山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

つるバラの挿し木に成功


引越し準備で1番頭が痛かったのが、つるバラをどうするか?ということでした。長尺苗みたいに掘り出すのが理想でしたが、なにしろ大きすぎて移植はほぼ不可能。
そうすると、枝を挿し木するしかないわけですが、私、バラの挿し木は下手くそで、今までに何度か挑戦しましたが失敗続きです。挿してすぐに枝が真っ黒になってしまったり、シワシワになってしまったり、根がついたものの、その後に油断して水遣りを忘れたりしたこともあったっけ。



午前中は陽が当たり、午後は日陰になるところで。
上から新雪、ER チャールズ ダーウィンバレリーナ、ブラッシュ ノアゼット。
ダーウィンはつるバラじゃないけれど、スペアの株を作っておきたかった。



挿したのは10月末〜11月。もう挿し直しはきかない中での再挑戦。
今回は切り取った枝を数日水に付けておいて、それを土に挿してみました。



4カ月後の現在。芽が大きく動き出したのを見て、嬉しかった。
1番思い入れ深いバラが新雪。初めて庭に植えたバラでした。日本の品種を育てたかったのと、息子の名前がひと文字入っていたから決めました。



バレリーナの小さな芽も尖ってきています。
暖冬だったとはいえ、冬に、それも庭の土に挿しておいただけで成功するなんて。案外冬の方が成功率が高いのかも知れないね。



これで親株を伐採する決心がつきました。少しずつ枝を落とします。



枝を落としながら何気なく株元を見て、あっ!と驚きました。木屑が出ている…テッポウムシに入られちゃっていたんだ。


この後、最悪は枯れていたかも…と考えれば、伐採が今で良かったのかも知れない。弱ってゆく姿を見るのはつらいもの。



またいつか必ず会おうね。たくさんの思い出をありがとう。