山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

春の移植作業は続く〜植物3年説



予報通り、雨から本当に雪になっちゃった3月29日、景色はうっすら雪化粧に変わり、気温は真冬に逆戻り。そうなのよ、一筋縄にはいかないのが春ってヤツだった。ソメイヨシノが咲いたからって油断しては裏切られる。まだダウンジャケットが活躍する、それが初春だ。
週末の雪からあまり天気がよくなくて、移植作業がなかなか進みませんでした。出勤前に何かひとつ作業をしたいとは考えているのですが、やる気はあるだけにもどかしい日々です。


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朝7時から庭に出ます。いよいよ大物。パンパスグラスに押しやられたコルジリネを救出します。いやはや悲惨な姿で、もうどこにいるかわからないくらいでした(笑)。逆にパンパスグラスが霜よけの役目を果たしてくれていたとも言えます。


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2019年4月上旬の写真では、まだコルジリネの存在は充分にあって、パンパスグラスも株が細かったんだよね。それからの1年でグンとパンパスグラスの株が大きくなったというわけ。
私が庭で学んだことに「植物3年説」があります。宿根草などの植物は、植え付けて3年経つと、大抵丈夫で充分な大きさに成長します。だから3年経ったら、これからも今のスペースで大丈夫か、ちょっと考え直してみるといい。大きくなって窮屈になっていないか、逆に小さくなってしまっているようであれば、その場所が植物に合っていないということです。因みに今回の移植作業は3〜4年経った植物ばかりだから、あながち嘘ではないことが解っていただけると思います。



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まずはパンパスグラスの増えすぎた株を根元から剪定してスッキリさせます。秋に穂が上がらなくなるかも?充分大きく育っているから、たぶん大丈夫。
私は面白半分に10坪に満たない庭にパンパスグラスを植えましたが、これでも一応小さな矮性のものです。皆さんはよく考えて迎え入れてね。庭が広いなら、大きくなるのでシンボルツリーの代わりにもなって面白いかも知れません。


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そしてコルジリネを掘り出します。


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40cmずらして植え直しました。これだけでもかなり広々としましたよ。


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セダム ストロベリー&クリームもカレックスの影でかくれんぼ。まるで今にも金髪に巻き取られてしまいそうな図です(笑)。年に何度も蛾の幼虫の餌食になり、花を眺めるまでに至らない困ったちゃんです。まともに開花したことがないもの。


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掘り出して、ちょっと距離を開けて植え直し。ジャンクレンガをカレックスとの間に置いて、存在感をアップさせてみました。多肉とレンガはとてもよく合います。