さぁ、記事を書いても書いても追いつかない春がやってまいりました。写真を撮るそばから次々に変化してゆく植物たち。翌日にはもう成長して姿を変えています。
昨日は雪が夕方まで降り続き、寒い1日でしたが、植え付けたポット苗にはよい水分補給になったんじゃないかな。
秋に種を蒔いて育ててきたアグロステンマ 桜貝を植え付ける時期になりました。ここまで大きくなるまで戸外の軒下で管理してきました。残った苗は寄せ植えの先生へおすそ分け。
ピエール ド ロンサールの赤い芽は、ぐんと伸びて一気にグリーンに変わりました。ガンガン選定したので、古くて固い幹からも芽を出してくれました。
それにしても左上の2本の枝、この角度では平行枝に見えて気になりますね。
マダムアルディの芽も動き出して、日に日に大きく。毎日観察するのがとても楽しみ。
新たに植えた原種チューリップの球根も、無事に芽を出しました。ホンキートンクという品種です。よく見ると葉の縁にピンク色の線が入っています。
そういえば、原種チューリップのポット苗に値段をつける作業をしていた時、アルバイトのおじいちゃんが「これ間違っているんじゃない?チューリップって書いてあるよ?」と言っていました。こんな細い葉がチューリップだなんて思えないよね(笑)。
寄せ植えの中に仕込んだフェアリーチューリップには早々と蕾が!原種チューリップより早く咲きそうです。
ムスカリもあちらこちらで顔を出しています。
美しいスイセン タリアの蕾が上がってきました!植えてから5年くらいになるでしょうか。少しずつ分球して花が増えています。嬉しいことです。
ヒメコブシが開花。あ、本名はシデコブシでしたね。昨年ガーデナーさんに教えて戴いたこと、ちゃんと覚えていますよ。
作業中の1枚。庭の一部分ではありますが若々しい緑が増えてきました。
今日から毎月恒例のセールが始まります。暖かくなってきているし、花も園芸資材もガンガン売れることでしょう。目まぐるしい数日間になりそうです。頑張らねば。
アイリス好きが選んだアヤメ〜シベリアアヤメ
アイリスが好きで、毎年ミニアイリスが咲くのを楽しみにしています。青色は消えてしまって、今年は紫色の花だけが咲きました。
昨年はダッチアイリスを植え、今年は芽出し球根のアイリスを植えました。ジャーマンアイリスにはない軽やかでスマートな細い線が好き。あくまでも庭の主役ではなく、名脇役として抜擢したのです。ほら、庭に植えてあるものすべてが主役級だったら暑苦しいでしょう?
きっと間もなく、素敵な花が咲くと思うな。
シャガもいます。あまり花茎が伸びないから、派手な模様も気にならない。4月中旬頃いつもひっそりと咲いています。
私の働くHCの園芸売り場に、今週はたくさんのアヤメ、ハナショウブの株が入荷してきました。そこで見つけたシベリアアヤメ。はて、シベリアアヤメ?初めて知りました。
アヤメを品種改良し、たくさん咲くようにしたものだそうです。このタグ、すごくかわいいのですが、画像が加工されているのか花の色がイマイチ分からない。本当にこんな鮮やかなブルーの花が咲くんだろうか。つるバラ 新雪の白い花に合わせて、ぽっ、とこんなブルーが庭の隅に咲くのもいいかもしれない。それならば、そのシベリアアヤメの青に合わせて、青い網目模様の花菖蒲があったら素敵だろうなと。
まだまだ2株とも詳細は土の中だけれど、よく見ると芽が出てきています。
後ろに写る錆びたバードバスは、庭作りを始めた時にここに設置しました。これを別の場所へ移動させ、ここに植えつけるつもり。ここなら陽も良く当たるし、道路から庭を見た時にアヤメとつるバラ 新雪が一緒に見えるから。
ここね、ここです。
サクッと完了。木の根が邪魔することなく掘れました。
アヤメの植え付け場所を探していたら、ユリの芽を発見。昨年植えたアイライナーです。数日前にはまだ顔を出していなかったのにね。あまりに巨大でふきのとうみたい。
