長いことガーデニングをやっていますが、使用する道具に関しては特にこだわりは持っていません。プラスチック製品は劣化するのであまり好きではないけれど、ジョウロはバカでかいプラスチック製を使っているし。スコップはプラスチックの持ち手が折れたので、オールステンレス製に変えたけれど。長く使いたいという気持ちはあっても、値段の高い外国製のガーデニンググッズなんてひとつも持っていない。その時に必要だと思うもの以外は、その場にあるもので代用してきました。
密かにずっと欲しいと思っていたのが、土を混ぜるための容れ物。例えば、花が終わった植木鉢の土をひっくり返したい時は、大きめの丸浅プランターに土を取り出して混ぜ混ぜしていたのですが、これがどうもやりにくいと思っていました。
コンクリートを練るトロ舟と呼ばれる四角いたらいみたいなものを使っているガーデナーさんもいるようです。でも結構な重さがあって、小さいサイズでもちょっと大きい。あったら便利なのだけれど、置き場所に困るのは目に見えていたので買うのを迷っていました。
するとあったんですよ、私の求めていたものが!
画像元:wikipedia
昔から使われている農業用具、手箕(てみ)です!こんな名前だったなんて知らなかった。世の中知らないことだらけだなぁ。
以前勤めていた園芸店では、寄植えレッスンの際に、このてみを1人ひとつテーブルの上に置いて、この上でポット苗の根をほぐしたり、ゴミを入れたりと大活躍していたことを思い出しました。そうだ、これだったんだね。
じゃあ早速使ってみましょうね。
植木鉢をひっくり返して、使用済用土を取り出します。周りに土がこぼれないから、なんの躊躇もなく作業できます!
さらにもうひとつの植木鉢をひっくり返して、土を混ぜ混ぜ。ゴミや古い根を楽に取り除けます。肥料を混ぜるのも簡単。今までこれをプランターでやっていたなんて…いったい何だったんだろう!
ポット苗の根をほぐすのもこの上で。もう何でもできちゃう。私が選んだのは50cm弱のサイズで税込305円。安い!買って良かった!
あっという間にアメリカンブルーの植え替え終了。作業が格段にアップするてみ、オススメですよ。