山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

処分した植物たち


引越し準備として、庭の植物の整理を始めている。今度こそ本気。育てている植物全てを移植するつもりではいたけれど、実はあえて処分した植物も。
今日はそんな植物について、なぜ処分することにしたか書き残しておこうと思う。


終の棲家に選んだ家には、大きなウッドデッキがあるため、土のスペースはさほど広くない。
でも敷地が金網フェンスで囲まれているので、つるバラはここに誘引すればOK。心配だったつるバラの移植が可能なことが、大きな決め手のひとつになった。ただ、私が育ててきたつるモノはバラだけではない。


斑入り野ブドウは新芽がとてもきれいで、茎はピンク色、斑の白色が爽やかな葉も大好き。秋には爽やかな黄色に紅葉するのも良かった。
しかし夏に花をつけるとスズメバチやらアシナガバチが大量に集まってきて、正直なところ怖い思いをしていた。それもそのはず、野ブドウはブドウではなく、ハチが好むヤブガラシの仲間のようなのだ。なので今回は移植せずに処分を決めた。


お次はこの植物。日陰でひっそりと咲く姿が好きだった。
高台なので陽当りがよく、シャガに合う半日陰の場所がないため処分。葉焼けする姿も見たくなかった。無理に移植するのはやめにする。




秋の代表花のひとつ、秋明菊。かなり大型になることもあり、花茎が倒れやすい。品種によるのだろう、私が植えたものは花弁の形が均一でなく、2枚だけが必ず小さいのも謎だった。葉もゴワゴワしていて汚らしく、正直あまり好きになれなかったなぁ。
花が終わったので、すべて抜き取った。地植えを待っている春明菊とバトンタッチする。




秋明菊と同時期に咲くハマギク。マーガレットのような素朴でかわいらしい花。予想通り、買った時よりはるかに背丈が高くなった。根元がボロボロになってしまったので、移植せずに抜き取る。長生きさせるには挿し木で株を更新していく方法がいいみたい。



細かな下草やこぼれ種の芽を丁寧に抜き、土が見えて広々としてきた。立つ鳥跡を濁さず。絶対に何ひとつ残さない。そう決めているから、かわいそうだとか勿体ないとかの気持ちはない。整理は始まったばかり。