山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

超長い脚立をいただいた話


つるバラ ブラッシュ ノアゼットの剪定に続き、最近取り掛かっているのは、大型のクライミングローズである新雪。脚立に乗ってノコギリやらラチェット付剪定バサミやらを駆使し、休みの日に少しずつ剪定してきましたが、ついに限界を迎えました。
もう脚立では無理。180cmの天板に立っても手が届かない。180cm+私の身長150cm=330cmを有に超えた所に、つるが伸びているんです。


何年か前に主人に手伝ってもらったことがありましたが、ものすごく文句を言われて。「こんなの伐採してしまえばいい」とか「人の手を借りなきゃいけないようなものを植えるな」とか…バラ以外の庭木は喜んで切ってくれるんですけれど、とにかく棘が殺人的なのでバラは嫌なんだそう。その時に心に誓ったんです。たった年に一度だもの、これからは私ひとりでやり遂げよう、って。



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下半分はきれいに剪定できましたが、330cmより上には枯れたローズヒップがついたままです。さて続きをどうしよう。
山田ガーデン、ご近所さんのお宅に向かいました。どうやらお留守。別の日にまた伺いました。挨拶程度しか交わしたことはないけれど、噂では庭師さんらしい…
事情を話すと、ふたつ返事で貸していただけました。超長い脚立!


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「実は同じ脚立をふたつ持っているから、これは返さなくていいからさ。間違って買っちゃったんだよ。家に置いておけば、柚の木にも使えるから。後は自己責任でね、気をつけてやってよ。」
なんと!戴いてしまいました!
話を聞いたら、植木屋さんだったおじさん。知り合いに声を掛けられたら仕事するけど、もう年だからなぁ、と言っていました。
娘には「借りるとか恥ずかしいから止めなよ。あたしなら、貸してくださいとか言われたらなんか嫌だな」と言われてしまいましたが、昔は醤油とか貸し借りしていたわけで。それで仲良くなれることもあるし、なんとも思わないのですが。
結果、新雪の剪定は猛スピードで完了したのでした。


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気づけばもう3月。トサミズキ(土佐水木)の蕾も急激にほころび始めています。


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その根元のクロッカス ジャンヌダルクにも蕾が。


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鉢植えのチューリップにも勢いがあります。


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2月末には軒下のスノーフレークが咲き出しました。霜が降りない南向きの一等地です。


愛用している私のミラーレスデジタル一眼カメラ、オリンパス OM-Dのパンケーキレンズのセンサーが再び壊れた話は先日書いたとおりです。突然の痛い出費。しかしこのブログの写真を撮るためには、カメラはなくてはならないもの。迷っている間にも植物たちはどんどん成長してしまいます。買い替えを決意しました。レンズを貸してくれる人はいないからね。


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どうせならずっと欲しかった単焦点レンズを、ということでSIGMAの30mm。もちろん中古です。今回のブログ写真はこのレンズを使用しました。