5カ月後のパンジー、ビオラ
ビオラの花がら摘みをしていると、まだまだ咲いている先端を間違って一緒に摘み取ってしまうこと、よくありませんか?私が力を入れすぎているのか、昨日は3つもやってしまいました。意図せぬ摘芯ってやつです。
そんな時はすぐに小さな瓶に挿して飾ります。小さな花がテーブルにあるだけで、豊かな気持ちになります。手のひらに収まるくらいの瓶が使いやすいですね。
種を蒔いて育てたビオラは、お店で買ったものよりも花茎が細く、昔ながらのビオラ。ビオラもずいぶんと変わったんですね。
気温が上がってきて、モリモリとしてきたのは70円ビオラ。どうやら少々フリルだったようです。
植え付けた10月はこんなに小さな株で、フリルっ気はなかった。成長するにつれチリチリのくせ毛になったウチの息子みたいだ(笑)。
パンジーを2株入れた寄せ植えは、冷や汗が出るほどぎゅうぎゅう。
このパンジーは、暖かくなったら黄色が強く出てきました。徒長気味なので早く終わってしまいそう。
サントリーのミルフルはもう買わないと思います。こんなに青く、色が変わってしまうなんて。タグの写真と全く違う花になってしまった。他は種が採れるなら来年も咲かせるつもりです。8月に入ったらすぐ蒔きましょう。
只今、今シーズン最後であろうパンジーとビオラで園芸売り場は賑やかです。でも数多くの目新しい春の花、初夏の花におされて、もう全盛期の勢いはなく、きっと売れ残ってしまうでしょう。
植え付けてから5カ月経ったパンジー、ビオラ。寒い冬も庭を賑やかにしてくれました。そして今が1番キラキラしている時。
ジンチョウゲ 前島の開花、萌える庭
ジンチョウゲ 前島の待ちに待った開花は3月9日のこと。数輪だけの開花でも甘い香りがふと漂って、まさに香りの樹木の1、2位を争うだけの実力。この香りを文字で伝えられないのが本当に残念です。
3月11日。陽当りの良いところに鉢を置いていたら、葉が焼けてきている?黄変してしまったので、日陰に移動。
そして3月16日。蕾がかなり開いてきました。本当によい香り。ジンチョウゲを庭に迎えて、春の楽しみがまた増えました。
あまりの美味しさに迎えたブラックベリーの小さな葉が開いてきたり。
細い細いクレマチス ベルオブウォーキングも無事に芽が動き出しました。
そしていつもの花が咲き、いつもの芽が出る春です。
当たり前の喜びが、ずっと続きますように。
つるバラ 新雪の仕立て直し完成
つるバラ 新雪の大掛かりな剪定の片付けがやっと終わりました。あらかた終わってはいたので、芽を落とすことなく、ゴムの被覆付きの針金ソフトタイで誘引して固定。脚立は長すぎてひとりでは片付けられなくて、まだ置いたまま。動線に置いているから早く片付けたい。
市のゴミ処理施設が火災で使えなくなって、ゴミ削減のお願いが出ていることもあり、以前よりゴミを出しにくくなってしまいました。特に我が家のようにガーデニングをやっていると、特に冬から春に変わるこの時期は植物ゴミがたくさん出ます。でも出すことに抵抗があり、庭はゴミ袋がいっぱいに。正直、植木鉢のコンポストなんてもう満杯で、何の意味もないんです。
そんなわけで新雪の剪定ゴミも出すことができずにいます。
2021年5月の見納め写真。この大きさをずっと維持したかった。引越しを迫られていたから、移植できるように切り詰めるしかなかったんだ。
短くなったつるを見ていたら、6年前に植えた頃のワクワクしていた気持ちが蘇ってきました。たくさんシュートが出るといいな、壁いっぱいに花が咲く日はいつになるんだろうな、本当にそんな日が来るのかな…
ちゃんとその通りになった。だからまた長い月日をかけて、壁いっぱいに咲く景色を楽しみに見守っていきます。
