけんで決めよう」と提案したこともあったくらい(笑)

 

そんな2カ月半に及んだ話し合いは、台風で日本中が大荒れだった昨日、やっと意見がまとまりました。

"ドリンクホルダーがあるかどうか" そんな細やかな配慮が決定打となりました。

 

今まで外国車を乗り継いできましたが、山田ガーデンが選んできたのは、ルノープジョー、ヨーロッパフォードといった安い大衆車ばかり。 

それでも、小気味良く走る小さな車はずっと私の楽しみでした。でももうそれも卒業します。今は、ドリンクホルダーが乗車人数分付いていて、長い角材が載せられる車の方が、ずっと魅力的なのですもの。

人間、変わるもんだ。

 

 

 

 

 

 

オリーブの木 その後

 

移植後、動きがなく、生きているのか死んでしまっているのか判らなかったオリーブの木。やっぱり根付かなかったみたい。

移植は失敗に終わりました。

 

 

オリーブの葉は肉厚で硬い。まるでツバキのよう。だから、水が上がっているのかどうか判断が難しい。でもその硬い葉が外側へと丸まってきていて。水が行き届いていないのね。


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この細い枝は完全に駄目です

 

葉が落ちてくると決定的となります。

掘り出した時、根が切れてしまって、ほとんどないような状態でしたから、どうあがいても仕方がない。

もっと丁寧に掘り出すことが出来ていたら…

もっと細い枝を挿し木する方法にしていたら…

今更そんなことを考えてしまいます。

 

 

 

 

 

ホトトギスのいる心象風景

 

朝は気温20℃で、涼しく感じるくらいなのに、日中は30℃超え。文字通り汗が滝のように流れる…

昨日は小学校の体育館に行く予定がありましたが、あまりの暑さに早く家に帰りたくて、花壇を見てくるのを忘れちゃったもの。

 


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早朝の庭に出ると、ホトトギス 青竜の蕾が随分と顔を出していました。開花まで、あと5日といったところでしょうか。

 
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ホトトギスは、山田ガーデンが小さい頃に庭にあった植物でした。

花弁の模様が野鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることから付けられた名前のようです。似ていないけれど(笑)何となく雰囲気は理解できます。

鳥の名前が付いているので子供でも覚えやすく、また、独特の佇まいが知らずして脳裏に焼き付いていたとしか思えません。

再び自分で植えてみようと思ったのは何故なのでしょう? 

 

そんな話を主人にすると、「心象風景ってそういうことなんじゃないか」と。

自由で毎日が楽しくて、夢があって。そんな懐かしい子供の頃に何となく刷り込まれたホトトギスという植物の存在。

私は無意識のうちに心象風景を再現しようとしているのではないか。そんな結論に至ったのでした。

 

 

 

 

 

 

タカオのいる秋の庭

 

週末はむちゃくちゃ暑い休日となりました。

湿気こそないものの陽射しが強くて、久しぶりに額に汗して庭作業しましたよ。

今朝の北関東は雨降りなので、一昨日の写真から────。

 

 

ルドベキア タカオを迎え入れたら、山田ガーデンはぐっと秋らしさが増しました。

やっぱり黄色は秋の色。秋には欠かせない色。

 


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包みボタンのような大きな黒い芯、その周りに並ぶ小さめの花弁が特徴です。かわいらしくて面白い名前、1度覚えたら忘れられません。

ミズヒキにも紅いガクがたくさん出てきました。

ケイトウは毎年こぼれ種で芽を出します。シソもどこからか種が飛んできました。夏の間、コガネムシに食べられてボロボロの姿になり、抜いてしまおうかと何度も思ったけれど、コリウスの代わりだと思えば嫌ではなくなりました。

 


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昨年より庭にボリューム感が随分出て、今年は賑やかな秋です。道行く人にはただワサワサしているだけに見えるでしょうが、私にはこの雑多な感じがたまりません(笑)

 


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タカオのいる生活って、なんだか楽しい。

 

 

 

 

 

教育現場の花壇事情

 

娘の部活の練習試合のため、隣町の中学校に行く機会がありました。

終日の付き添いのため、長~い長~い自由時間。ちょっと校内を散歩してみました。気になるのは "教育現場の花壇はどうなっているのか"、ということ。

それを知りたくて楽しみにしていたんです。

  

私が小さかった頃は、用務員のおじさんが毎日あれこれと校内を整えて下さっていました。雑草を抜いたり、植木の剪定をしたり、それこそ学校を舞台にしたガーデナーみたいな存在。

