久しぶりの雨がハボタンの葉の上で輝く。この雨を境に、朝晩の冷え込みがぐっと強くなりました。マイナス気温もすぐそこです。
テマリシモツケの黒葉にポンポン菊の黄色が映えます。前ボケはワレモコウ。
葉の落ちた姿で花弁を開かせたラ フランス。
ヒメコブシもだいぶ葉を落としつつあります。こんなに紅葉がきれいなのは初めてかも知れない。1本立ちだったのに、枝が全体的に伸びて大きくなったなぁ。
昭和レトロなイソギクも満開になりました。
職場で取り置きしてもらっていたジャンクレンガを、やっと庭に運び込みました。名前の通り、欠けていたり割れていたり、お客様のお庭を施工した余り物。でもこれがいいのです。レンガは欠けたり割れたりしている方が温かみがあっていい。同じ種類で揃わなくても構いません。
植物が眠る冬の間は、これでちょっと庭のデザインを変えて遊ぶことが出来るな。
これで1ケース980円!気に入ったものがあればお買い得です。
チューリップの球根も鉢に植えました。鉢ならば咲けない不安を感じずに済みます。何故でしょうね、鉢なら上手くいくと思えるのは。
植えっぱなしの球根たちの中では、クロッカス、ニホンスイセンなど芽を出し始めているものも。ハナニラなどは葉がわさわさと伸びています。
寒くなる前に、仕事が忙しくなる前に。着々と準備を進めます。サニーレタスはプランターからポット上げして、室内の窓辺で育てるつもり。
今週からいちご農園の仕事がポツポツと入ってきます。いよいよシーズンの始まりだなぁ、というわくわくした気持ちでいます。
でもね、残念ですが今シーズンでこの仕事は終わりにすることになると思います。農園のご夫婦はとっても良い人で楽しくて勉強にもなるし、大好きな仕事ですが、充分な収入が得られないこの仕事を続ける事で主人とケンカが絶えないなら、辞めて会社勤めに戻って暮らすしかないのだろうと思うのです。
やりたいことをずっとずっと我慢してゆくことが、きっと私の星回りなのでしょう。本当に何のための人生なんだろう。ぼんやりとは判っているのです、園芸店を開くことも無理なことなんだって。家族だれひとりとして賛成してくれないのに、実現なんて出来るはずがない。どうしても実現したいなら、ひとり家族から離れるしかないのです。
収穫シーズンを目前に、もう辞めることを考えなくてはならないのは酷です。短い間だけでも好きな事を仕事にできたことに感謝しなくてはいけないのかも知れません。納得して決めたことではないから、そんな気持ちにはなれないけれど。私にはきっと、そういう気持ちが足りないのだろうな。