今年は重い腰を上げて、一抱えもあるラ フランスの土替えもして、表面にびっしり生えていた苔ともおさらば。少し左に傾いた樹形で倒れやすかったので、太い枝を付け根から切り落としてみました。
バーガンディカラーの名無しのバラの芽吹き。元気がいい。
戴き物の挿し木のノヴァーリスも大きくなりました。棘が少ないので扱いやすいです。これも自然に、スタンダード仕立てになってきています。
あれ?こんな枯れ枝あったっけ?枝に擬態したバラの敵でした。
先日迎え入れたマダム アルディは、ひと回り大きな鉢に植え付けました。Madame Hardy。英語読みではマダム ハーディ、フランス語読みではマダム アルディ。フランス語はHは発音しないんです。
固くなっていそうな枝から芽が出る兆候があって、ポチッとしたそれが少しずつ動き出している。急にやって来た初夏のような陽気に、一気に大きくなりそう。
今年のクロッカス ジャンヌダルク、開花は20輪。
ユーフォルビアが好き
ユーフォルビアを植えました。
過去に何度も植えては枯らしています。冬越しができなかったり、夏の暑さに耐えられなかったり。それでもやっぱり好きで、性懲りもなくまた植えてしまう…
冬用に作った寄せ植えにも入れたことを思い出しました。これはパープレアだったか、ブラックバードだったか…?寒さで葉の色が変わってしまいました。
放射状にぱあっと開く葉が好き。色も模様も好き。
ひょろ〜っと上に伸びる花姿も、気持ち悪くて好き。これは品種によって様々です。
ブラックパールの名はこの黒いガクからきているのではないでしょうか?艶があって、光ります。ベタついているのかと触ってみると、そんなことはありませんでした。
シルバースワンの花は個性控えめ。
ブラックバードはドーム状にまとまった花。
一言でユーフォルビアといってもたくさんの種類があります。多肉植物のハナキリンもユーフォルビア。切り口から白い液が流れるのが特徴です。触るとかぶれたりするので注意が必要です。
きれいな斑入りを選んで花の代わりに植えてもよし、褐色をドライガーデンに合わせてもよし、とっても個性的ながら名脇役。私の大好きな植物です。
ようこそ、白いつるバラ〜オールドローズ マダムアルディ
冬から春にかけては、バラの大苗が出回る時期。私の勤めているHCの園芸売り場にも、数は少ないですが入荷してきました。ブランド物は入ってきません。安価な大苗、つまりパテントの切れた古い品種ばかりです。
それでもよく見るとオールドローズなんかが含まれていて、おっ?と思わず身を乗り出してしまうような品種をみつけることも。
山田ガーデンのブラッシュ ノアゼットは、何年も前にここで買い求めました。
そして今回決めたのは、マダム アルディ。
枝の色が古い色をしていて、それがちょっと気になりましたが、赤い芽がポチポチ出ているのでそれに賭けます。賭ける、だなんてそんな選び方は良くないのですが(笑)。
黄色系のバラを2株枯らしているので、その代わりになるようなバラがあれば決めようと考えていました。でも惹かれるような品種がなくて。
ならばピンクのレーヌビクトリアを…と迷っているうちに売れてしまい、チャイコフスキーは色味は好きだけれど花の形がちょっと気になって決心がつかず。クイーンオブハーツのハッとするようなサーモン色は庭で浮いてしまうのではないかと心配になり…
消去法で残ったのが、真っ白のマダム アルディでした。何か買わなくては、という気持ちを抑えられなかったんです。
オールドローズとは、木立性のバラを作り出す前からあったバラの呼び名で、つまりほぼ全品種がつるバラです。
山田ガーデンにはラージクライマーの白いつるバラがあるので、庭に白いつるバラは2本もいらない気もするけれど、2本あったっていいじゃあないか。雰囲気が全く異なる白いつるバラ、面白くなりそうです。
財布を失くした原因
