山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

バラの芽吹き

 

f:id:y-garden:20180214205251j:image

バラ ブラッシュノアゼットの赤い芽が膨らんできました。1日陽が当たる南側のアーチに這わせています。

赤い芽、赤いトゲです。早いものは、折り畳んだ小さな葉を見せているものも。

 

赤やピンクの花が咲くバラは赤い芽、白や黄色の花は青い芽なのだと様々な品種を観察して気付きましたが、例外がありました。

ウチのつるバラ 新雪です。

f:id:y-garden:20180216082215j:image

白い花なのに赤い芽が芽吹くことに今更ながら気付きました。赤い花には赤い芽神話、崩れたり。

確かに、外気温が低くなると蕾が真っ赤に染まりますから、赤い色素も持っているのですね。新雪のお母さんはニュードーンというアメリカ作出の薄いピンクのバラです。そのDNAを受け継いでいるのでしょう。

 

 

他のバラの様子も書きたかったけれど、風邪をこじらせてどうにもツラい。

また次回に。

 

 

 

 

 

 

 

 

おかしなDNAの継承~ニゲラ

 

種を蒔いて育てているベビー苗たちは、窓辺で陽をいっぱい浴びて、すくすくと育っています。
 

f:id:y-garden:20180214070021j:image

寄せ植えのストライプのプリムラ。素敵なのに香りがゼロなんですよねぇ…それだけが残念。今、園芸店は、プリムラやジュリアンの良い香りに包まれています。是非、香りを楽しみに足を運んでみて!

 

しばらく陽の当たらない所に飾っていたら、すっかり色素が抜けた花ばかりが咲くようになってしまいました。色の濃さが全く違うでしょう?陽に当てたら色が復活しました。教訓、プリムラは、日光に当てろ。

花が咲く植物はみんな太陽が好きなんだよね。



 


f:id:y-garden:20180214062456j:image 

これは試し蒔きのニンジン。大きくしっかりしてきました。レース葉がかわいい。

 

 

そして、秋に種蒔きをしたニゲラ。この種は、ちょっとおかしなことになったニゲラの花にできた種を採取したものです。

↑  この記事、読み返したくない…とても落ち込んでいた時に書いたものなので(汗) 

 


f:id:y-garden:20180214063404j:image

先日、ばら蒔きして発芽した芽が大きくなってきたので、ビニルポットに分けて鉢上げをしました。もちろん、まだひょろっとした芽で5cm 程しかありません。

それなのに、よく見たら!なんと蕾を付け始めていたのです!

なぜ?なぜこんなに小さいのに蕾が付いちゃうの !?

 


f:id:y-garden:20180214064919j:image

これでは前回と同じことになってしまう。10cm にも満たない芽に、ちっぽけな花が咲いてしまう!

取り敢えず蕾は摘みました。また蕾が現れたら、また摘もう。大きくなるまで摘み続けようと決めました。

やっぱりおかしなニゲラから採種したものは、同じDNAを持っているんだなぁ、と感心したのも束の間、新たに種を買って撒くべきだったと後悔しています。 

60cm くらいになるはずでしょ?切り花にできるんでしょ?できるとは思えないわ(笑)

今年の庭作りも前途多難だ…

 

 

 

 

 

 

 

チューリップアンケート 結果発表

 

人気ブログランキングサイトにて開催していたアンケートの集計結果を公開します。

お答え下さった7名の皆様、ご協力いただきましてありがとうございました。また、コメントまで入力下さったガーデナー様、感謝いたします。

では貴重な皆様のお庭のチューリップ事情、発表です。

 

「どんな色のチューリップの球根を植えましたか?」 (複数回答可)

  1.  赤 ──────── 2人
  2.  ピンク ─────     5人
  3.  オレンジ ───── 0人
  4.  黄 ──────── 1人
  5.  白(クリーム) ───  4人
  6.  紫・茶・黒系 ─── 5人
  7.  複色 ─────── 1人 
  8.  その他 ────── 1人

 

30歳台~60歳以上の方々がお答えくださいました。 

山田ガーデンは、赤とピンク、白、茶色の球根を植えています。驚きだったのは、シックな紫・茶・黒系を植えている方が多いこと!このかわいいイメージも定着しているチューリップは、色選びを慎重に考えないと、時としてかわい過ぎて子供の花壇のようになってしまうこともあります。シックな色ものを選び、大人のチューリップを楽しむのもまた良いですね。

