山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

夕霧草、見つけた!

 


なぜか雨の日に園芸店へ行きたくなるのは私だけでしょうか?お客さんが少なくてゆっくり見て回れるし、暑さでぐったりした植物は見たくないから。雨粒を受けて嬉しそうな姿見たさに、足が向いてしまうのです。

 


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やっと出会えた夕霧草。これで朝霧と夕霧が山田ガーデンに揃いました。水色や白もあり、茎も様々な色がありました。まとめてみーんな買いたい気持ちを我慢して、紫を1株だけ。

ペンステモンが咲き終わり、寂しくなった所へ植え付けました。

 


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暖地では多年草として扱えるようですが、北関東では冬越し出来ないかも知れないなぁ。蒸れに弱いようなので、その前に夏が越せるかどうかも怪しい。何事もやってみないと判らない。


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夏はやっぱりコリウスの派手な色が恋しくなります。これはムーンライト。やさしい色合いは、時に直射日光で色褪せしてしまうようなので半日陰に。

実はこれ、ずっと植えたかったコリウスなのです。昨年は見つけられなくて断念しました。

 

 
f:id:y-garden:20180612070905j:imageアキレア テラコッタが咲きました

昨日の強風をゆらゆらとかわし、折れることもありませんでした。



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アキレアも小さな花が集まって、ひとつの形を作っています。よく見ると、黄色とブラウンが花弁に混ざっていて、テラコッタ色を作り出しています。

 


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次々に花茎が上がってきました!しばらくの間、楽しませてくれそう。 

 

 

 

 

 

 

夏の花たちが動き出す

 

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夏の植物たちの威勢がいい。エキナセアルドベキアも蕾を付けています。

バラも2番花を咲かせようと蕾を膨らませていたけれど、暑いので咲いてもすぐクタクタになってしまうし、今回はご遠慮戴いて力を蓄えてもらいましょう、と取り去りました。

バラゾウムシの悪さでまともに咲けなかったカフェと、ベーサルシュートが出まくりのセンチメンタルだけは少し咲かせることに。 

 

しかし今日は涼しい。20℃ないんじゃないかな。台風通過で大荒れとなる予報だったので、昨日は外壁誘引のつるバラ 新雪の花がら切り (というかステムの切り落とし) をしていたら、アシナガバチが巣作りをしているところに出くわしてしまって作業中断。 一筋縄ではいかないのはいつの季節も同じです。

 



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庭のあちこちで虫を見掛けます。かわいいカマキリの赤ちゃんは至る所で遭遇します。アブラムシが繁殖しているので、それを食べるてんとう虫も多く孵化しているし、たまにスズメバチが恐ろしく低い羽音と共に現れたりもします。

 


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そうそう、無事に冬越し出来たオキシペタラム ブルースターが咲き出しました。思っていたより寒さには強いみたい。

 

まだ雨は降ってはいませんが、今日は庭作業はお休みして、のんびり過ごすつもりです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スグリジャム作り

 

さぁ、赤く色付き出してから1週間が経ちました。いよいよ熟した房スグリの収穫です。沢山実が付くのは嬉しいのですが、小さな粒は収穫に手間がかかり大変なので、今回はざっと半分だけにしました。残りはまた来週に収穫します。

 

 




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それでもボウル半分の量にもなりました。ピカピカに輝く、赤い宝石です。

房から1粒ずつ摘まんで外し、水洗いしてゴミを落としてから、砂糖とレモン汁でコトコトと煮詰めてゆきます。

 


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ココット皿1杯分のスグリジャムの出来上がり。去年は煮詰め足りなかったのでソースになってしまったけれど、今回はとろみも申し分なし!上手に出来ました。

特にクセなどもなく、甘酸っぱくてプレーンヨーグルトに添えると最高!サイダーで割っても美味しいだろうな。ラズベリーと同じように小さな種が口の中に残るのですが、いつも裏漉しもせずそのままにしています。

 

庭で食べ物が収穫できることに不思議な感じを覚えてしまうのは、"食べ物は買うもの" という感覚に慣れすぎてしまっているから。

 


