山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

一夜明け、栃木県は被災地になっていた~台風19号の爪痕

 

スマホで台風の進路を追いながら過ごした12日。台風情報を追わずにはいられない、そんな1日でした。強い雨風はずっと庭を吹き抜けていましたが、庭の植物たちが風に煽られる姿を見たくなかったので、カーテンを締めたままにしていました。

 

 

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今回の台風は、氾濫しやすい川からいつも穏やかな小さな川までもが危険水位を越えて溢れ、栃木県内に大きな被害をもたらしました。私の住む市内の中心部を流れる川が夜に氾濫し、駅前の大通り一帯に避難指示が出るという前代未聞の出来事に、ただただ恐怖を感じました。

 

 

娘の学校がある隣市に住む同級生からは、何人も避難するという連絡が入り、学校近くの橋は不通に。今朝の学校は送迎の車でいっぱいでした。家が浸水してしまったクラスメイトもいます。崩落の危険がある橋も数えきれません。しばらく通えない生徒も出てくるでしょう。

 

そしてとにかく酷い状況にあるのが県南部。

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its-mo.comより抜粋

地図左下に位置する栃木市佐野市足利市が大規模な範囲で浸水しています。農家さんは軒並みダメです。静かで穏やかな場所が一夜にして被災地に変貌しました。


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pref.tochigi.lg.jpより抜粋

県を流れる主な河川、それに通じる地図にない支流の殆どが氾濫・決壊を起こしてしまうほどの大雨で、我が家のある地域が無事だったのは本当に奇跡だったのかも知れません。思い腰をあげての台風対策でしたが、もう自分が恥ずかしい。もっと危機感を持つべきでした。どこに何が起こっても不思議ではない時代なのですから。

 

 

県内各地の秋祭りは軒並み中止となり、悪夢のような3連休は終わりました。県内はしばらく混乱が続くでしょう。

山田ガーデンの働くイチゴ農園、今日行ってきましたが、幸運にも畝が少し崩れただけで済みました。水中ポンプでずっとビニルハウスに溜まった水を汲み出していたそうです。

東日本大震災の時のような暗いムードが県内を漂っています。1日も早くみんなに笑顔が戻りますように。