山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

栃木県下都賀郡壬生町 海老沼邸の5月のバラの庭



4月頭のオープンガーデンから1カ月半が過ぎた、壬生町の海老沼邸。クリスマスローズがメインのお庭なので、オープンガーデンは少し早い時期に開催されています。
バラの咲く時期に、再びお邪魔させていただきました。





敷地に入ってすぐ、" 江戸時代の幻のバラ "がお出迎え。赤い庚申バラのような姿を勝手に想像していましたが全く違った(笑)。
葉の感じから木イチゴなのよね、のお言葉通り、家に帰ってから調べたところ、名前はトキンイバラといい、バラ科キイチゴ属。中国から1700年代に日本に入ってきた植物なのだそう。



あちらこちらから地下茎でニョキニョキ出てきて、増えて増えて…とのこと。初めて知りました。



その反対側には、私が育てたアグロステンマ 桜貝が花を咲かせていました。我が家ではない庭で大きく育ててもらって、なんだか嬉しいよね。




大きなトレリスにはクレマチス グリーンアイズ。



ER ゴールデンセレブレーションだったかな。




ブル ドゥ パルファム。花を見ずに買ってしまい、がっかりしている、と先生は言っていたけれど、シックで素敵です。カップの中を覗いたら、広がったシベがとてもキレイでした。



一重のドルトムントに小輪のバラを合わせて。



バーガンディーアイスバーグ



木立性クレマチス ヘンダーソニー。山田ガーデンに植えたものは枯れてしまった…(遠い目…)。



そして立派なハニーサックル テルマニアーナ。花のサイズがとにかく大きい!普通のハニーサックルの3倍はあるのでは?
北海道の上野ファームで見て、こっちで売っているのを見つけた時は嬉しくて嬉しくてね、と。植物って手に入れた時の思い出が一緒に育っていくものなんですよね。




大きなアンジェラのアーチ。まだ咲き始めだったけれど、たくさん咲いたらすごいだろうなぁ!



後ろのお宅がシンプルでスッキリとしているから、良い借景になっています。



庭主さんの好みが小物で分かります。先生は可愛らしいものが好き。いつもニコニコと少女のように笑っている。



奥にもテルマニアーナ。オレンジ色がデルフィニウムの青によく合う。私の好きな色の組み合わせ。



山田ガーデンにはない広い空の下に、みんな生き生きと育つ植物。選ぶ植物、組み合わせ方が勉強になります。やっぱり広い庭っていいなぁ!
今でも近県のオープンガーデンに足を運び続けて、勉強し続ける姿勢に頭が下がる思いです。幾つになっても好きなことに情熱を持ち続けるって素敵です。



また季節が変わったら、お邪魔させてください。ありがとうございました。