山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

イチジクはカミキリムシを呼ぶ木、は本当だった


何年も前になりますが、千葉県にある京成バラ園のヘッドガーデナーでいらっしゃった鈴木満男さんのバラ講習会に参加した時に、「イチジクの木を植えるとカミキリムシが来るので気を付けたほうがいい」と聞きました。
実際に植えてみると、来るわ来るわ…毎年夏にはイチジクの木にしがみついている姿をよく見ます。
触角が長くてカッコいい虫だと思っていましたが、実際に被害に遭うとそうも言っていられなくなる。見つけたら剪定バサミで真っ二つにしないと気が済まなくなりました。




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我が家のイチジク ドーフィン。枝分かれしている部分の皮が浮いているのを見つけました。木屑も出ています。これは間違いない、ヤツの仕業だな。


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活かしていない枝だったので切り落として、切り口を保護をするため癒合剤を塗りました。
切り落としたものはそのまま処分するつもりでしたが、「コレ、中に幼虫がいるんじゃない?」と主人。中を確かめたいような、確かめたくないような…私の返事を待つでもなく、切り落とした枝をさらに2つに切ってゆきます。


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中には大きな穴。そして、写真左には何かが見える…


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5cmほどのカミキリムシの幼虫、通称テッポウムシが入っていました。幸いなことに株の根元ではなく脇枝からの被害でしたので、主幹に影響はありませんでした。
このテッポウムシ、どうしようかしら…スコップで潰す(すみません、リアルな表現で)のも気が引ける。空き容器に入れ、近くの川へ。人影が見えるとうじゃうじゃと集まってくるコイに向かって、ポイ!食べてもらいました。でもこれでよかったのだろうか…



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先日のブログ記事にブックマークコメントをありがとうございました。




自然界は厳しい。その一言です。生きられないものは死んでいく。潔い世界だとも言えます。初めての子育てを終えたばかりの、たった2年だけしか生きられなかった歌の生涯。あまりにも唐突だったケガからの死に呆然としてしまいました。
人間の生活圏に一番近い大型の鳥、それはコウノトリやトキ、そしてサギ類です。これらが伸び伸びと羽ばたける豊かな田園風景がこれ以上なくならないことを願います。