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ミニトマトひとつだけでも収穫できたことが、とてつもなくスペシャルなことなのです。

 

 

 

 

 

 

 

関東地方も梅雨入り

 

真っ先に梅雨入りした沖縄は、記録的な小雨だそうです。沖縄に旅行に行った方から聞いた話なので間違いありません。2017年の関東地方は梅雨らしくない梅雨で、梅雨明けした途端に雨が降り続き、日照不足となりました。

関東地方も梅雨入り。今年は穏やかな、梅雨らしい梅雨になるといいなぁと思っています。

 

 

梅雨といえば "アジサイ"。この時期にあちらこちらで咲き出すアジサイを見て、「一戸建て住宅には必ずアジサイが植えてあるのではないか?」と驚くくらい、よく見かけます。季節と共に咲く花を愛でる日本人って、やっぱり素敵だなぁ、と感じます。

 

山田ガーデンにはアジサイはありませんでしたが、植えるならカシワバアジサイにしたいと考えていました。ブドウのような葉の形も、銅葉になるのも好き。ただ、いかんせん大きくなり過ぎる。

春先に悩みに悩んで、とあるアジサイを購入しておりました。

 


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あまり大きくならず、花も目立ち過ぎずに庭に溶け込むように、と選んだのはコアジサイ。これは "奥多摩コアジサイ" という品種です。

飾り花は咲かず、ガクアジサイの真ん中のプチプチだけの花が咲きます。そう、よく見るアジサイの花とは、品種改良で種が付かない、飾りの花なのです。

実は、おぎはら植物園さんから届いた時には蕾がひとつ付いている状態で、既に花は咲き終わってしまいました(笑) 

 


#Pinterest で見つけました  

こんなに沢山咲くまでには長い時間が必要ですね。

やっとこの季節に必要なもの、手に入れました。 

 

 

 

 

 

 

ドクダミファン & 不登校からの脱出

 

巷では、雑草の代表格として嫌われているドクダミですが、山田ガーデンの周囲にはドクダミファンが結構いらっしゃいます。もちろん私もそのひとり。昨年から声を大にしてカミングアウトしております(笑)

 


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今がちょうど花がきれいな時期。おっと、この花弁に見える4枚の白いもの、実は葉っぱなんですって。学校の植物図鑑で覚えてきました。ピュッと伸びた中心が花だそうです。

増え過ぎたら抜く、または根元から切り取ります。花がらも摘みましょう。花が終わったら背丈半分くらいにカットすれば、伸び過ぎを抑えてスッキリできます。宿根草と同じような管理方法で、上手く付き合ってゆける植物ですよ。

血眼になって抜くよりも、いっそのことドクダミスペースを作って、花を愛でてみるというのもいいものです。

最近は赤と白の斑が入った、おしゃれなマルチカラーや、花が八重咲きのものまで!ドクダミファンにはたまらない品種も出てきました。

 


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半日陰の山田ガーデンには、ドクダミの花も貴重です。赤く紅葉する秋の姿も素敵ですよ。

 


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昨日中学校へ行く用事がありまして、先生が茄子の苗を持たせてくれました。

 


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マリーゴールドも。しっかりした、立派な苗です。特別支援学級の生徒さんと先生で種から育てたんですって。 

早速チューリップの球根を掘り出して空いたスペースに植え付けました。ん?ヒペリカムの眩しい黄緑色に被ってしまっている…

実は、先週末から息子が中学校へ通い出しました。まだ慣れないため1~2時間だけですが。スクールカウンセラーの先生や市の教育センターに相談しまして、通常クラスではなく、特別支援学級に通わせてもらっています。クラスメイトの視線が気にならないので、とても楽なんだそう。

今日も登校するつもり。明るい兆しが見えてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

チューリップ球根の掘り出し

 

数日前から主人が「目が痒くてさぁ…」と言い出しました。あぁ、この時期の何かの花粉だろうね~御愁傷様、と笑っていたら、私まで目がおかしい。痒いんです。

もちろんガーデニング好きも花粉症になります。でもね、それでも何故か恥ずかしいと思ってしまう自分がいます。好きな植物に痛い目に遭わされていることが。仕方のないことなんですけれど。