 


f:id:y-garden:20180214174211j:image

学生時代に花屋でアルバイトしていた頃、男性のお客様が「女性に花束を贈りたい」とやって来たので、チューリップの花束をお勧めしたら、「安そうに見えるから嫌だ」と言われたことがあります(笑)

あら、この話は以前も書きましたっけ?この時期には思い出してしまうんです。男性のホンネの詰まったこのやりとり…当時高校生だった山田ガーデンには、そりゃあ衝撃でしたよ。

「高く見えりゃ、なんでもいいのか!オトコナンテシンジラレン!」(笑)

今は品種改良され、素敵な色がたくさんあってアレンジの幅も広がったけれど、ひと昔前はそんな立ち位置だったんですよね。








 

忙しい春はもうすぐ

 

時折、春のような陽気がやって来たかと思うと、また冬の寒さに戻ったり。ちょっと今までとは違う感じ、皆様お気付きですか?


f:id:y-garden:20180213061229j:image 

早朝のビオラは毎朝ショッキングな姿だけれど、寒暖を繰り返し始める天気図、それは春の知らせ。

 


f:id:y-garden:20180210212155j:image

寒くなる前にビニルポットに挿し木したジギタリスは、寒さに強く、軒下で元気にしています。

小さな若葉がちょっとずつ伸びてきました。まだしっかりと根が張っているわけではないので、触るとグラグラですが。

山田ガーデンは日当たりがあまりよくないので、ビシッとした太くて立派な花穂は立ち上がりません。それでも3月になったら、少しでも陽の当たるところへ定植して、少しずつ株を増やしていく予定でいます。

あんなにジギタリスのブロッチ(つぶつぶ模様)を気味が悪いと言っていたのに、いつの間にか何とも感じなくなりました。きっとジギタリスはあれがあるから素敵なのです。

 


f:id:y-garden:20180213061254j:image 

キッチンの窓辺の瓶の中では、ゼラニウムの根っこが泳ぎだしました。

切り詰めたものを棄てるのが忍びなく、瓶に挿しておいたら、うまい具合に根が出ました。 

 

何だか、気ぜわしくなってきた!

忙しい春がもうすぐ来るんだね。

 

 

 

 

 

 

 

春を告げる鳥

 

ぴちぱちぴちぱち…元気よく春を告げる鳥のさえずり。そう、1年振りのヒバリのさえずり。2月になってすぐのある日、懐かしい声を聞くことができました。

山田ガーデンの家の周辺は、何年も区画整理工事中で、工事車輌がガーガーうるさいのですが、空き地が所々にあるため、まだヒバリがやって来ます。この声がいつまでも聞けますように、と願うばかりです。

 

 
f:id:y-garden:20180210101317j:image

さて、久しぶりに予定のない土曜日。宅急便で届いた一眼レフのバッテリーを朝から充電したり、ボディをぐるぐる眺めてチェックしたり。オークションで落札したOM-D は、神戸のリサイクルショップからやって来ました。実物は傷1つなく、新品同様で驚きです! 

とにかく小さいので、どこにでも楽に持って行けそう。厚みはさておき、サイズはスマートフォンと同じくらいなのです。

 

f:id:y-garden:20180210162939j:image

試し撮り。シャッター音が気持ちがいいです。



f:id:y-garden:20180210163217j:image

キミは春になっても、北国へ飛んで帰らないでおくれよ!





