山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

チューリップ球根の植えつけのポイント〜植木鉢編

先日植え付けたチューリップの球根。来春は久しぶりに植木鉢で咲かせようと思い立ちました。

毎年買ったばかりのぷりぷりな球根を庭へ植え付けても、葉ばかりが茂って蕾を付けないことが多いのですが、鉢ならば上手く咲いてくれるはず。なぜかそんな根拠のない自信があったからです。

初めてこれから植え付けたい、植え付けたけれどちゃんと芽が出るか不安...という方のために、山田ガーデン流のちょっとしたポイントを伝授しますね。 

 

 

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植え付け前のひと手間。茶色の皮を剥きます。こうすると複数の球根の根や芽の伸びが揃ってきれいに咲く、と "園芸ガイド" で読んでから、忠実に行っている作業です。

皮を剥くと球根の痛みも確認できますね。ひどく傷ついていたり、変色していたり、カビが生えている球根は植え付けないようにしましょう。植え付けても腐ってしまうことがほとんどです。

 

 

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分球した小さな赤ちゃんがくっついている場合には、取り除いておきます。養分を分散させないようにね。

 

 

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球根に付いていた写真の台紙に、植え付ける深さが載っていました。え?地植えと鉢植えではこんなに深さを変えるの?鉢植えってこんなに浅く植えていいんだ…知りませんでした。

 

 

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今回購入した球根のパックにはアンジェリケという品種の球根が多めに入っていたので、それを半分ずつ、皮を剥いたものとそのままのものに分け、どう成長が異なるか実験してみます。

植え付ける深さですが、上記の図のように浅すぎても不安なので、表土から球根2個分の深さに植え付けました。

今後は土が乾いたら時々水を遣ります。チューリップは冬の低い気温にさらすことで花が咲くので、戸外で管理しましょう。   

そういえばこの植木鉢、プラスチック製なのですが、愛犬きなこと散歩していた時にゴミ収集所から拾ってきたものです(笑)。ご近所さんが処分したのでしょうね。

 

咲くまでの楽しみが大きいチューリップ。さて、来年の春にどんな花を咲かせてくれるでしょうか。