山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

球根たちの目覚め

 

春に花を咲かせる球根はヒヤシンス、ムスカリスイセンと数々ありますが、私の中での王様の位置付けは、やっぱりチューリップ。

その昔、ヨーロッパの貴族たちがこぞって手に入れたがったということからも、魅力的な花なのだと解ります。

そんなチューリップたちが、山田ガーデンのあちらこちらで動き始めました。

 


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何をどこへ植えたのか、名札を立てておかなかったので、すっかり忘れてしまいました。どこかヌケていて困ったものです。

 


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これはムスカリ。おそらく。

 


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クロッカス ジャンヌダルクも芽を出しました!余談ですが、山田の息子はJanne Da Arcという日本のバンドが大好き。声変わりしてからというもの、CDに合わせて全く歌えなくなってしまったことを嘆いています。

 

 

ようやくやって来た休日に、愛犬きなこ用のお肉の缶詰をホームセンターに買いに行き、そこで見つけてしまったのは芽出し球根。その名の通り、芽が出た状態の球根がビニルポットに植えつけて売られているものです。

売り場でポットを手に取ってびっくり!冷たくて、カチンコチン…寒さで土が完全に凍っているのです。売り場が日陰なのだから、夜は不織布くらい掛けてあげればいいのに、なぜそのひと手間が出来ないのか…

でも欲しい種類がたくさんあったし、安かったので買ってきました。

 


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1番外側の花弁に縞模様の入るクロッカス ドロシーや、

 


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1番外側の花弁が紫のクロッカス プリンスクラウス

この "外側だけ" というところが洒落ているではないですか。

 


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ミニアイリスも植えてみたいと思っていたので、迷わず買い求めました。芽出し球根を買うのは初めて。これなら秋に買い忘れても充分開花に間に合いますね。

普段はじっと土の中にいる球根って、こんな風に力強く芽を伸ばしているんだな。なんだか元気をもらえた気がします。

 


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山田ガーデンには例のスノードロップがふっくらと花弁を膨らませて。

 


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別の球根からも芽が伸びてきています。

どんなに寒くても、あるものは土の中で、あるものはロゼット状に葉を広げ、そしてあるものはごくわずかでも芽を伸ばしながら、冬を生きています。実はガーデニングには365日休みはないのだ、と改めて思った1日でした。