 

 

 

ミラーレス一眼を買いました

 


f:id:y-garden:20180207090928j:image
 

山田ガーデンブログは、3月で丸2年を迎えます。ずっとスマートフォンで写真を撮り続けてきましたが、念願のミラーレス一眼レフを買いました。週末には家に届く予定です。

今回の写真がスマホでの撮り納めになるでしょうか。

 

 

古いモデルになってしまったのは、金額の折り合いがつかなかったから。どうやら黒いボディは人気色のようで、球数も少なく割高だったので手を出せませんでした。 

春には子供たちも進級しますので、色々お金もかかります。私ひとりだけが欲しいものを買うわけには行かないしね。

 


f:id:y-garden:20180207092825j:image

斑入りのゼラニウムにも、やっと蕾が現れました。

 

 

主人に「どうしても仕事を辞めたい、今のところは私には合わないのだ」と話をしました。今までの職場では進んで掃除をしたりと、手が空いた時に何をするか、それを見つけて実践することがとても楽しかった。実際、手の空いた時にやっておくべき事が山のようにありました。

今の職場は、それが許されない。手が空いていても机に向かっていなければならない。 でもやることがない。ただ座って1日を過ごす無意味な時間…

ただ、子育て中の就労であることにはとても寛大で、家庭を優先していいですよ、と言ってくれることが、登校拒否気味の息子を持つ身には非常にありがたい。そんなことを言ってくれる会社はきっと他にはないよ、と主人に言われて、ずいぶん融通を利かせてもらっていることに改めて気付きました。

 

融通を利かせてもらっていることに、もっと感謝しなきゃいけない。仕事、仕事で子供たちを放っておくことも許されないし、逆に専業主婦にもなれない。そのバランスをうまく保てる仕事しか、今の私には出来ないんだ。仕事内容うんぬんの話ではなかったんだ…

 

"この仕事をやめる時は、園芸店を開業する時" なのだと、昨年悩んだ末に出した答えが、また揺らいでしまいました。

それは私が弱いからに他なりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

冬が長過ぎる

 


f:id:y-garden:20180204174555j:image

こぎん刺しは着々と進み、既に裏側の糸の始末まで完了しました。後は余分な周りの布をカットして、付属のフレームに収めれば完成です。頭を空っぽにして没頭できるのは、草むしりと一緒ですね。

織り目を数えながらパターン通りに刺してゆくだけなので、難しい技術はいりません。少しずつ現れる模様が嬉しくて、気付いたら夢中で手を動かしていて。 

こぎん刺しは、江戸時代から続く青森県の伝統工芸。野良着(こぎん)を刺繍で補強していた、だからこぎん刺し。太めの糸が温かみを生み出します。

 

 

ちょっと疲れています。どうしてこんなに働かなきゃならないのか、と目的までも見失いそうです。

1年半経っても、未だに職場に馴染めません。いつも行きたくないな、と思う。行きたくない職場で1日を過ごすのは苦痛でしかありません。

幼かった頃の息子の一言から夢を追いかけ始めたけれど、成長した息子は「ママには花屋なんてムリだよ」と言うようになりました。出口が見えないまま歳だけをとることに、正直、焦りもあります。

転職をしたとしても、きっと同じように辞めたくなるんだろうな。そんな気がします。自分のやりたいことに身を置くまでは、ずっと────。

 

冬が長過ぎるよ。

 

 

 

 

 

 

 

求む、最低限の管理

 

どうしても諦めきれないバラがあります。

とてもチャーミングな色味なのに、香りがないという。香りがない分、花持ちはすこぶる良くて、長い間目を楽しませてくれるそう。

 


f:id:y-garden:20180203090447j:imageカフェ

秋に剪定したら芽吹き出して以来、ずっと葉が青々としているので、このままにしています。

 

 

ホームセンターと花木センターをハシゴ。私の欲しいバラはホームセンターにあることは偵察済みでした。

 

しかし、行ってみて唖然としました。並べられているすべての植物は寒さで傷み、売り物にならないような姿でした。

特にクリスマスローズの開花鉢はひどいもので、花茎も葉もぐにゃりと垂れ下がり、何十鉢とあるそれは間違いなく廃棄されるであろうと、素人目にも判断できるほどでした。

以前、黒いクリスマスローズを買うきっかけになった、自身の庭に咲くクリスマスローズを自慢気にお客さんに語っていた店員さん。売り場のクリスマスローズの管理はできなかったのかな。

今年の冬は例年とは違い、かなり冷え込みが強いです。瀕死の姿になる前に、もっと出来ることがあったと思うのです。一晩ではあんな姿までにはならないはずです。

以前もこういったことに対して、ブログに綴ったことがあります。園芸店はガーデナーの見本であって欲しい、ガーデナーを元気良く引っ張ってゆく存在であって欲しい、と。それは無茶苦茶な要求ではありません。きちんと目の行き届いた管理こそが、そこにつながると山田ガーデンは思うのです。

