山田ガーデンの働くイチゴ農園では、苗の刈り取り (廃棄) が始まりました。何千もの数の株を、1株1株、鎌で刈り取ります。ビニルハウスの中の気温は一体どれくらいだったのでしょう。こんなに汗をかいたのは、学生時代の部活動以来です。汗が眼の中にまで流れ落ちてくるのですから…
熱中症とは無縁な生活を送ってきましたが、ビニルハウスの中での作業に、初めて身の危険を感じました。これから夏日がしばらく続くようで、辛い作業が続きます。
奇しくも作業初日の昨朝、咲いた鉢バラがありました。山田ガーデンでは初めての色。
「あっ、咲いた!」と思わず声に出してしまったくらい。楽しみにしていたER チャールズ ダーウィンです。
強いダマスクの香り。マスタードイエローと呼ばれる、優しい黄色。花弁の枚数が多いこと!
これぞER!開き始めた姿で胸が躍ります。
この暑さでは持たない。儚いマスタードイエローは、すぐに退色してしまうでしょう。それでもこのバラを選んで良かったと思える素晴らしく美しい魅力がありました。
何百とあるERのうち、私が知ることのできる品種はほんの少ししかありません。その数少ない一瞬を大切にしたい。そう思えてきました。