山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

大きくなったパンパスグラスの手入れ〜その1



今月も楽しい職場の研修に参加しました。いつも勉強になるので、こんなオバちゃんなのに参加させてもらえてありがたいです。
今回は隣の市にある他店舗で、売り場作りについての勉強。日用品や組み立て家具など様々な担当者が集まりました。基本中の基本である、お客様を誘導する統一感のある商品陳列法や心理を読んでの工夫など…
しかし、それに当てはまらない難しさがあるのが園芸部門の生花で、その辺りはまた次回に説明してくださるとのことでした。


そして、いよいよ取り掛かります。パンパスグラスをぐるっと一周りも二周りも小さくする作業です。


十五夜には素晴らしい勇姿を見せてくれた庭のパンパスグラス。植えてからもう5年も経ちます。あの時は、大きくなったとしてもなんとかなるだろうとの気持ちと、どうにもならずに後悔しそうな気持ちが半分半分で。最終的にはどうなっても楽しそうだと、そう思って迎えることを決めたのでした。何を植えても日照の関係でうまく育たなかったデッドスペースが、わくわくする場所に変わった瞬間でした。
主人には、植え付け場所が悪いだのとあれこれ言われてきたけれど、植えなきゃ良かったと思ったことは一度もありません。



しかし5年も経つとね、やっぱり株が大きく太って、場所を取りすぎるようになりました。定期的に根元の茎を切り落としてはいますが、それはさすがに大型のグラス。その場しのぎでしかありません。長い葉が出入り口に飛び出し、扉からの出入りができなくなったので、本格的に手入れを決めました。
できるだけ広がった脇芽を抜いて、根を取り去りたい。それが目標。



まずはアームカバーをする。または腕を保護するため長袖を着ましょう。そしてグローブを忘れずにすること。コレがなければ作業は絶対にできません。葉の細かなギザギザで流血します。



株を削り取りたい部分の葉を、サクサクと切り落とします。作業中、秋晴れの空にブルーインパルスが飛んでいるのが見えて嬉しかった。国体が始まったんです。



スッキリしました。この剪定ゴミをまとめるのに半日かかったので、今日はここまで。



待望のリコリス ラジアータが無事に咲きました。ポッと火が灯ったような赤さです。