山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

ビオラから元気をもらう

 


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山田ガーデンにも秋バラが咲きました。秋バラは春に比べて色が濃く出る、と言われますが、このバラは1年を通してあまり色の変化はないように思えます。ドイツ コルデス社のカフェ。

 


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このバラを選んだ時は、ベージュピンク色ブームが私の中で到来していて、あまり巻き巻きしない花姿も気に入りました。巻き巻き姿のバラは豪華ですが、私は「これがバラなの?」というようなバラらしくないバラも好き。より自然に庭に溶け込んでくれるから。

 


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今年は春以降、死んでしまったかと思うくらいひっそりとしていたルイ14世も、肌寒くなってきてから調子を上げてきました。この蕾、冬の始まりまでに咲くことができるでしょうか?

 


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名前通り美しい黄金色のギボウシ、ゴールデンティアラ。

 

 

「もし時間があれば、仕事帰りに寄ってよ。」いちご農園の奥さんに言われて、今シーズン収穫第1号のお裾分けを戴きました。


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夏の間、頑張って働いてくれたから、と私にだけ声を掛けて下さったのです。久しぶりのいちごの香りに、心がほわっと温かくなりました。

でもね、辛いのは、私の主人がこの仕事を良く思ってくれていないこと。賃金が安いのに楽しんでいる私が気に入らないんだ。ガーデンリフォーム会社にしてもそうで、充分な賃金をもらえない仕事を選ぶなんてお前はおかしい、そればっかり言われる毎日です。

"これからの社会を生きていくには、時給で働くことからまず脱出しよう" なんてネット記事を読んだことがあります。時給で計算されるような下流な仕事は今、人手不足で騒いでいるけれど、機械化・簡素化していくことで解決されればよいことだ、そんな内容だったように記憶しています。

自分にとって楽しくて賃金も申し分なく貰えるに越したことはないとは思うけれど、私の場合、楽しんでいること事態がいけないことだと言われている気がしています。未来のための勉強は、私の勝手な我儘でしかないのです。母親は子供のために全てを犠牲にして、120%の力で子供に接しなくてはならない。それが主人の考え。私は自分が充実できているからこそ、他のことも頑張れる人間です。根本的な考えが違っていて、悲しいですがもう解り合えない気がしています。

横からガヤガヤ言われるのは、もうごめんです。

 

 

泣きながら眠った翌日は気分も落ち込んでいたけれど、買ったビオラがビニル袋に入ったままになっていることが気になって、庭に出て鉢に植え替えました。ミッキーマウスのような顔を眺めていたら、随分元気になりました。


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冬の定番であるビオラはカラフルで明るく、かわいらしくて、香りも良いので大好きです。ビオラのない冬の庭はちょっと考えられないな。

 


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農業高校で育ったビオラはちょっと徒長していますが、元気に咲いています。

 


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昨年庭を飾っていたビオラ "北海道ブルー" が、バラ マルシェルブの鉢の中で花を咲かせました。飛んだのかな?アリが運んだのかな?

スミレの種にはアリが好きな "エライオソーム" と呼ばれる美味しい部分があって、アリはせっせとスミレの種を運びます。そうしてスミレはあちらこちらに運ばれて芽を出すことがあるのです。