山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

花としてのシャクヤク、漢方としての芍薬




スイセンやチューリップがちょこんと顔を出してきた1月中旬。咲くまではあと2カ月くらいかな。


シャクヤクの株を買ったので、鉢に植え付ける。バラにも見劣りしないシャクヤク。つるバラの圧倒的な存在感にはかなわないけれど、シュラブローズとはいい勝負なんじゃないか?うどん粉病に気を付ければ、バラよりは手間を掛けずに素敵な花を楽しむことができる。
植え付けて2年目に開花した激安のシャクヤクが予想外の白色で、正反対の強い色を是非とも植えたいと、この時期を待っておりました。


選んだのは、赤色のレッドチャーム。赤にもいろいろありますが、その中でも重厚感のありそうな赤にしました。数カ月前に店に入荷してきた時は、どの品種も表面に芽が出ていなかったけれど、今は真っ赤な芽がにょきにょき出てきています。早速、大きな鉢に植え付けです。




土はブレンドして作ります。市販の培養土に赤玉小粒・庭の黒土・腐葉土・たっぷり鶏ふん。鶏ふんは牛ふんでもよし、油かすでもぼかし肥料でもよし。私は鶏ふんが余っていたからそれを使いました。
配合?聞かないで。適当だから(笑)。

激安のシャクヤクと同じように、芽を出した位置で植え付けを決めます。きっと春には咲けそうにないから、1年間はしっかりと株を大きく育てることに専念しましょう。



来週は寒波が来るようだから、落ち葉でマルチング。こういうことがしたいから落ち葉は片付けない。


シャクヤクは花を楽しむだけでなく、根は漢方薬としても利用されている。私が飲んでいる当帰芍薬散は血流改善の効果があって、冷えや貧血からくる頭痛や肩凝り、だるさ、疲れやすさが一気になくなった!
どうにも体調が悪くて更年期の症状なのだろうと思っていたのだけれど、健康診断の結果で貧血だと判り、この当帰芍薬散はまさに私にはピッタリな漢方薬だった、というわけ。
シャクヤクとは長いお付き合いになりそうです。