山田ガーデン

花や葉から、種まきから球根から。心地よい庭を作り上げる喜び。庭作りから学ぼう。

急に秋が来た、夏枯れクリスマスローズ



9月の声と同時に、北関東には秋がやって来ました。連日30℃超えの気温が一気に20℃ちょっとになり、半袖では過ごせない肌寒さです。

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庭では疲れたアナベルを励ますかのように、ルドベキア タカオが賑やかに咲いていて、秋明菊の蕾が膨らんできました。


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ミヨシのクリスマスローズ1株がダメになっていました。庭作りを始めてすぐに準備した花のひとつで、もう8年目になろうかというところでした。


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2020年もたくさんの花を咲かせていたから、こんなに急な別れが来るなんて思いもしなかった。
枯れたウメモドキの枝を切り落としたことで、今まで日陰だったこの場所に強い陽が当たるようになったし、若干深植えしていたことも影響していたのかも。
命はいつか終わりが来る。それはもう残念だけれど仕方のないこと。
子孫はしっかり頑張っているから寂しくはない。でも、全く同じ花が咲くかはわからない、それがクリスマスローズの面白いところでもあります。


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駐車スペースの花壇では、今頃ジギタリスが何度目かの花を咲かせています。古木のローズマリーを抜いた所に、新たにジギタリスを植えていたのでした。


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1番花が咲いたのは6月19日。咲くまでは何色かわからなかったのですが、心が洗われるような真っ白なジギタリスです。ブロッチはよく見ないとわからないくらい薄い。


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アイビーがかなり伸びて、花壇を覆い尽くそうとしています。


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美容師になったつもりでスッキリと剪定しました。素敵に見えるようにつるを残しながらも、短く。美容師さんがセンスが良いのは、バランスや空間認識能力が高いからなのでしょう。きっと庭木の剪定も上手いはず。アイビーは強健で切ってもすぐ伸びるから、剪定センスを磨く練習にはもってこい。

涼しくなって、ようやくまた気持ちが庭に向くようになってきました。低モチベーションが真夏にさらに下がり、このまま手入れをやめてしまおうかと思った日もありました。でもね、水遣りを忘れて出勤してしまった時に、こっそり主人が水を撒いてくれていたことを知りました。誰も見向きもしない庭だと思っていたけれど、気にかけてくれた家族がいたことが嬉しかったんです。息子には「二度と僕に頼まないで!」と怒られましたが(笑)。
だからまた、楽しいガーデニングの世界に戻って来ることができました。ありがとう。