築古の割にはきちんとしてあったのに、どうしても好きになれなかった洗面所。それは壁紙が理由でした。
家の中で、ここの色味だけがどことも調和しておらず、足を踏み入れたくないとすら思っていました。
壁紙の張り替えなんてしたことはありません。でもどうしても嫌なので、自分の好きな色に張り替えることにしました。
やっと完成した洗面所のセルフリフォームを、ダイジェストでまとめます。
好きになれなかった壁紙を、勇気を出して剥がし。
作業の邪魔になる洗面台のミラーキャビネットも取り外しました。ネジ数本で留めてあるだけ。意外に軽いものでした。
壁紙選びは難航しました。生糊付きの壁紙を張る予定でサンプルを取り寄せても、しっくりこない。ネットショップではサンプル枚数に制限があり、どうしたものかと考えていたらなんだか疲れてしまった…
日本の壁紙は幅が広く、90または120cmが基本的。生糊付きの壁紙は重量があるみたいで、それをひとりで持ち上げて壁に張れるのか不安だったし、かさむ送料も、刷毛やら金属ヘラやらの道具を揃えなくてはならないのも、みんな窮屈で。考え過ぎて、セルフリフォームが楽しめなくなっていました。
それならば貼るのが楽なシールタイプの壁紙を海外のショッピングサイトから取り寄せよう、と考えました。色味は画像で見ただけで決めなきゃならないけれど、こまごました面倒なこと全部から開放される自由がありました。
以前、玄関の壁に使ったドット模様もそうで、簡単でキレイに貼れるシールタイプ。幅が60cmだったかな?狭いから、ひとりでも楽に作業ができていました。
空気を左右に逃がしながら貼るのは難しくはありませんでしたが、ミニ脚立では天井まで手が届かず、廻り縁に沿って壁紙を切り取るのが辛かったです。なかなかおもしろいな、と思いながら1面目の完成。
2面目。壁紙の注文ミスで、1面目とは違った淡いグレー色になってしまいました。必要な材料は一度に揃えてから作業しないと、こんな失敗をする典型です。向かい合わせの壁を同時に視界に入れることはないから、そのまま貼り進めました。勿体ないしね。
洗面台の裏に隠れてしまう部分の壁紙は貼り直さず、そのままです。
この面はなぜかうまく貼れず、何度もシワが入ってはやり直し、挙げ句の果てに壁紙が足りなくなってしまうアクシデントが。
洗濯機を置けば見えなくなる部分は、1面目のわずかな残りを貼ってしのぎました。
そしてお気に入りの壁紙を貼った3面目。柄合わせは難しくもあり、また楽しくもあり。
スイッチや洗濯機用の水道の蛇口という障害物もクリア。特に心配だった水道の蛇口は、細かく切り込みを入れながら丁寧に作業しました。
壁紙がまたもや足りなくなり、途中からコンクリート柄に変えています。多めに準備しなきゃダメだね。ほんと痛恨のミス(それも2回目)。
4面目も同じく森の動物たちの壁紙を貼る予定でいましたが、完売のため濃グレーの壁紙に急遽変更。
ここもスイッチとコンセントがあったので、壁紙を切り抜く作業がありました。
ここでも壁紙が足りなくなり、途中で買い足しました(トータル3回目のミス)。
4面全て違う壁紙を貼ることになるとは思わなかったな(笑)。でも奇跡的にまとまっているという不思議。
壁紙が足りなくなったのは本当に痛いけれど、気になっていたコンクリート柄を試すことができておもしろかった。早く真っ白な洗濯機を置きたい。
トイレの壁紙とも違和感なく調和しました。もう水槽の中にいるようなイヤな感じは全くしません。
前オーナーさんが使っていたペンダントライトを取り外して、トイレと同じレセップを取り付けたので、天井も広々しました。
【使ったもの】
カッター
パテ
ヘラ
壁紙(グレー3種類) ・・・・3,200円
壁紙(動物柄) ・・・・4,900円
壁紙(コンクリート柄) ・・・ 600円
レセップ照明 ・・・・1,200円
電球 ・・・・ 850円
合計 10,750円
激安海外通販サイトのおかげで、壁紙は8,700円で済みました。すべて無地の壁紙だったら、もっと安く抑えられたでしょう。安く済ませたいわけでもないけれど、足るを知る。充分素敵な洗面所に変わりました。
今回学んだのは、材料は多めに揃えて取り掛かること。作業中断は時間がもったいないし、モチベーションもだだ下がるからね。
2階の洋室にも壁紙を張るつもりなので、同じ失敗はしないように!