我が家の名無しのバラは数年前に新苗で迎えました。タグがないのは承知で、咲いたらゆっくり名前を調べればいい。開ききったポンポン咲きの花に一目惚れでした。
2021年５月
2022年５月
2023年５月
調べていくうちに、これはエブタイドという品種なのでは？と目星をつけました。でも確信が持てない。だから今年はそのエブタイドの新苗を育ててみることにしました。
同じバラが２株になっちゃったらどうするの？心配ご無用。大好きなバラは何株あっても嬉しいのです。
お店の売れ残りのエブタイドの新苗。もうどう見ても葉のギザギザとか、写真の花の感じは名無しのバラと同じですね。葉の付き方やトゲがないところも。
バラの新苗は1,078円を値下げして700円にしましたがたくさん売れ残っています。今年は本当に花が売れない。
とにかく先ずは大きく育てなければいけません。かと言っていきなり大きな鉢に植え替えてもいけません。これは過去に失敗を経験している。先ずは鉢周りが２〜３cm大きめのサイズから始めて、段階を踏みながら徐々に徐々に鉢を大きくしていきます。
新苗と大きめの鉢をセットで買おうとしているお客様には、失礼ながら声を掛けるようにしています。いや、声を掛けずにはいられない、が正しい。
楽しみな蕾がついていましたが…
ピンチして取り去ります。さようなら。花は来年までお預け、まずは大きくしっかりとした株に育てなくては。
ビニルポットから抜いてみました。根の張りはまずまずです。このまま土を落とさずに、そっと植木鉢へ入れましょう。
花の培養土に腐葉土を加えたもので植え付けました。根元のテープや添え棒もそのまま。この状態でまずは夏の終わり頃まで様子を見ていきます。
デスデモーナやロビン、ノヴァーリス、ピエールなど花が終わったバラに施したいアレの出番がやってきました。
カーメン君パッケージのニームペレットです。
ニームとは？簡単に言うと、病害虫に強いニームという木があって、その木から抽出した成分を植物に与え、農薬を使わずに元気に育てましょうというもの。無農薬栽培には必須アイテムで、抽出したものがニームオイル、抽出した粉状のかすがニームケーキ。これは固形にしたペレットタイプです。
ニームを使ってみたいとは思っていましたが、結構値段が高くてね。これは1,000円でお釣りがくる手頃な値段なので、いっちょやってみるか！という気になり買っておいたのでした。
ニームは独特の匂いがするらしい。私はさほど気にならないかな。古くなったお茶の葉の匂い、が表現的には的確だと思う。
こんな風に用土に施す。全体的に撒いても良し。陽の光で分解が進んでしまうので、この上に土を掛けておきました。
初めて使う園芸用品って、すごくワクワクする。どんな効果があるのか、またご報告しますね。