現在はいらっしゃっても短時間勤務だったりと、昔とは随分変わりました。環境整備に関することはボランティアを募って運営している学校も増えているみたい。

 


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昨日お邪魔した中学校の花壇は、フォーカルポイントこそないものの、たくさんのセージ類(サルビア)が生き生きとしていました。

山田ガーデンの好きなガラニチカも、もちろん植えてあります。写真左側の大きな青い植物です。

サルビア エレガンス(パイナップルセージ) の赤が効いています。

 


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暑い夏が大好きな植物が伸び伸びとしていて、なんだか嬉しくなりました。

青、赤、黄色…とたくさんの色が混ざっているのに素敵なのは、セージの伸びる枝が動きを作っているのと、細かい花のおかげでくどさがないのですね。

山田ガーデンでは出来ない植栽なので、ちょっと驚きました。

 


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背の低いひまわりが、花壇のブロックに1本ずつ植えてありました。もうおしまいの姿だけれど、このままにしておくのも秋っぽくていいですね。

咲いているところも見たかったなぁ。

 

 

ジョウロに水を汲んでいる先生らしき男性を見かけたので、早速インタビューを試みます。

素敵な花壇ですね、他校の花壇に興味がありまして、楽しみにして来たんです、とお伝えすると、ありがとうございます、の後にこんな言葉が。

「自慢じゃないですけど、実は今年は苗にお金をかけていないんですよ。」

え?どういうこと?宿根したということ?

「昨年の種を採って、春に蒔いて、雑草だけを抜いて育ててきたんです。」

 

 

環境整備に関する予算は削られているかも知れない。でも学びの場には知恵がある。

1から育てることで愛情を学べる。

私が予想していたつまらない花壇なんかじゃなかった。それがとても勉強になりました。

 

娘の通う学校はどうだったかな?そういえば行事に参加していないから、花壇を見たこともないや(笑)

灯台もと暗し。今度出掛けてみよう。

 

 

 

 

 

 

秋だから、和の植物を

 

山田ガーデンは半日陰の庭です。東向きのため、午後は家の影で全く陽が当たらなくなります。

それを心地好いと思える時と、残念だと思う時があり、どうにもならないことなのに、今でもうじうじと考えてしまうことがあります。



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縁の白がきれいなギボウシ パトリオットとゲウム リバレの間に、ポッカリと空いてしまったスペース…ここには1年半もの間、ガザニア(カシスクリーム風)が植えてありました。

柚の木の影が伸び、午前中でもあまり陽が当たらない場所でしたが、冬も越せたのに。この夏の多雨と日照不足でみるみる元気がなくなり、痩せ細り、先日ついに駄目になってしまいました。

もう1株は陽当たりの良い場所に移植していたので元気にしています。

 

この場所は、どうしても陽が当たらない。花は見込めない。

一体、何を植えたらいいの────。

 

そんな時には隣市の花木センターへ行き、年配の方の力を借ります。 

おしゃれな園芸店とは違う、昔ながらの和風な品揃えから、何か面白いものが見つかるかも…

 


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そして植え込んだのは、ミズヒキ。

細い細い花茎に、これまた小さな小さな赤い花を付ける日本の山野草です。 

以前はちょっと茂みに入れば、よく見かけましたね。

大きなポップというか看板には、おばちゃんの手書きでこう書いてありました。

「格安で提供しています。大切に育てて下さい」

こういう気持ちが入っているものに、弱い。

  


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お馴染みのルドベキア タカオにも、おまけでミズヒキが一緒に育っている鉢があったので、迎え入れることにしました。

赤いポチポチが、秋っぽさを格段に上げている。こういうのを"いい仕事"と言うのでしょう。
 

洋風の庭に溶け込むように和の植物を入れる、逆に和風の庭に洋の植物を入れる、そんな植栽が好きです。 

もちろん、見たことのない外国の植物に憧れもあります。珍しい植物ばかりで庭を作りたいと思っていた時も正直ありました。 でも、もっと足元をよく見渡せば、日本固有の素晴らしい植物がたくさんあるじゃないか。

日本の植物を嫌っていたのは、洋風の庭に憧れ過ぎていたのと、和と洋を調和させられない自分の力のなさからだったのではないか。今ではそんな風に思っています。

現在は、ホトトギスをはじめ、ポンポン菊やオミナエシ、シマイトススキといった和の植物が山田ガーデンには増えつつあります。

でもね、おかしいでしょう? 植えたくなる和の植物は、なぜか秋のものばかりなのです。

和の植物の美しさが恋しくなるのは、やっぱり秋だからかな。イマイチ答えになっていないけれど。