このバラはご近所さんから昨年夏にいただいたものです。
「何という品種なんですか?」
「何だったかしらねぇ、ピンクの花が咲くわよ~」
「・・・・・」
山田ガーデンのバラには名札を差してあります。曖昧さが嫌なのです。冬に剪定したら、どれがなんだか分からなくなります。名前が判らないと、どう育てていったらいいか想像ができないので、このバラも開花したら図鑑とにらめっこするつもりです。
ちなみに秋には蕾がつかなかったので、まだ花を見たことはありません。
そして、実はこのバラ、珍しいスタンダード仕立てになっているんです。
スタンダード仕立てとは、幹は真っ直ぐ1本のみで上の方に葉を繁らせる、雨傘を広げたような株の作りのことです。
さて、これをご近所さんはどう作り込んだのか。
もう聞いてビックリでした。
「下から太いのが伸びてきたのを、切って土に差しておいたのよ~」
「・・・・・!!!!!!」
もうおわかりですね。ご近所さんは貴重なベーサルシュートを根元から切り落として挿し木したと言うんです!
検索してみてください。"バラ スタンダード 仕立て方"と。
まず台木を用意して、切り込みを入れ~云々…と書いてある記事ばかりです。
ベーサルシュートは来年花を付けるであろう、それはそれは大切な株の主枝。元気な株にしか出てこないんですもの、まず切り落とすことは考えられない。
オバチャン、凄すぎる!
私には絶対出来ない!ベーサルシュートのスタンダード仕立て!
常識を覆す、オバチャンのスタンダード仕立てに脱帽です。ありがとうございます、大切にします。
勇気のある皆様、是非とも挑戦してみてください。
2017/1/5 追記
その後、開花した記事が消えてしまったため、写真を再アップいたします。
そう、ピエール ド ロンサールだったのでした!