山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

最高に楽しい園芸薬剤の勉強



株分け翌日のプリムラ オーリキュラ。用土が湿っていて難儀な作業になり、根を弄り倒したので葉をぐったりさせてしまった株もありましたが、朝にはピン!としていて安心しました。
梅雨寒でオーリキュラには過ごしやすい気温なんじゃないかな。私は連日寒くて仕方ないけれども。


先日、会社の園芸担当者対象の研修に参加してきました。除草剤と薬剤、噴霧器についての知識を、各製造メーカーさんが直接レクチャーしてくれるという、私にとっては夢のような時間でした(笑)。
除草剤に関しては全く使ったことがないので、正直ずっと接客に不安がありました。たぶん今後も使うことはないけれど、粒剤、薄めて使う液剤、そのまま使える液剤のそれぞれのメリット・デメリットがはっきりして、どうお客様に勧めてゆくかイメージが持てました。



とても興味のある家庭園芸用薬剤のお話は、ベニカやスミチオン、マラソン、ダコニールと、ガーデナーにはお馴染みの薬品名が出てきて、ちょっと興奮(笑)。
スミチオンやオルトランは、実は昔からある古い薬剤なのだそうです。それ以上に良い薬剤が発売されても知名度がハンパないから、それらを超えることができない、という話が今も頭に残っています。

最近はお酢などの食品成分をベースに作ったスプレータイプの薬剤、多くなりましたよね。自然にやさしい、薬を使いたくない方向けの商品ですが、やはり効果は薄いので、たっぷりかけないとならない。つまり弱い薬とはいえ、大量に使うことになるわけで、それって自然にやさしいの?という矛盾が出てくる。
そういう方こそ、しっかり少量で効く薬剤を使って欲しいとおっしゃっていたのも印象的でした。
それと、オルトランは1mを越える植物には効果がないって知ってました?目からウロコでしたよ。


私も以前は薬を使いたくない派で、気になった時だけスプレータイプの殺菌殺虫剤を使っていました。黒点病で落ちていく葉も仕方ない、と思っていました。でも葉が落ちるということは、やっぱり正常な育ち方ではないわけで。そんな庭を見て悲しくなるくらいなら、しっかり薬剤を使おう、と春から月に一度噴霧を始めたところです。
回数的には足りないかも知れませんが、まずは続けてみます。



それを踏まえて、早速バラに今月の薬剤散布。父が使い古した使用期限切れの薬剤は処分して、新しいものを買い揃えました。展着剤のダインなんてどろっどろに固まっていたから、もうおさらば(笑)。勿体なくて使っていたけれど、サプロールもかなり変色しています。
今回はダコニール1000に殺虫剤のベニカを加えて噴霧しました。



薬が効くまで最低6時間、天気よなんとかもっておくれ!