山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

腰壁をDIY


GWガーデニングセール開催中。毎年のことながら忙しい。野菜苗がすごい勢いで売れています。
今年はチーフが2日間の連休をくださいました。一気に玄関正面の壁のリフォームを進めます。




黄色の枠の部分だけ、なぜかベニア板がやわやわ。それはペンキを塗る前からわかっていました。補修するには、バリッと板を剥がして新しい板を張り直すことが1番良いのだろうけれど、そんな勇気はなくて(苦笑)。
だから上から新しい板を貼って補強しつつ、腰壁にする案に決めました。


#pinterestより
腰壁とは、腰の高さあたりから別の板を張る内装のこと。相じゃくり板を端から並べていくのもいいし、モールで飾るとたちまち洋風になって素敵ですよね。写真を見ているだけでうっとりしちゃう。



その腰壁の高さをどうしようか。階段の高さに揃えるか、窓枠に揃えるか…
窓枠に揃えると、左側の壁との繋がり感はあるものの、少し高すぎる気がする。
階段の高さに合わせてみると、ペイントした壁が広く残るからか、少し開放感があるかな。


準備したのは厚さ2.5mmのベニア板とモールディング。店でカットしてきたのだけれど、事前に測り間違えていて、全く違う大きなサイズにカットしちゃっていたのは先日書いた通り。ちゃんと測り直してカットし直してきました。
そして悩み抜いた柄の壁紙。そうです、半分から下は壁紙を貼った全く異なる壁を作ります。イヒヒ、おもしろくなりそう。



事前に良きサイズにカットした合板に、壁紙を貼っておきます。この壁紙もシールになっているので、貼るのは本当に簡単。
糊と刷毛を別に用意しなければならないとなると、手が出しづらい。これならやってみようという気になります。
そして壁紙を貼った合板の後ろ側にボンドを塗って、壁に貼り付けます。



もちろんボンドだけでは心もとないので、隠し釘を打ちます。使ってみたかったんですよ、これ。



普通に金づちで板に打ち付けます。するとプラスチックの部分で止まって、それ以上は打ち込めなくなりますね。



そうしたら、当て木をして金づちでトン!
プラスチック部分が吹っ飛びます。



釘の頭の部分を吹っ飛ばすことで、釘の胴体部分だけが内部に残ります。釘跡を最小限に、きれいに仕上げることができるというすぐれもの。



取り付けた板の上部にモールディングを取り付けて、異なる壁同士の境目を引き締めます。あえて無塗装にしました。



今度こそ完成!シックな青にポップな柄の壁紙を合わせて、暗くなりすぎない壁にしました。
むしろ明るい。インパクトがあって、気分が上がる!
実は右側のタイルシートの丸模様とリンクさせているのです。気づきました?憎い演出でしょ(笑)



候補はいろいろありました。1面ダークな色味に仕上げるのもカッコいいと思うし、漫画チックな波の壁紙も捨て難かった。海なし県に住んでいるからやめたけど(笑)。今でもこれに決めて良かったのかなぁと思ってしまいます。壁紙選びはワクワクする楽しい時間でした。


余談。カットを間違えたベニア板を車に積んでおいたところ、主人に「あれ何?」と言われ。説明したら、「余計なものを壁に打ち付けて段差を作るなんて、直し方がおかしい!」と言われました。壁の傷んだ下部分だけ切り取って、新しい板を打ってパテ埋めするのが普通だ、と。パテ埋めの方が楽だし安上がりだって言うわけ。
いろいろ考えて、こうすることに決めたんだよ!とハッキリ言い返しましたが、どうしてこんなに意見が合わないのかな?ホント不思議だね!