山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

バラシロカイガラムシの駆除、バラ漬けの1年になるかも?



毎年恒例、冬のバラのお手入れを始めています。マダム アルディは鉢底から太い根が伸び出たので、ロングポットに植え替えました。鶏ふんたっぷりです。
剪定はつるバラ4本を残すのみ。誘引もあるから大変です。カイガラムシが広がってしまったので、エアゾールを準備しました。



バラシロカイガラムシ。油で窒息させるか、擦り落とす駆除法があります。樹液を吸い、最悪は枯らしてしまう害虫です。強い虫ではないけれど、増えてしまうと厄介。
たくさん付いているところにはエアゾールを噴霧して、手作業でなんとかなりそうなところは歯ブラシで擦ることに。



エアゾールはさらっとしていて、枝をスルスルと流れ落ちる。匂いがあるからマスクをしたほうがいいかも。
イマイチ解らないのは、エアゾールを掛けたカイガラムシはすぐに殺虫できているのかどうかということ。缶には何も書いていない。
そして、数日待てば死んだカイガラムシは勝手にはがれ落ちるのかどうかも解らない。気持ちが悪いので、数分待ってから歯ブラシで擦り落とした。歯ブラシで擦るとカイガラムシが空中に舞う。マスクなしの私は相当な量のカイガラムシを吸い込んだだろうな(笑)。


除去した跡。表皮の色が違う。暖かくなれば表皮も緑色に戻り、分からなくなるでしょう。

剪定をしながらの駆除作業だったので、午前中いっぱい掛かっても終わらなかった。早起きして早朝から続きをやるか。なるべく取り残しがないように完全に駆除するには長期戦になるね。


実はお店によく来てくださるお客様から、「育てているバラをもらって欲しい」と再びお話を戴きました。以前も、増やし過ぎてお世話が追い付かないということでお話を戴いたことがあります。
お客様と親しくなるのは避けてきました。以前クンシランを引き取って欲しいと言われたお客様はお断りしておいて、バラは貰うの?そんな矛盾もあって、大喜びはできない…


そのお客様は、会話中もバラの品種名が次から次へとポンポン出てきて、バラ愛が伝わってきます。この品種は今こんな状態で大きくなるよ、これとこれは新苗で昨年迎えたばかりだからポテンシャルは未知数かな…スマホにはバラの写真がいっぱい!元気に咲かせられないのは可哀想だから処分する、と決心するには相当な迷いがあっただろうな…
その気持ちの揺らぎが想像できたので今回、超個人的なお付き合いで、ということで引き受けることにしました。



長い年月を掛けて、出来上がりつつあると思っていた庭に突然のお話を戴いて、ワクワクしています。今年はバラ中心の1年になるんだな。
昨年末、考えさせられる出来事が重なり、まる6年書き続けてきたこのブログに一区切りつけようかと考えていました。でもまだ書きたいことが起こりそうな予感。
この先の出来事も今までの続きとして書き続けようと決めました。
ご縁があって繋がってくださった皆さん、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。