野菜栽培の難しさ
家庭菜園で作る野菜への薬剤散布について、お客様から質問がありました。
それはそれは、深く考えさせられるものでした。
毎年夏に家庭菜園で野菜を育てているというそのお客様は、野菜の病気に悩んでいらっしゃいました。きゅうりのべと病とうどん粉病の治療と予防について、ネットであれこれ調べてきたらしく、サプロールやスミソンなどの薬品名が、持参されたメモにたくさん書いてありました。
病気の影響でうまく育たない。病気の葉を取り除いていくと、葉がなくなってしまう。とにかく病気を食い止めたい。どれが1番効きますか?と、おっしゃいます。
なんだか、頭でっかちになってしまっている印象を受けました。
数年無農薬で栽培していたけれど、うまく育たない。それがストレスで、家庭菜園が楽しくなくなってしまうよりは、薬を使いたいのだということが、話をするうちにわかってきました。
野菜の成長に支障があるほど病気が出たり、虫にやられたりって、相当ひどいのでしょう。完全に病気を封じ込めるためには、農薬もやむを得ない。そんな感じでした。
私もバラ栽培で、同じことを思った経験があります。八方塞がりな状態ですね。
お客様には伝えなかったけれど、なぜそもそも病気になるのか?を深掘りする必要があるのではないかと思うのです。毎年病気が出まくる状態って、やっぱり何かおかしいでしょ。
何かに遮られて風通しがよくなかったり、近くに虫がたくさん集まるようなものを植えていたり、毎年同じ場所に同じ野菜を植えていたり、土に力がなかったり…
何かしらの原因があるはずです。そこを深掘りしない限りは、毎年薬漬けです。
でも、このお客様にはそれを伝えられなかった。
YouTubeを観て勉強してきたのだ、とあれこれたくさんの薬剤名が書かれたメモを片手に来てくださったお客様の努力を、全否定してしまうような気がしたから。
落ち込ませたくない気持ちが勝ってしまった。
最近はお客様からこういった野菜に関する質問が多くて、私ももっと勉強しなきゃ!と思わされます。
最近は写真を撮ってきてくださるお客様が増えたので、状況がわかり易くて大変助かります。

春に植えたソラマメは全く育ちませんでした。アブラムシ駆除もしていたのだけれど、とにかく伸びない、新芽が出ない。なぜだったんだろう…株元には小さなアリがうじゃうじゃ…
引き抜いて緑肥にしました。また来年リベンジだな!

株がとろけそうになって、廃棄処分のズッキーニが我が家で復活。幅1mくらいになってもいいように、スペースは広くとってあります。
放任で育つ野菜のひとつ。

そしてリベンジ栽培の牛の心臓トマトはというと、ワイルドに脇芽まで元気いっぱいです(気づかないうちに伸びちゃっただけ)。
こういう自由な育て方、気が楽でいい。昨年よりずっと肩の力を抜いて楽しめている。

実もつきました。オオタバコガに注意して、なんとか収穫まで持っていきたいものです。