山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

白イチゴの定植

 


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今頃エキナセアの2番花が咲いています。蕾もまだいくつかある。晩春~秋まで咲くとは言われていますが、山田ガーデンではこんなに遅い時期に咲いたことがありません。

 

また天気が崩れていますね。今日は雨量も多くなりそうです。大丈夫だとは思わずに、お住まいの地域のハザードマップと避難場所の確認をお勧めします。

私の住む北関東でも大雨の予報が出ているので、雨が降らないうちにやってしまわなければ、と、昨日も庭作業の続きをしました。白イチゴ苗の定植です。

 

ランナーから切り取った赤ちゃん苗を、何度も失敗しながらビニルポットで育ててきました。暑い時期に挿していたから、根が出る前にダメになるばかりで。やっと涼しくなって安定しました。水耕栽培で根を強制的に出す技も使いましたしね。抜いてみると根が良く伸びていましたよ。まだまだ小さいけれど、時期的に植え付けないと収穫が遅れてしまいます。土に挿し始めた時期がすでに2カ月遅れていたので仕方ないのですが。

 


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油かすを多目に混ぜた土に植え付けてゆきます。ビニルポットから抜いたら、根の土をよく落としましょう。根張りがよくなります。

ランナー (伸びるつる) の反対側から花芽が出るので、植え付ける向きを考えなければいけないのですが、どうせランナーは抜き取るしね、大丈夫です気にしなくても。

それより重要なのは、"芽なし" の苗を植え付けないようにすること。芽、つまり成長点があるかどうかを確認する必要があります。

 


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矢印が芽ですね。ここからどんどん新しい葉や花芽が出てきます。

 


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ところがこの苗は大きくて立派なのに、中心に芽がないのが判りますか?これをイチゴ農園では "芽なし" と呼んでいます。これを育てても、残念なことに花が咲かないので実もなりません。ホームセンターで売られている苗には芽なしの苗はほぼないと思いますが、昨年育てていた株から出たランナーを使って新しい苗を作る場合は注意が必要です。

 


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植木鉢にも植え付けました。もう少し株が大きくなるまでは、葉かきをして葉の数を2~3枚でキープしてゆきます。肥料を切らさずに育てましょう。

 


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昨年初めて白イチゴと対面して、その見た目にびっくりしました。だってイチゴが白いんですもの!でも食べた感想は…あんまり美味しくなかったんだよね(笑)。甘いけれど酸味がなくて、なんだかポヤッとした味だなぁ、という感じ。やっぱりとちおとめが1番美味しいなぁ。県民愛、強すぎ(笑)。