山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

バラ栽培が難しいのは、自己肯定感が低いから



f:id:y-garden:20200629204704j:plain
旬のプラムをたくさん戴いたので、コンポートにしようと火にかけたら、たちまち水分が出てしまって煮崩れ。ジャムになってしまいました。

f:id:y-garden:20200630200942j:plain
でもイチゴジャムともスグリジャムとも違う、美しいピンク色のプラムジャム。種の周りの果肉は酸味が強いので、レモン汁は入れずに砂糖だけ加えました。小さなお皿にすくって、甘酸っぱいジャムをそのままスプーンでいただいています。


連日雨続きですが、ようやく晴れ間が出る予報となった先日、このチャンスを逃すまい、と早朝から庭に出ました。どうしてもバラに薬剤散布をしたかったのです。

f:id:y-garden:20200706105239j:plain
長雨にうたれて黒点病が出てしまっている山田ガーデンのバラたち。あんなに暇だった6月は下旬から急に忙しくなり、1週間庭に出られなかっただけで、見るも無残な姿に成り果てておりました。
毎年このくらいの時期から調子を崩し始め、あぁ今年も駄目だとため息をつく。今年もまたその繰り返しになるかならないかは、自分の気力にかかっている。
本来なら風のない曇りの日が薬剤散布には最高の条件なのだけれど、そんな日に家にいられるとも限らないから、やるだけやる。やらないで後悔するくらいなら、とにかくやる。


f:id:y-garden:20200706105144j:plain
バラゾウムシやアブラムシ、チュウレンジハバチの幼虫にメタメタにやられている。今年は虫が多い気がします。
やっぱり私なんかじゃ太刀打ちできないなぁ、という弱い気持ちも顔を出します。
" 私なんかじゃ " という言葉が出るのは、自己肯定感が低い証拠なのだそうです。自己肯定感が低いと、損な役回りになってますます自分の首を絞める結果になる。こんなんじゃいけない!と自分を奮い立たせます。

「自分から苦労を背負い込んでいる」
父に言われた言葉が、分かったような気がしました。
それはつまり、損な役回りを自分で選んでしまっているから。10日間連続勤務になってしまったのも、他の人に休みを譲った結果。自分の気持ちを主張することができなくて、遠慮して、疲れ果てているのを隠して。いい人だと思われたくてそうしているわけではないの。ただただ遠慮してしまう。私はいいや、って考えてしまう。単なるバカだ。自分を1番に考えていいはずなのに、それができない。


f:id:y-garden:20200706105650j:plain
新苗の名無しのバラにも黒点病が。プラスチックの鉢も劣化してバキバキに割れてしまいました。これだからプラスチックの鉢は嫌なのです。長く使えないんだもの。



俺様態度が鼻につく父みたいにはなりたくないけれど、正反対な母のようにもなりたくない。もう少しだけ、自分の気持ちを正直に言えるようになろう。ちゃんと休みを取って、バラと向き合う時間を手に入れよう。