結果、店舗側も全てが廃棄になるような無駄を出さずに済むはずです。

 

バラは買わずに帰りました。 

 


f:id:y-garden:20180203230926j:image

心を落ち着けるために、こぎん刺しに挑戦中です。

 

 

 

 

 

 

這いつくばる

 


f:id:y-garden:20180201093616j:image

寒さが厳しくなると、まるでピンクのインクを垂らしたように、西洋ナンテンには赤い斑点が出ます。これは、西洋ツバキのナイトライダーと同じ現象。暖かくなれば元の葉色に戻ります。

  

 


f:id:y-garden:20180201094416j:image

昨日の雪は、あっという間に溶けてホッとしました。

落ち葉に埋もれた庭は、大切な宝の山だから。

かき分けて這いつくばって見ると、たくさんのベビーが顔を出します。

庭を彩ってくれる、大切な子供たち。

 


f:id:y-garden:20180201095157j:imageチューリップ  スラワ

 


f:id:y-garden:20180201095214j:imageムスカリ  アズレウム

 

もうこんなに顔を出していたのですね。他のチューリップばかりに気を取られて気付きませんでした。

球根を植えた場所には、判らなくならないように、バルサ材でできた名札を立てていますが、最近、なぜかこの名札が土から抜かれて、ポトリと落ちているのです。

なんだろうか?2通り推理してみました。

ひとつは、野鳥が嘴でくわえて抜いた。ヒヨドリくらい大きな鳥ならば、楽勝に出来ることです。

チューリップの芽もつつかれたことがあるので、あり得なくもない。

2つ目は、霜柱が立つ時に押されて抜けた。やっぱりこちらの方が有力かな。

 

 

 

 

 

 

 

本命トレリスのDIY

 

先日、青いトレリスをDIYしましたが、あれは準備運動みたいなもので。ご存知の通り、本命はまだ作っていなかったのです…

昨日はは朝早くに予定があり有給休暇をもらったので、早速空いた時間に取り掛かりました。


f:id:y-garden:20180131180101j:image

Pinterestで見つけたこの画像に一目惚れ!ヘリンボーン模様が目を惹くトレリスです。


f:id:y-garden:20180131180734j:image

昨年には、山田ガーデンにレンガでこんな足置き場も作りました。そう、山田ガーデンはヘリンボーン好きなのです。

この足置き場、ヒメイワダレソウを踏みたくないので作ったのですが、主人には不評でした…「ポツンとこんなの作っても、意味が解らない」そうです。はい。

 


f:id:y-garden:20180201111932j:image

さて、杉の角材にヤスリをかけて、枠組みから始めます。枠組みは超簡単。縦3本に並べた角材に、短い横木を表側から釘打ちして留めてゆきます。上の写真ではヘリンボーンのピースが2つ組み合わせてありますが、今回私が作るのは半分だけにアレンジします。

 


f:id:y-garden:20180201123517j:image

問題は模様のV字部分。うまく角度をキープして、角材を8本切り出せるかどうか。

値段の関係で、ヘリンボーン部分は薄い米松にしましたが、米松は固い!2本も失敗しました。角度が悪くて。

 


f:id:y-garden:20180201123541j:image

切り出したら、切り口をヤスリで滑らかにして、後は釘打ちするだけ。

さらに親指を打つ失敗。血豆が痛いッス。

 

 

トレリスも格子のフェンスも、出来ているものを買ってしまえば簡単に済むけれど、どうしても気に入るものが見つからないのです。

特に、ホームセンターでよく見かける斜め格子のフェンス、あれはいただけません。やっつけ仕事のような作り物に4,000円も5,000円も出したくない。

かといって、「おっ、これはいいな」と思う物はビックリするような値段が付いていたりします。その中間が抜けているのです。きっとそう思っているのは私だけではないはず。もう少し消費者のニーズを考えて欲しいものです。

山田ガーデンが園芸店を開きたい理由は、自分が理想とするお店に出会ったことがないから。必ずトレリスは手作りして、良心的な値段でお店に並べたい物のひとつです。