山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

同じ趣味で会話が弾む喜び〜ギボウシ(ホスタ)ハンズアップ



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ギボウシ(ホスタ)に花芽が上がる時期になりました。ブルーマウスイヤーは小さな品種のホスタ。花茎も短くてかわいい。何もかもがミニチュアサイズです。


ひとつ気になるのが水戸の華という品種。葉の様子が昨年とかなり違うのです。

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左は昨年同時期、右は本日。色の進み具合が今年は遅い。いつまでもしましまを眺めていられるのは嬉しいのだけれど、白すぎる葉に不安を感じる今日この頃です。


週末にいらっしゃったお客様。小さな寒河江のポット苗を手に「寒河江にも小さい種類があるの?ウチのは大きいんだけど」と。
「これはきっと種から育てているから、まだ小さいだけですよ〜。何年も掛けて大きくなるはずです。」
「あぁ、ビックリした!大きくならない寒河江があるのかと思ったんよ。」
株分けをしながら、20株ほど育てているというお客様。お庭を作り変えて、穴開きチューブを這わせて水遣りを簡単にしたのだそう。関東の方ではない方言がある。手にはもうひとつ、ハンズアップのポット苗。
ギボウシがお好きなんですか?私も好きなんです。コレ、私も買おうと思ってます。」
「これってどのくらい大きくなるんかしらね?」
「高さは倍にはなるでしょうね。」
「ね、名札ってどうしてる?マジックで書いておいても消えちゃうから分かんなくなっちゃう」
私はブログに写真と名前を書いているから、自然に覚えて忘れることはないけれども…それは言わないでおきました。


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これがそのハンズアップ。とりあえず小さな鉢に植え替え、名札も付けておきます。ピン!と上に伸びる茎が、腕を上げているように見えます。異端児って感じです。同じように上に向かって茎を伸ばすプレイングハンズという品種もあり、ハンズアップは、そのプレイングハンズにしっかりとした斑が入る品種のことです。


「嬉しいわぁ、ギボウシに詳しい店員さんがいて。山田さんというのね?また分からないこと、聞きに来るわね。」
私も嬉しい。同じ趣味を同じ目線で話せることが…なんだかお母さんと楽しく話をしているような不思議な気分になりました。きっと母との会話って楽しいものなのでしょうね。お互いのハンズアップが大きく育ちますように。どうぞまたお待ちしています。