山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

愛しいマイホーム、自然に任せた土づくり


この度、中古住宅の購入手続きがすべて終わり、終の棲家の鍵を受け取りました。長かったような短かったような3カ月でした。
私のような契約社員でも家を買うことができた。本当に嬉しくて幸せに思います。達成感でいっぱいです。


最終的には、物件を探し始めた頃に考えていた条件とはかけ離れた結果に落ち着きました。それは仕方なく、というのではなく、面白そうな立地の物件が見つかったから。
実は主人がずいぶん前に見つけていて、場所まで確認していた物件でしたが、その時は平屋でもないし庭も狭い!と即却下していたのをすっかり忘れていました。
「ここを見てみたい!」と思った物件が、過去の自分が却下した物件だったなんてね。
面白そうな立地、とは高台に建っていることでした。庭にはリビングから繋がる大きなウッドデッキがついていて、開放感がハンパない。そこから市内が一望できる高さに建っている家。なんて豊かな立地なんだろう。この景色を毎日見ることができるなら、広い庭なんていらないと思えてしまったのです。


何度も実家に物を取りに出入りしたくないから、植物を含めた引越しを一気にやってしまいたい気持ちがあったのが正直なところです。そのくらい両親との不仲は進んでしまっている。でもフルタイムで働きながらあれやこれやを片付けられそうにもないから、少しずつ生活できる環境を整えてゆくつもりです。



イソギクが咲き出しました。陽を求めてこうして伸びてしまうのは毎年のことです。
株元には新芽が出てきているので、花が終わったら掘り出しましょう。



逆にこちらは半日陰くらいがベストの斑入りジンチョウゲ 前島。



蕾がたくさんスタンバイしています。新たな庭でのこの花の香りを楽しみにしています。



絶対ダメになったと思っていたのに、猛暑を乗り越えてくれた原種シクラメン コウム。


先日、土作りを頑張っていらっしゃるガーデナーさんのブログ記事を読みました。
土の団粒化…



こういうことですね。微生物や菌やミミズなどが住む土では、落ち葉や枝を分解し、いい感じの土を作ってくれる。
どうして山田ガーデンの土はこうなったのかは分かりません(笑)。でも私は何も特別なことはしていなくて、ただひとつやっているのは、冬は落ち葉を拾わずに土の上に被せておくこと。拾うのは面倒だし、寒さ対策になるからそのままにしておけばいいやってことでそうしているだけ。
落ち葉が雨などの水分で柔らかくなり、微生物やミミズやダンゴムシ、私の嫌いなナメ◯ジに分解されて、結果いい感じの土ができている。ただそれだけなんです。
色々な市販のものを混ぜて土づくりに挑戦する姿勢は素晴らしいと思います。ただ、それが逆に土のバランスを崩してはいないか?ということが少々心配です。
例えば、窒素過多で花が咲かない、ということは想像できても、カルシウム不足で草花が上手く育たないのかも?なんて私たち素人には到底判断はできないわけで、だから有機石灰が本当に必要なのか?ということになってきます。
もっと単純でいいと思うのです。土の水分を保ち腐葉土を混ぜる。これだけで後は微生物に任せる。そんな土づくりもアリだと思うのです。

終の棲家の庭の土はどうだろうか。何も植えられていないから、細かな砂利も混ざっていそうだし、踏み固められて締まっているんだろうな。