山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

秋はダリアを植えたくなる


ここ数日は気温がぐっと下がって屋外仕事が楽になってきました。どこからか金木犀の香りが風に運ばれてきます。百舌鳥の高鳴きも聞こえてきます。あんなに暑かったのにね、もうすっかり秋です。
台風12号が直撃する予報でしたが、太平洋側に逸れてくれたので一安心。花苗を少し買い足したので、風が強いながら植え込みしました。


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ごちゃついてます。ガウラの種が飛んできて、高低差を台無しにしています。


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毎年咲いてくれる値下げ品だったガーデンダリアの隣に、更に2種類追加しました。ツンツン草のウンシニア ルブラは掘り出して少し位置をずらしました。陽当たりよく乾燥気味なこの場所のウンシニアは、どうも大きくなれません。半日陰の方は下からどんどん新しい芽を出しています。ガウラ、どうしましょうか。抜いてしまうか、植え替えするか…


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一重咲きの小さな花をつけるダリアを総称してガーデンダリアと巷では呼んでいるみたい。ニュアンスカラーのダリアは秋にぴったりです。
朝から晩まで陽が当たり、乾燥気味なこの場所だけがダリアの生存率が極めて高いのです。


以前にも何度もダリアを植えてはダメにしてきました。特に鉢植えは冬越しに失敗してしまうのです。うまく水を切ることができていないのでしょうね、球根を腐らせてしまいます。怖くて大型のダリアには手を出せません。


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伸び伸びと花を咲かせるトレニア。指でつまめないほどに小さい種は、またこの場所にこぼしておきましょう。


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連休は仕事に明け暮れて。忙しい中でも楽しみであったオンラインでのベルサイユ宮殿ツアーを視聴できて、いい気分転換になりました。大好きな遠い国に想いを馳せる。生中継で観る、ということに大きな意味があったのです。辻仁成さんとガイドのカトリーヌさんとのやりとりもカジュアルで微笑ましいものでした。当日オンラインで8500人もの方が視聴されていたんですって!
かなり昔、霊能力者の宜保愛子さんがこのベルサイユ宮殿に足を踏み入れた番組がありました。かの有名なフランス革命の始まり。民衆が押し寄せたその時、お気に入りの靴に気を取られながらわけもわからず大急ぎで城から逃げ出したのだ、と、マリー・アントワネットの状況を霊視していましたっけ。何もわからず幼い頃にフランスに嫁いできて、まわりの人に言われるがままそれに従い、いつの間にか騙され、いいように利用され…処刑されたコンコルド広場で、真実は違う、なんて可哀想な人だったのだろうと泣き崩れた宜保さん。なんだかそんなことを思い出してしまいました。美しいけれど、観光客のいない宮殿は物悲しくも感じました。