山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

センチメンタルな日に、センチメンタルが花開く

 


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朝、庭へ出て写真を撮ろうとした目線の先、遠くに見慣れない赤いバラが咲いていて、一瞬何なのか理解できませんでした。

 


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あぁ、センチメンタルだ。このバラは春に咲くと、白地に赤い絞りが入るのですが、秋になると色が正反対になるのです。


f:id:y-garden:20180805161919j:image5月16日の様子

既に巻き巻きはほどけ、平弁咲き独特のしべが見えていました。まだ気温も下がっていないのに、2番花以降は赤くなってしまうのか。ということは、色の変化は気温が関係してはいないのか?

 


f:id:y-garden:20180805163656j:image白い絞りが外側の花弁にだけ見られました。

センチメンタルになるであろう日に、センチメンタルの開花。これは一体…

 

 

実は昨日、県の動物愛護指導センターへ足を運んできました。

山田家の愛犬が亡くなって1年の月日が経ち、再び犬と暮らしたい。その気持ちが1番強かったのは息子です。生まれた時からいつも犬と一緒でした。その息子に、私はこんな提案をしました。

殺処分されてしまう犬を家に迎え入れたらどうか、と。

 

 

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

環境省が公表している統計では、10年前に比べて現在の犬・猫殺処分は激減していることがわかります。飼い主が自ら保健所へ持ち込む数はほんの僅かで、迷い子や放棄された数がほとんどを占めています。しかし激減しているとは言え、殺処分されていることは確かです。

その一方で、ペットショップで商品として生まれたての命を売買していることに違和感を感じるようになったのは、やはり愛犬を通して学んだことがあるから。

 

動物愛護指導センターで講習を受けると、収容されている犬・猫の譲渡の許可が下ります。犬とはどんな生き物か、よくある病気、最期まで面倒をみる大切さ…

昨年まで一緒に暮らしていたのだから解っていることばかりなのに、過去の様々な事が次々に思い出されて、涙をこらえながらの講習となりました。

予防接種もマイクロチップも済んだ、収容犬から生まれた子犬の譲渡会が近々あるとのことで、県内各地から子犬を育てたい方々が20組以上参加されていました。

 

 

助け出そうと意気込んで迎え入れる訳ではない。おうちがないのなら、是非山田ガーデンにいらっしゃいよ。

そんな気持ちです。


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やっぱりセンチメンタルな1日だったね。