おまけに昨晩は眠っていたら足がつってしまい、ひとり痛みにもがき苦しむという(笑) …年かな。

 


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ふくらはぎにまだ違和感があるので脚立に乗るのはヤメにして、地味な作業をしよう。チューリップの球根を掘り出すことにしました。何種類かは茎も葉も枯れて、掘り出すにはちょうどいい頃です。来週には関東地方も梅雨入りするのではないかと言われていますので、早めにね。

 


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この球根を掘り出す作業が面倒で、チューリップを植えないこともありました。今はもう何ともありません。あれだけ早春を楽しませてくれたのですから!

掘り出す際には枯れた茎を引っ張ってはダメですよ。大根やニンジンのようには抜けませんから、 必ずスコップで土ごと掘り出しましょう。

それにしても分球しちゃって小さいマンゴーチャーム。来年は咲けないかも。

 


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2年連続で咲くことができた、真っ赤なチューリップのスラワ。乾燥したらもっと小さくなってしまうだろうな。

 


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掘り出して驚いた、フレーミング スプリンググリーンの球根の大きいこと!

2年前に植えたのに花が咲かないので、そのまま植えっぱなしにしていました。もちろん今年も咲きませんでした(笑) 咲かないおかげで養分をたっぷり蓄えることが出来たのか、充分すぎる大きさ。

これでもう、来春の楽しみができましたぞ。

 

 

 

 

 

 

 

黒 × 黄 = ミッドナイト

 


f:id:y-garden:20180530152620j:image 英名 : creeping jenny :  リシマキア "ミッドナイト サン"

黒い葉色に黄色の花が咲くと「ミッドナイト」という名前が頻繁に使われる傾向にあるようです。山田ガーデンのリグラリア (西洋ツワブキ)も "ミッドナイト レディ"だし。


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これこれ。秋には黄色の花が咲きます。まだ咲いたことはないけれども。

 


f:id:y-garden:20180531004454j:image今は亡きダリア "ミッドナイト ムーン"

確かに漆黒の夜空に浮かぶ月を連想させますね。

 


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冬にはもっと黒色になり、チリチリのぼろぼろ、可哀想な姿になっても必ず春には復活します。黒い葉のグラウンドカバーもなかなか良いものです。

"ミッドナイト" で思い出したのは、手塚治虫の同名の漫画。好きで20年前に買い揃えたのですが何処に行ってしまったのかなぁ…真夜中にだけ営業するタクシードライバーの主人公、ミッドナイトが、乗せたお客さんの悩みを聞いてあげる、という内容だったはず。

ダメだ、気になる。探さなきゃ。

 


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ルドベキア タカオが咲き出しました。昨年植え付けた新入りなので、こんなに早い時期から咲き出すなんて知りませんでした。

これから秋遅くまでずーっと咲き続けるの?なんて体力。

 


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黄色の植物って太陽にも月にもなるんだね。

そのどちらも、地球上を照らしてくれる眩しい存在。

黄色、万歳!

 

 

 

 

 

 

 

輝く赤い宝石~房スグリ

 



いつの間にか色付き始めた房スグリ。まだ熟していない緑の粒が混ざった、今の時期しか見られない初夏のひとこまです。


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庭を囲ったフェンスの隙間から、何本かの枝が外へ飛び出してしまっていて、近所のひよこたちが実を摘まみ取っていました(笑)

まだ青いから食べられないよ、と言っても聞かず、ズボンのポケットに入れていたけれど潰れちゃったのではないかしらね。ママに怒られていないといいな、と願うばかりです。

ひよこたちのお宅では少し前にジューンベリーの実がなっていましたが、あまり興味がないみたい。ヒヨドリが食べに来ているのを見かけました。

1粒もらって食べてみると、ほんのり甘い、さくらんぼのような味がしました。

 

 
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ゲウムの移植は完了。花の咲かないオミナエシを別の場所へ移動して、カレックスをその位置に、そしてカレックスを植えていた場所へ植え替えました。ぐるぐると。これだけ陽の当たる場所なので (午前中限定ですが)、今までよりずっと良いはず!