財布を失くしたのは人生初めてのことでした。疲れ切った仕事の帰りにコンビニに寄り、コーヒーを淹れていて、そのまま置き忘れたのでした。コンビニの店員さんが交番に届けてくれていたので、事なきを得ましたが、体と気持ちが繋がっていない自覚があった1日の終わりの出来事でした。
原因は解っていて。2月の怒涛のセールが終わると、皆ピリピリと棚卸のための長い準備。夜遅くまで残業して棚卸が終わると、一緒に2月も終わりました。
そして娘の卒業式。そして人事異動の発表。
目まぐるしい忙しさの中で、チーフと社員さんが他店舗に異動してしまうことにショックを受けました。特に年下の先輩社員くんはよく気の利く子で、物言いも柔らかく、彼が来てからは助けてもらうことも多くて、本当に心から信頼していました。
もう本当に喜ばしい昇格異動なんだけれど、寂しくなってしまって。財布を失くすくらいショックだったわけです。
おめでとうの気持ちと寂しい気持ちが入り交じる。まるて息子を送り出すような。こんな気持ちになったのは初めて。
スノードロップ、キルタンサス、アネモネの共通点
花が終わってしまい、売り物にならなくなった大量のスノードロップを植え付けた図。
花が終わっているものを喜んで植え付ける私は変態です(笑)。いいのいいの、来年ひとつでも生き残ってくれたら、それだけで満足。
球根植物は手が掛からないだけでなく、芽を出してくれた時がとてつもなく嬉しくて大好き。
値段が高くて売れ残ったのはキルタンサス マッケニー。そろそろ花苗も入荷が多くなってきて、陳列場所が必要なので買い取りました。欲しいと思っていたし、売り場のスペースも確保できて良かった。
これも球根植物で、黄色もあります。山田ガーデンにやってきたのは可愛らしいピンク色とクリーム色と白色。とっても増えるようなので楽しみ。なんだかイソギンチャクみたいです(笑)。
もう家の中にも入れていられないので、庭に植えてしまいました。寒かったらごめんね。
アネモネもいろんな色が咲き出しました。雨に当たらないよう、水を遣りすぎないよう気を遣いますが、手が掛かっただけに開花が嬉しい。苦手意識も吹き飛びました。
小さなスイセン テタテートの花は終わってしまいましたが、ビオラの花が増えて賑やかです。地植えにはせず、鉢で管理していくつもり。
球根植物の女王、チューリップの芽はぐんぐん伸びてきています。
寄せ植えの中に仕込んでいたチューリップも、ビオラをかき分けてみると、結構芽が伸びていたんですね。びっくりしました。
あんなに寒かったのに、急に春が来ちゃったようで気持ちがついていけていません。まだ寒いうちにやらなきゃいけないことがたくさんあったのに、何かがおかしいと思いながら買った花苗を植えている…
最近は仕事用グローブを失くし、ボールペンを失くし、しまいには財布までも失くして「私も末期だな」と。春は何もかもが忙しい…
春の訪れ
ミニチュアサイズのスイセン テタテートに、スラッと花茎の伸びたアンティークなビオラを合わせて。ビオラは何カ月も毎日職場で見ていて、もうお腹いっぱいなはずなのに、全く飽きない。
黄色のスイセンを買ったのは初めて。大人ビオラを合わせることで、テタテートの可愛らしさが際立つ。
種蒔きビオラは寒さで小さく縮こまって、葉は黒く変色して、見るからに可哀想で室内へ入れています。
ゼラニウムやアメリカンブルーなど、窓辺はもうぎゅうぎゅう詰め。
暖かい場所がとっても好きなハナキリンは、気温が下がると葉を落としてしまいます。10℃以上はキープしたいところ。これでも多肉の一種なんです。
年末、我が家にやってきた時はこんな可哀想な姿でした。低温だとこうなります。この後、葉はすべて落葉してしまい、トゲトゲの幹だけの姿になってしまいましたが、復活しました。
庭に出るとクリスマスローズの花茎も伸び出し、小さなクロッカスが庭の奥で咲いています。いよいよですね、春がきましたよ。