そして巨大なギボウシ ゴールデンティアラは、新築している妹の家の庭へプレゼントしようと考えています。決して "いらないから" ではございませんよ(笑)

 


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大好きなギボウシ パトリオットとミズヒキは、仲良しコンビ。お互い葉の大きさが同じくらいです。ミズヒキの明るい黄緑色が、日陰を明るくしてくれています。斑が入っているのも、模様があるのもお気に入りです。


 

 

 

ミサトに感心する

 


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早朝数時間の陽で、シャンテ ロゼ ミサトは本当に良く咲いてくれました。これが最後の花。たくさんの蕾が開いた今年は、このバラに対する気持ちがちょっと変わりました。

頂き物のバラで、私の好みではなかったこともあり、今までは「まぁ咲くなら咲いてもらいましょう」ぐらいの気持ちしか正直ありませんでしたが、しっかりと肥料を与えた結果、今までにないほどの数の、品のあるディープカップの花を見せてくれ、加えて素晴らしい香りを辺りに漂わせてくれたことに感心しました。

これからは150cmを超えた丈を少し短く剪定して、黒点病に注意しながら秋の花を待ちます。

 


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1番花後、ベーサルシュートが4本も出てきたセンチメンタル。やっぱり地植えは違うなぁ!超元気だもの!2番花も楽しみです。

 


f:id:y-garden:20180527232357j:imageガウラ


f:id:y-garden:20180527233023j:imageラグラス オバタス

バラは風に揺られて欲しくないけれど、この植物たちが風にゆらゆらと揺れる姿は、いつまでも見ていられます。風が魅力を更に引き出す、と言っても良いくらい。

 


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九州南部梅雨入りを聞いて、こちらもぼちぼち移植作業を始めました。

この一帯は全て移植組。カレックス キウイは、昨日移植しました。余りにも陽に当たり過ぎて色が悪くなってしまったから。花も咲いていて元気はあります。春に株分けしたヒューケラ キャラメルも、ちゃんと根付きましたよ。

 

 

 

 

 

 

早起きのススメ & カルドン最新情報

 

週末でも、朝はいつもの時間に起きると決めています。長く寝過ぎると必ず頭痛が起こって、1日が台無しになってしまうのです。

これに気付いたのは、庭作りを始めてから。週末でもダラダラと眠ることがなくなり (庭作業が楽しみで早く目覚めてしまう!) 、頭痛から解放されていることにふと気付きました。若い頃は幾らでも眠れたのにね。

それからというもの、完全な朝型人間へ生まれ変わりました。静かな週末の早朝が特に大好きです。コーヒーカップを外へ持ち出し作業をしたり、スマホで音楽を聴きながら作業をしたり…「ねぇ、ママ!」と呼ばれることもありませんからね(笑)

 

 

チリチリの花がらを沢山付けていても仕方がないので、アーチのブラッシュ ノアゼットと外壁に誘引した新雪を半分ほど剪定しました (脚立に乗った勢いで全てをさっぱりさせたくなる気持ちを抑えながら)。



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新雪はステムが1m近く伸びることもあり、花がらを切るというよりは、伸びた枝を切ったら花がらが付いていた、と考えた方が良いくらい。

これで腰を屈めて庭を行き来する必要も少しなくなったかな。バラの季節の終わりを感じる、寂しくもある作業です。

 


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さて、本日の主役はこの方。お化けアザミのカルドンです。

種から育てて丸2年。今年は何かが起こりそうな予感。というか、そろそろ何かが起こって欲しいの(笑)

  


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真ん中に茎が伸びてきたように感じます。もしや、これは…?くしゃっとした葉をかき分けてみると…

 


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なんと!嬉しい蕾が見えました。食用にできる程の大きさはありませんが、ちゃんとアーティチョークの特徴が見てとれます。 

やっと、やっと。長いこと待ち続けた花が見られそうです。